【神尾楓珠×桜田ひよりインタビュー】爆風スランプの名曲『大きな玉ねぎの下で』が映画化!お互いの手書き文字を見た印象は……?
執筆者: ライター/黒川すい
神尾楓珠と桜田ひよりによる『大きな玉ねぎの下で』の歌唱シーンも見どころの1つ!
──この楽曲を最初に聴いたとき、どんな感想を持ちましたか?
神尾 “ペンフレンド”など馴染みのないフレーズも出てきますが、その当時の情景がすごく浮かびやすいなと思いました。すんなりと心に入ってくる曲という印象です。
桜田 有名な曲なので、サビの部分は聴いたことがありました。だけど、出演が決まるまではトータルで聴いたことがなくて……。改めてきちんと聴いてみると、物語性があるなと感じました。その中で、少し切ない部分があったり。馴染みのないフレーズも確かに入っているんですけど、要所要所で現代の子たちにも刺さる歌詞ですよね。誰が聴いても、そして本作を観ても、共感できるんじゃないかなと感じます。
──特に刺さったり、気になったりした歌詞のフレーズはありましたか?
神尾 『若すぎるから 遠すぎるから 会えないから 会いたくなるのは 必然』の部分です。本当に心の底から思っていることが、ちゃんと言葉として表れているんだと感じられて……。強い文章だなと思いました。
桜田 私は『ペンフレンドの二人の恋は 言葉だけが たのみの綱だね』のところですかね。“言葉だけが たのみの綱”って今の世代の子たちにも通ずるんじゃないかなと思いました。言葉にしないと伝わらないことってたくさんありますよね。改めて言葉の大切さを実感しました。
──作中でも歌唱シーンがありましたね。
二人 (笑)
──歌う上で難しかった点などあったのでしょうか?
神尾 曲自体というより、シーンそのものの難しさがあったなと思います。酔っぱらって歌っている場面なので、音程どうこうとかよりも、酔っている感じを出すことを考えていました。
──そのほか撮影中に何か印象に残っているエピソードなどはありますか?
桜田 私、1つ恥ずかしかった出来事がありました。
神尾 何?
桜田 お昼休みの前に「今日のお弁当は何だろう、お腹すいたね」って周りの人と話してて。いざみんなと並んで食べ始めたときに、「めっちゃ美味しい!」って言いながら、自分のお腹がめっちゃ鳴ったことがありました。自分の人生の中でも結構恥ずかしい出来事の部類に……。
神尾 あ、本当?そんなに恥ずかしかったの?
桜田 だって食べてるのにお腹鳴るんですよ。どんだけ食いしん坊なんだよって周りに思われてたら、どうしよう!ってなってて(笑)。だけど今の(神尾さんの)反応を見て、忘れてくれてて良かったなと思いました。
神尾 はい、忘れてました。
神尾 印象に残っていること、ではないんですけど、中川大輔という方がいまして……。
──中川さんは、喜一というムードメーカーみたいな役を演じられていましたよね。
神尾 はい、その中川さんが強烈でしたね。ちょっと発想が飛んでいるというか……。
桜田 斜め上を行く感じでね。
神尾 天然なのか、狙ってるのか分からない。
桜田 あれは絶対に天然です。
──中川さんご本人も、役のままのイメージなんですね。
神尾 はい、もうそのまんまです。あれは、監督も当初は想定していなかった喜一だと思います。
──アドリブ演技もあったんですか?
神尾 そんなにこの作品にアドリブはないんですけど、なんか(中川さんは)入れてきてましたね(笑)。監督に「ちょっと入れすぎ」って言われている部分もありましたが、とにかく印象に残っています。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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