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4代目バチェラー・黄皓さんインタビュー<後編> 人生で一番苦しく、葛藤し続けた“ラストローズ”までの旅

「バチェラー・ジャパン」最新作のシーズン4で、主人公のバチェラーとして参加されている黄皓(こう・こう)さんインタビュー後編。待望の新シーズンは新しいエピソードが続々と公開され、舞台は後半戦へと突入しています。運命の相手の証、“ラストローズ”は誰に手渡されるのか。期待膨らむ視聴者とは裏腹に、主人公の黄さんが抱えていた“苦しみ”と、困難のなかで感じた“喜び”について語っていただきました。

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(※※この記事は「バチェラー・ジャパン」シーズン4の一部ネタバレを含みます※※)

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4代目バチェラー・黄皓さんインタビュー<後編> 人生で一番苦しく、葛藤し続けた“ラストローズ”までの旅

主人公としてやりたいようにやらせてもらったからこそ感じた“人生最大の苦しみ” 

4代目バチェラー・黄皓さんインタビュー<後編> 人生で一番苦しく、葛藤し続けた“ラストローズ”までの旅

――今回の「バチェラー・ジャパン」では、「バチェロレッテ・ジャパン」参加時の黄さんと比べて、より自然体な印象がありました。

「『バチェロレッテ・ジャパン』は(主人公の福田)萌子さんの旅なので、萌子さんに(僕を)知ってもらいたかったし、好きになってもらいたかった。そのためには時間が必要じゃないですか。だから彼女にとって居心地のいい人でいることで、残る必要があったんです。(自分の)素のアプローチをすることが、近道になるとは正直思えなかった。彼女は彼女のパーソナルスペースがあったし、彼女なりの誠実な向き合い方を持っている人だったから。ただ純粋に僕がそれに合わせるのが最適だと思っただけなんですよね。一方で、今回は自分が能動的に意思を発揮できる場面が多いので、そういうときはやりたいようにやらせてもらったのは事実。ただ、選択肢は女性側に持ってもらっていると思っていました。お泊りするもしないも。『泊まっていけよ!』みたいなことじゃなくて(笑)、『泊まる?』『泊ろう』みたいな話なんです」

――“やりたいようにやらせてもらった”ということですが、それでも感情を振り回されることはありましたか?

「『バチェロレッテ・ジャパン』の印象でいくと、僕は割と冷静沈着で人間味がないというような感じだったと思うのですが、本当の僕はどちらかと言うと感情移入しちゃうタイプ。なので、後半になればなるほど本当に苦しかった。人生で一番苦しかった期間と言っても過言じゃない。本当に大変でした」

バチェラー・ジャパン

『バチェラー・ジャパン』シーズン4 Episode2(C)2021 Warner Bros. International Television Production Limited

バチェラーの宿命 “ラストローズ”を選ぶ責任
ずっと信じてくれた運命の人を見つけるまでの葛藤とは?

バチェラー・ジャパン

『バチェラー・ジャパン』シーズン4 Episode2(C)2021 Warner Bros. International Television Production Limited

――何がそこまで黄さんを追い詰めたのでしょうか。

「やっぱり人と本気で向き合うってそういうことなんだ、と思います。本気で向き合った分、お別れの瞬間ツラいっていうときもあるし、自分が伝えたかったことが思うように伝わってなかったときの苦しさ、難しさもあった。でも一方で『ずっと伝わってたんだ、信じてくれてたんだ』っていう喜びを感じる瞬間もあったんです。僕のメンタルって結構ずっと安定しているんですが、あの旅の中では『あぁ、自分ってこんなに感情がちゃんと起伏して、喜んだり笑ったり悲しんだり怒ったりするタイプなんだな』と。純粋に感情を楽しみましたよ」

――相手の女性の素の感情や人間性が感じ取れた瞬間はどういう時でしたか。

「人間って状態がいいとき、コンディションがいいときってどうにでも立ち振る舞えるし、いろんな選択肢を持っていると思うんですよね。だから素は出てこないと思うんです。でも、苦しいとき、ピンチに陥ったときにやっぱり人間性や素って出てくる。あぁいう短期間の旅だと“素敵なデート”“素敵な空気”の中で、いくらでも自分の素敵な部分って出せるんですよ。でも、トラブル・波乱が起きたときこそ、割と人間性が出てくる。そういうときに垣間見える彼女たちの表情とか、声のトーンとか、僕は割とそういうところを見ていたし、感じ取れたのかなっていう気がしています」

バチェラー・ジャパン

『バチェラー・ジャパン』シーズン4 Episode2(C)2021 Warner Bros. International Television Production Limited

――今回の旅を終えてみて、黄さんご自身が「バチェラー・ジャパン」シーズン4に副題をつけるとしたら、どんなものをつけますか。

「(しばらく考えて…)本当に『葛藤と選択』の連続だった。今はこんなにヘラヘラしていますけど(笑)、旅の途中は本当にツラいときがあったんです。相当でしたよ。本当に悩んだんですよね。お別れしてきた女性たちとの別れが正解かどうかも、正直わからない。でもこの答え合わせっていうのは今後、あぁそうだったこの道でよかったんだなって思えたときにできるんだと思います。それくらい『葛藤と選択』を繰り返してきた、自分にとっては難しい時間でした。でも『今の答えはきっと間違いないよな』って背中を押されるのもきっと葛藤した時間、悩んだ時間があったからなのかなって気がします」

4代目バチェラー・黄皓さんインタビュー<後編> 人生で一番苦しく、葛藤し続けた“ラストローズ”までの旅

“最強バチェラー”は1日にしてならず
ゆるぎない自信を持つために努力してきた過去があるから、今の自分がいる

――若い男性の中には、気になる女の子と会話すると緊張して、コミュニケーションへの苦手意識がある人がいます。何かアドバイスはありますか?

「僕も昔ホントそうで、自分が好きになった人こそコミュニケーションが取れなかったんですよ。でもそれって自分に自信がないからでした。彼女を追いかけている自分を想像しちゃうと、無理しようとするし背伸びしようとする。カジュアルに行こうとすると『俺なんかでいいのかな』って力みがでちゃうんですよね。これを解決する方法は、自分が自信をもてるくらい努力するしかない、五角形のバロメーターを丸にするしかないんですよ。彼女と自分は対等だ。自分は彼女にふさわしい、声をかけたって全然問題ないんだ、僕は堂々と受け入れてもらえるはずだ、って思えるくらいまで自分は努力してきたつもりです。だから、今回参加している女性に対して『俺なんかでいいのかな』って感じは正直ありませんでした。彼女たちと僕とは対等で、きっと好きになってもらえるだろう、と。それにふさわしい努力はしてきたと思って接していたので、努力を適切にして自分に自信を持てた状態であれば力まないと思うんですよね」

――最後に「smart」読者に一言お願いします!

「自分が10代20代のときに、20代30代の男性の恋愛模様を生で観られるものっていうのは、ありませんでした。僕らの失敗とかしくじり、成功したアプローチも含めて、一つ人生の肥やしにしてもらえる楽しい時間かなって思うので、ぜひご覧いただけたらなと思っています」

4代目バチェラー・黄皓さんインタビュー<後編> 人生で一番苦しく、葛藤し続けた“ラストローズ”までの旅

Amazon Prime Video「バチェラー・ジャパン」シーズン4(全10話)は、12月9日(木)にエピソード7~8、12月16日(木)にエピソード9~10が配信されます。全エピソードをチェックして、バチェラー黄さんの真実の愛を探す旅を見届けて2021年を締めくくりたいですね!

撮影 大村聡志
インタビュー&文 石野志帆
編集 鈴木香奈子

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08

19:00

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