【映画『かくかくしかじか』で好演】鈴木仁が明かす、大泉洋とのド迫力つかみ合い裏話&マル秘撮影秘話【東村アキコの不朽の名作が実写化】
執筆者: ライター/黒川すい
『東京タラレバ娘』や『美食探偵 明智五郎』をはじめ、数々の大ヒット作を世に送り続ける伝説の漫画家・東村アキコ。『かくかくしかじか』は、そんな彼女自身の“実話”を綴った不朽の名作です。「マンガ大賞2015」にも選出されたこの傑作作品が、遂に映画化!2025年5月16日(金)より全国で公開されます。
原作者自らが脚本をはじめ、シナハン&ロケハン、エピソードの取捨選択、宮崎弁の方言指導、さらには作品のキモとなる美術監修、漫画所作指導まで……すべてを躊躇(ちゅうちょ)なく請け負ったという話題作を彩るのは豪華な面々。人気漫画家を目指す林明子を永野芽郁さんが、スパルタ絵画教師・日高健三を大泉洋さんが演じています。さてこの記事でクローズアップしたのは、明子の後輩であり、絵の面白さに開眼したヤンキーくん“今ちゃん”を演じた鈴木仁さんです。大泉さんとの撮影エピソードやプライベートなど、たっぷりお話を伺いました!
目次
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人気漫画家とその恩師の9年間を描いた涙あふれる切ない実話
──まずは本作の出演が決まったときの心境を教えてください。
鈴木仁(以下、鈴木) 『かくかくしかじか』は、知り合いに勧められて、もともと自分でも買って読んでいました。自分の中ですごく大好きで、伝説的な位置づけの作品だったので、出演が決まったときは嬉しかったです。だけど、「自分ってどの役?何かあったかな?」って最初思っていて(笑)。そしたら“今ちゃん”という、誰にでも愛されるようなキャラクターを演じさせてもらえることが分かり、ワクワクしました。もちろん自分も好きだからこそ、原作のファンのみなさんにも納得してもらえるようにと考えていて、緊張感も持ちつつ作品に挑めたなと思います。
──元から原作がお好きだったんですね!改めて作品の印象や、好きなポイントについて詳しく伺えますでしょうか?
鈴木 絵の可愛らしさと、コミカルな部分、そして読者に訴えかける部分……というように、バランスがすごく絶妙だなと思いました。漫画好きはもちろん、あまり漫画が得意でない人が読んでも受け入れやすいんじゃないかなと感じます。世界に入り込みつつ、静かには読んでいられないような、要所要所で共感が声に出てしまうところが、好きなポイントです。
──また、改めて“今ちゃん”というキャラクターを鈴木さんご自身の言葉で説明していただきたいです。
鈴木 見た目からヤンキーっていう印象が強いですけど、絵に出会ったことでガラッと人間性が変わって成長していくような役柄です。登場人物の中で一番分かりやすいステップアップをしているんじゃないかなと思います。衣装合わせからすごく楽しくて、東村先生からも「今ちゃんだ!」と言っていただけたのがすごく嬉しかったです。
──今ちゃんを演じる上で意識したことや苦労したことはありましたか?
鈴木 絵と関わることで垣間見えるようになった愛らしさを意識しました。環境が違えば、もっと最初からこういう(絵と出会ってからの)姿だったのかなと思いながら、魅せていこうと考えていました。絵があまり得意ではないので、ライブペインティングのシーンに関しては、実際に描く前に終わって良かったという安心感が少しあります(笑)。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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