Netflix『オフライン ラブ』参加者10人プロフィール紹介【“スマホなし”で恋は生まれるのか?デジタルネイティブ世代究極の恋愛】
執筆者: ライター/石野志帆
見どころ② 映画のような街並みに没入 “レベチ”なロケーションの魅力
『オフライン ラブ』のもう一つの主役ともいえるのが、舞台となるフランス・ニースの街並みだ。地中海の青と歴史ある建築が織りなすこの街は、まるで映画のワンシーンのような美しさを誇る。年間500万人もの観光客が訪れる場所で参加者たちは、スマホもカメラも持たないまま景色を「目に焼き付ける」しかない。この不自由さが、かえって彼らの感性を研ぎ澄まし、旅の一瞬一瞬をより濃密なものにしていく。
歴史を感じるニース旧市街やマセナ広場、海沿いのプロムナード・デ・ザングレなど、誰もが一度は訪れたくなるスポットが次々と登場。さらに、物語の中心地となる『メゾンマルゴー』は、劇中では手紙を投函するレターラウンジとして使われるが、実際にニースで営業するレストランでもある。視聴者が「ここに行ってみたい」と思わせる仕掛けも満載だ。
映像美をさらに際立たせるのが、クラシカルな映画音楽風のBGM。弦楽器を基調としたメロディが、まるで1950〜60年代のヨーロッパ映画を見ているかのような没入感を与えてくれる。圧倒的なロケーションと、繊細に紡がれる音楽。これらが相まって、ただの恋愛リアリティを超えた“美しい物語”へと昇華している。
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この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
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