「2025年のスニーカートレンド予測」スニーカー賢者3名が徹底討論!流行るモノ&キーワードと24年のスニーカー総括も
執筆者: ライター/TOMMY
“ロープロファイル”は継続さらに“ボリューム”に注目
TOMMY ここからは我々もスニーカー大賞のノリで具体的なモデルを挙げていきましょう。まずは「24年一番売れていたと思うモデル」について。僕は先ほどに話にも出た〈アディダス〉の「サンバ」かなと。
福田 それでいったら僕も〈プーマ〉の「スピードキャット」です。海外のシーンにも精通しているITOさん的にはどうですか?
ITO あっち(※海外)では〈ナイキ〉の「エア・マックス95」をBY YOUでカスタムしてトレードし合うのが流行っているみたいスよ。ただ僕の周りは〈ヴァンズ〉の「ローファー」が多かったような。
TOMMY ローファー&モックタイプは各ブランドから続々登場し、なかでも〈ニューバランス〉の「1906L」は、インラインでも少数リリースで大きな話題に。
ITO ローファーにしろモックにしろ、履いていて楽でヌケ感がある感じが求められているみたいです。そんな僕が「24年一番印象深かったモデル」を挙げるとしたら、〈ナイキ〉の「W エア・マックス サンダー」に一票。「絶対に復刻されない」と言われていたので、非常に感慨深いです。
TOMMY 僕は〈ミズノ〉の「ウエーブ プロフェシー モック」。クラシカルなアッパーに現代的ツーリングの組み合わせは定番ですが、機能性を視覚化したソールのハイテク感が他の比じゃないというか、とにかくインパクト抜群!福田くんは?
福田 ひとつはテラス系の延長線上にある“フットボールインスパイア系”。〈ナイキ〉の「エアマックス プラス ティエンポ」や折り返したシュータンを装着した「コルテッツ レザーSE」とかがまさに。色では赤系が強かった印象です。ファッション的にもハイストリートの流れで続いていたロゴ人気も落ち着き、無地で落ち着いた色やデザインの服が増えた反面、足元で挿し色を取り入れるみたいな感じで。あとは〈アシックス〉の「ゲル・カヤノ14」も。
ITO そっちはY2K人気からメッシュ素材とシルバーの組み合わせが脚光を浴びて、カラバリもめっちゃ出ましたよね。
TOMMY 〈アシックス〉人気は継続していきそう。続いては「個人的スニーカー大賞」です。ITOくんと僕はたぶん一緒なので同時に発表しましょう(笑)。せーの!
ITO・TOMMY 〈ナイキSB×シュプリーム〉の「エア・ダーウィン ロー」!
ITO 何がいいかって、素材がオリジナル同様のキャンバスであること。あとはSBらしいファットなフォルムも!
TOMMY サンダーマックスと同じく絶対に復刻しないと思っていた分、嬉しさもひとしおだよね。福田くんは?
福田 自分自身が携わった〈アディダス オリジナルス〉の「ロースーツ」はめっちゃ印象深かったです。これまで〈ヴァンズ〉や〈コンバース〉しか履いていなかった人たちにもちゃんと届いたという意味でもなおさら。
TOMMY ふたりは2025年にクルと思われるキーワードってあります?
ITO 僕的に“ボリューム”っスね。コレクション界隈もそっちに移行しているし。
福田 いわゆるテック系は落ち着いて、25年は前年以上に“ロープロファイルなシルエット”の需要が高まる気はしています。あと“ベルクロ”も個人的にキそう。
TOMMY 予想が当たるか乞うご期待!
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Illustration_HISAYUKI HIRANUMA
Text_TOMMY
※この記事は2025年smart2月・3月合併号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
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この記事を書いた人
メンズファッション誌やモノ系のWEBメディアを中心に、ファッション、モノ、アイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。
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