【ONE N’ ONLY・上村謙信インタビュー】“1+1=2ではない”アーティスト・俳優を通して見えてきたことは?【ドラマ『私の知らない私』に出演中】
執筆者: ライター/黒川すい
2025年1月9日(木)より読売テレビ・日本テレビ系木曜ドラマ枠で放送がスタートしているドラマ『私の知らない私』。本作は、主人公の羽田芽衣(はねだ・めい)が、1年間の記憶をすっぽりと失ってしまうところからスタートする。記憶を失くす前の“冴えない日常”から一転、婚約者や転職など憧れていたものを手にする彼女だが、実はその幸せは長く続かない。第1話終盤では、 “人殺し”という殺人疑惑までかけられることになってしまった……。
さて、“人殺し”の無実を証明するために、芽衣の記憶を紐解いていくこのヒューマン・ラブサスペンスですが、なんと第1話・第2話のTVer再生数が100万回を突破したそう。考察など、毎週SNSで大きな盛り上がりを見せています。今回は、そんな注目作に出演されているONE N’ ONLY・上村謙信さんをクローズアップ。俳優活動と音楽活動の両立についてなど、様々なお話を伺ってみました。
目次
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予測できない展開の連続!完全オリジナル脚本で紡がれるヒューマン・ラブサスペンス
──上村さんは、主人公・芽衣が勤めているフォトウェディング会社「ハートモーメント」でプランナー見習いという役どころを演じられています。今回の作品はオリジナル脚本ですが、読んだ時の印象を改めて教えていただきたいです。
上村謙信(以下、上村) 記憶を失った芽衣を中心に物語が描かれている中で、時間軸や人間関係が複雑に絡み合っている印象を受けましたね。そのため、一つ一つのシーンに対し、それぞれの登場人物が今どういう心情なんだろう?と考えながら、丁寧に読み進めていきました。どんどん変わっていく関係性が面白くて、早く次の展開が読みたくなるような物語だなと感じました!
──役に対する印象はいかがですか?
上村 僕が演じている秋山翔(あきやま・しょう)は、明るいキャラクターで、セリフとかも良い意味で軽い感じが可愛いなって思います。秋山が登場しているシーンについては、彼がどのようにその場に存在しているのかな?ということを考えながら、取り組みました。
──具体的な役作りはどのように行いましたか?
上村 まずはフォトウェディング会社について知らなければいけないと思い、いただいた資料を読み込みました。普段どういう風に勤務しているのか、どういうプランを実際に提案しているのかなど、ホームページも色々と参考にさせていただきました。また、秋山の性格面(気さくで後輩な感じ)に関しては、自分の明るいときの雰囲気に近いなと思っていたので、素直にそのまま演じられたらと思っていました。
──ご自身と役柄の共通点も多いんですね。
上村 そうですね、似ているなって感じる部分がたくさんあります!
──なるほど、ちなみに演じられる上で難しいと感じたポイントはありましたか?
上村 シーンによって秋山がどのように存在しているのかを考えて、セリフにない部分での表現を意識していました。自発的にはっちゃけている感じに仕上げるために、台本にないところにアドリブを入れたり……。どうやったら存在感を出せるか、自分から考えるのはもちろん、監督からのアドバイスを臨機応変に取り入れるのが、大変なポイントだったなと感じます。
──取材時点では第3話まで放送されていますが、その中でもアドリブは入れているんでしょうか?
上村 例えば、芽衣が職場に復帰したときにクラッカーを鳴らすシーンは、表情を意識しました。秋山にとって“芽衣=もともと関わりのあった先輩”ですが、そういう身近な人物が記憶喪失になったという状況を、彼がどう捉えるかなということを考えました。彼はきっと“これはドラマで見る世界観だ!”って感じると思うんですよね。そういう驚きの感情などを、あのシーンの表情にのせています。
──今一度見直してみたくなりました!それでは今後も秋山の行動に注目すると、面白さが増しそうですね。
上村 はい、ぜひ秋山の行動や仕草、表情に注目してもらえたら嬉しいです!
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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