小池徹平、39歳になっても「可愛いと思える自分でありたい」話題のドラマ『私の知らない私』に出演中
執筆者: ライター/黒川すい
2025年1月9日(木)より読売テレビ・日本テレビ系木曜ドラマ枠で放送がスタートしているドラマ『私の知らない私』。本作は、主人公の羽田芽衣(はねだ・めい)が、1年間の記憶をすっぽりと失ってしまうところからスタートする。記憶を失くす前の“冴えない日常”から一転、婚約者や転職など憧れていたものを手にする彼女だが、実はその幸せは長く続かない。第1話終盤では、 “人殺し”という殺人疑惑までかけられることになってしまった……。
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さて、“人殺し”の無実を証明すべく、芽衣の記憶を紐解いていくこのヒューマン・ラブサスペンスは、早くもSNSで大きな反響を呼んでいます。今回は、そんな注目作に出演されている小池徹平さんをクローズアップ。撮影現場でのエピソードをはじめ、様々なお話を伺いました。
予測できない展開の連続!1年間の記憶を紐解くヒューマン・ラブサスペンス
──小池さんは、芽衣を支える婚約者・西島奏多(にしじま・かなた)を演じられています。改めてこのドラマへの出演が決まったときの心境を教えてください。
小池徹平(以下、小池) 完全オリジナル作品であるということ、また、以前出演させていただいた『ギルティ』でお世話になったプロデューサーさんと再びご一緒できるということで、1からまた面白いものが作れるんじゃないかなとワクワクした気持ちでした。今度はサスペンスがやりたいとも思っていたので、楽しみにしていましたね。
──なるほど、今お話いただいたように、完全オリジナル脚本という部分が特に気になっていました。原作がない中で、どのように西島奏多像を作り上げていったのでしょうか?
小池 サスペンスものなので、どの登場人物も疑わしく感じられる部分がきっとあると思います。だからこそ「○○な人物だ」って言い切ることが難しいなと感じていて……。
ちなみにストーリーに関しては、クランクインまでに全話ある程度できあがっている状態だったんですけど、それってなかなか珍しいことなんです。こういうところから制作陣の気合いの入り方がとてもよく伝わってきたので、役者陣もその期待に応えなければ!と思っていました。
──脚本を読んだときに感じた奏多の第一印象はいかがでしたか?
小池 まず主人公の芽衣が1年間の記憶を失っているところから物語は始まります。奏多は、芽衣の担当医であり、婚約者というポジションです。記憶喪失で自分のことも覚えていない彼女に寄り添って、優しくサポートして、一緒に記憶を取り戻していこうとして……っていうように、“一見ものすごく誠実でいい人”という印象を抱きました。一見と言ってしまうと誤解があるかもしれませんが……(笑)。
──(笑)。純粋な優しさなのか、伏線なのか、第1話時点から確かにドキドキしてしまいました。
小池 もちろん人間ドラマなので、記憶を失くした理由ももちろんあるし、奏多がなんで寄り添っているか、亡くなったと思われていた芽衣の親友・翠にどうして再会したのかなど、すべてに理由があります。その理由が今後どんどん繋がっていくんですけど、基本的な奏多の役柄としては、“芽衣に寄り添う誠実な婚約者”です。
──演じる上で特に難しかった点などはありますか?
小池 ストーリーの中で時間軸が前後することも多いですし、撮影の順番もバラバラなので、見返したときに違和感がないか?ということは常に考えています。また、ちょっとしたリアクション含め、間違えないように気をつけています。
──サスペンスだとちょっとした部分も考察の要素になりますもんね。
小池 そうですね。ただ、一人では気をつけようがない部分もあるので、現場でも監督やプロデューサー、役者陣と丁寧にすり合わせを行っています。リアリティが失われないよう、徹底して作り上げている感じです。
──そのように役を作り込んでいく過程で、奏多とご自身の共通点などは見出したりしましたか?
小池 共通点はあまりないです(笑)。奏多ってすごく完璧主義なんですよね。もっと力抜いてもいいのに……って思うくらい完璧なので、演じていて新鮮な感じがして面白いです。彼の完璧を追い求める姿は、狂気的な部分と感じられるかもしれませんが、まっすぐで真面目な性格の表れでもあるだろうなと思います。
──ちなみに今まで演じられてきた役どころと比べても、奏多はまた違う感じでしょうか?
小池 そうですね、結構新しいタイプかと思います!
──もしも奏多と同じ立場になったときの大切な人への寄り添い方についても伺いたいです。
小池 いろいろな考え方があると思うんですよね。もし大切な人が記憶を思い出したいと望むなら、そうなるようにもちろん手伝いたいです。だけど思い出せないで悩むのだったら、新しくこれからの思い出をどんどん増やしていけるようサポートしていきたいなと、自分なら考えます。思い出してほしいことに関しては、口に出してしまうかもしれないけど、基本的には当人の意思を尊重しながら、焦らず寄り添いたいですよね。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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