「2025年のスニーカートレンド予測」スニーカー賢者3名が徹底討論!流行るモノ&キーワードと24年のスニーカー総括も
執筆者: ライター/TOMMY
噂の復刻モデルも喜ぶのはオジ世代だけって本当!?
TOMMY まずは、2024年のスニーカーシーンを振り返ってみましょう。
福田 23年から続く「サンバ」の流れは相変わらずで、ブロークコアの人気も追い風になって、OGモデルは再販を繰り返しつつ新色やコラボも頻出し、「みんな一足は持ってるでしょ?」ってくらい売れました。
TOMMY たしかに。で、その流れからテラス系スニーカーが流行って、各メーカーからもロープロファイルなフォルムのモデルが登場してきて。
福田 で、ちょっと違うモデルを求める声に応えるように登場し、一気に24年の顔になったのが〈プーマ〉の「スピードキャット」。正直、これ一足でプーマが復活したと感じるくらい反応はよかったです。
ITO その一方で90年代、00年代に一部で熱狂的人気を誇っていたようなモデルも復刻されたりして。正直、僕やTOMMYくんのような40代以上のオジさんは喜んだけど、若い世代的にはどうだったの?
福田 当時を知らない世代にも反応はよかったですよ。ウチが関わって復刻された〈アディダス オリジナルス〉の「ラッドランダー」や「ロースーツ」は、キックスマニアと呼ばれる人々からも好評でしたし。
TOMMY 〈ナイキスポーツウェア〉の「W エア・マックス サンダー」なんかは、New Jeansが着用したり、「ブルールーム」で先行販売されたりで、久しぶりに“あの頃”のようなワクワクするプロモーションを展開して話題になりましたね。
ITO そうなると、玄人好みのテラス系は「ビリーズ」、キャッチーな復刻系は「アトモス」、スペシャルな仕掛けは「ミタスニーカーズ」といった感じに、それぞれの色が明確に分かれた感じでシーンが動いていたって感じっスね。
福田 ですかね。トピックとしてはその辺が目立ちましたが、若い世代の傾向としてはテラス系に飽きて、次の一足を探しているような子も多いみたいです。
TOMMY いわゆるハイプスニーカーといわれる、リセールマーケットで高額売買されるモデルは、履いている人も投資対象として買う人も減ってきて、相場も下がっている模様。
ITO 一部の人気モデルはいまだに即完売するみたいですけどね。
この記事を書いた人
メンズファッション誌やモノ系のWEBメディアを中心に、ファッション、モノ、アイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。
Instagram:@tommythetiger13
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ