小池徹平、39歳になっても「可愛いと思える自分でありたい」話題のドラマ『私の知らない私』に出演中
執筆者: ライター/黒川すい
家族のほっこりエピソードも語る!
──第1話の脚本を読んだのですが、芽衣が考えた式場のプランに、彼女の父親である潤の言葉がリフレインするシーンがありました。そのほか、潤と奏多の肉じゃがに関するセリフに重なる部分を感じたりして……。
小池 よく読んでいただいていますね。
──こういう場面を観ていると、記憶と言葉って強く結びついているんだなぁということを個人的に感じました。そこで、この作品にちなんで、小池さんにとって一番大切にしている記憶や言葉があれば、教えていただきたいです。
小池 子どもの頃に親と遊んだ記憶が、今ぱっと思い浮かびました。キャンプによく連れて行ってもらったことや、ドライブのときにした親との会話、そのとき流れていた音楽……日常の些細なことまで意外に憶えていたりします。
また、僕自身に幼稚園のころの思い出が残っていることを思うと、自分の子どもに対しても“この子たちが大人になったとき、今のこともきっと憶えているんだろうな”と感じることがよくあります。行く場所だったり、喋る言葉だったり、そういう一つ一つが、子どもたちの人間性の根本を作っていることを考えると、もっといろいろなことを大事にしたくなりますね。去年も子どもたちをキャンプに連れて行ったりしたんですけど、こういう思い出を憶えてくれていたら嬉しいです。
──ご自身の幼いころの思い出を、今お子さんたちに対しても行っているんですね。
小池 キャンプはじめ、自分が経験して楽しかったことは、子どもたちも楽しいんじゃないかな?と思って。それに加え、自分がやってもらわなかったことなども、いろいろと経験させてあげたいです。
──ご家族への素敵な思いが伝わってきました。最後に注目ポイントについて教えてください。まず、奏多としての見どころを伺えますか?ドラマ公式サイトにある相関図を見ていて、奏多の紹介文に【ある特別な思い】と書かれていたのが個人的に気になりました!
小池 中盤になってくると、芽衣の記憶の欠片が徐々に戻り始めて、いろいろな疑惑や疑問が出てきます。その都度、彼女の近くにいる奏多に問いかけたりするシーンがあるんですけど、怪しく見えてくることもあるかもしれません。また、それと同時に奏多の過去もだんだんと描かれていきます。実は彼の過去には、親の影響もあったりして。もちろん、今後親も登場するので、そのあたりに注目していただけたら嬉しいです。
──親も関わってくるんですね……!今後ますます展開が楽しみになりました。作品全体の見どころとしてはいかがでしょう?
小池 どの回も見逃すと結構大変なことになるかなと思います。毎回物語が大きく進むので、リアルタイムはもちろんですが、もう一度見逃し配信で観ていただきたいです。ネタバレなどももったいないくらい、自分の目で確かめてほしい内容になっています。自分たちで推理する楽しさもあるので、ぜひ一緒に考察に参加してもらえると嬉しいです!
(了)
Profile/小池徹平(こいけ・てっぺい)
1986年1月5日、大阪府生まれ。2002年俳優デビュー。近年の主な出演作は「科捜研の女」(テレビ朝日)「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」(テレビ朝日)また、舞台ではミュージカル『1789―バスティーユの恋人たち-』『キンキーブーツ』で第42回菊田一夫演劇賞を受賞。2024年には「リア王」(パルコステージ)に出演。
小池徹平公式Instagram:@teppei.koike_official
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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