「乗ってわかった“トヨタ ランドクルーザー 250”のすごさ」“ランクル”が原点回帰!DNAが燃える新モデル堂々デビュー
執筆者: ライター/本間 新
日本市場向けに厳選された2種類のエンジン
ランドクルーザー250のパワートレーンには、全体で5種類が用意されていますが、日本市場向けには特に厳選された2種類のエンジンがラインアップされています。1つ目は、燃費性能と環境性能に優れた2.8リットル直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジン。もう1つは、耐久性とバランスの取れたパフォーマンスを発揮する2.7リットル直列4気筒ガソリンエンジンです。いずれも日本の道路事情やユーザーのニーズを深く考慮したものとなっています。
今回試乗したモデルに搭載されていたのは、注目の2.8リットル直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジンです。このエンジンは、低回転域でのトルクの太さが際立っており、発進時や低速での走行時に力強い引き出し感を感じさせます。特に山道やオフロードのような負荷がかかる状況では、そのトルク性能が頼もしい限りです。
一方で、高回転域に入るとその性格は一変。伸びやかでパワフルな加速フィールを提供し、高速道路での追い越しや長距離ドライブでもストレスを感じさせません。
市街地でランドクルーザー250を走らせると、最初の一歩にはその堂々とした存在感を実感します。大きなボディが動き出す瞬間、重厚な質量を感じるものの、それは決して鈍さではなく、「しっかりと地面を掴んでいる」という頼もしさを伴います。この感覚はまさにランドクルーザーの真骨頂であり、大地との強固なつながりをドライバーに伝えてくれます。
走り出してすぐに、その重厚感は驚くほどスムーズな走行フィールへと変化。ディーゼルエンジン特有の力強いトルクが低回転域からしっかりと発揮され、軽やかに進む様子は「大きな塊を動かしている」という印象を超え、「機敏さすら感じさせる力強い一体感」に変わります。このどっしりとした安定感は、一度味わったら忘れられません!
この記事を書いた人
スニーカーとアメ車、CODを愛するエディター/ライター。年間約500足のスニーカーを取材し、約400本のスニーカー記事を執筆。
Instagram:@homart01
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ