【ネタバレあり】4代目バチェラー・黄皓さんインタビュー<前編> 史上最速〇〇の真相⁉ 波乱の舞台裏に迫る
Amazon Prime Videoにて11月25日(木)に1~3話までの独占配信がスタートした恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」(全10話)。成功を収めた1人の独身男性=バチェラーのたった1人のパートナーの座を勝ち取るために、性格もバックグラウンドも異なる複数名の女性たちが競い合う「婚活サバイバル番組」は、今回で4シーズン目を迎えました。
海外(プーケット)を舞台にスタート、シリーズ男女逆転版「バチェロレッテ・ジャパン」参加経験者からのバチェラー選出、参加者には当日まで明かされなかったバチェラーの素顔……などなど、史上初づくしの注目の最新シリーズ。波乱が予想されている新エピソード(4話~)の配信開始を前に、4代目バチェラー黄皓(こう・こう)氏に、気になる舞台裏についてインタビューしました!前後編に分けて配信します。
「50代の恋愛が面白い」Netflix『あいの里』制作プロデューサーに聞く、最新シリーズの前代未聞な出来事の舞台裏【ネタバレあり】
(※※この記事は「バチェラー・ジャパン」シーズン4の3話までのネタバレを含みます※※)
「バチェラー・ジャパン」醍醐味の一つ 女性たちの“ウラの顔”
それは悪口ではなくむしろ魅力的な「個性」だと僕は思う
――現場ではバチェラーご本人が知らなかったような参加女性たちの本音を、配信を観て初めて知ったということもあると思います。ご覧になって改めていかがでしたか?
「女性たちのインタビューは配信までは知らないし、どういう心の動きがあるのかっていうのも彼女たちの言葉と彼女たちの表情からしか僕は読み取れなかったので、『そんなふうにワクワク、キュンキュンしていたんだな』っていうシーンもあれば『うわ~、転がされてた~』っていうシーンもあって。『やられた~』って感じでしたね(笑)」
――参加女性たちの、戦闘心むき出しの態度や嫉妬心などの人間ドラマもこのシリーズの魅力。実際それを観てどう感じましたか。
「超面白くないですか?僕も参加者だったからわかるのですが、あの十数人のなかで自分というものをみんな確立したいんですよ、不安だからこそ。例えば休井さん(「あざといは正義」がキャッチフレーズの参加女性)なんかまさにそうですよね。自分の良さとか面白さもちゃんと言って、スパイスになるコメントもしている。僕はそれを“悪口”だとは思わなくて、個性だしすごく魅力的だと思いました。そして、それをちゃんと皆の前で言っているから、何の問題もない、というかむしろ良い! 彼女たちに対して、自分の想像と全然違った、というのはありませんでした」
参加者から主人公へ
経験者だからこそ、バチェラーとしての“あるべき姿”を変えることを厭わなかった
――「バチェロレッテ・ジャパン」参加経験があったからこそ持てたと思う視点はありますか。
「参加者がどれくらい不安でどういう心理状態かっていうのは理解していたと思います。これまでデートに一度も呼ばれてない人の心理ってどうなんだろうとか、ローズをもらった翌日に、他の人とハグをして良いデートをしてきたときの自分の心理ってどうだったんだっけ、1回目呼ばれたけど次呼ばれない人の心理ってどうなんだろう、とか。それは何となく想像がつくんですよ」
――女性たちに安心感を与えるために何か心がけたことはありましたか。
「『今回僕たちは対等だよね』っていうのは、喋り方や態度で伝えていたと思います。(バチェラーが誰か知らなかった)彼女たちは、僕を求めてここにきているわけではなかった。本当であれば<バチェラー>というステータスの高い、しっかりとした男性でいるべきなんですけど、僕はすごくカジュアルに話すようにしたし、ボケてみたりつっこんでみたりしたのも極力普段の自分で話そうと心がけたからなんです。そういう工夫をしたほうが、対等に感じるだろうなって思いました」
バチェラーシリーズ史上最速キスの真相
「逆になんで今までのシリーズでキスしなかったんだろうくらいの話」
――結構早い段階で参加女性を下の名前で呼んでらっしゃいました。
「僕、普段は女性のことを下の名前で呼ばないんです。(それでも呼んでいたのは)あの短い期間では、恋人になろうとしている、好きになろうとしている女性に対して、普段と同じスピード感で距離を詰めているとちょっと難しいんじゃないかなって思ったからなんです」
――3話では自然な感じでキスをされていました。カップル成立前のキスは、これまでの「バチェラー・ジャパン」シリーズでは初めてのことでした。
「一緒にジャグジーに入って花火を見ながら『それじゃ(さよなら)!』って、なります? そりゃ目が合ったら(キス)しますよ! 30歳そこそこの男女ですよ? 逆に何で今まで(のシリーズで)しなかったんだろう、くらいの話です。自分の気持ちを確かめたい部分もありました。この人に対してどれだけドキドキするんだろう……とか、キスし終わった後に『またこの人を抱きしめたい』って感じるかどうかも含めて、自分の気持ちを確かめたかったし、彼女たちの受け入れ方とかその後の表情とかで得られる本能的な情報ってたくさんあると思っていたから。彼女たちさえ嫌でなければ『本来だったら速すぎて嫌がられるかも……』みたいなストッパーは全部取っ払って、したいならしようって」
目の前にいる人に全力投球
表面をなぞっただけの時間ではない、と断言できる
――同時期に複数人と恋愛するとなると、気持ちの切り替えはできるものなのでしょうか。
「もちろん恋人ができたり奥さんがいたりしたらそんなふうにはならないですが、純粋に1対1が十数回続くわけです。僕は“目の前にいるその人”に真剣に向き合っているから。他の人にも気をまわすこともできましたが、そんなことをやっていたら、目の前の人との時間が中途半端になってしまうし、距離も詰められない。そんな表面をなぞっただけの時間で撮影期間を過ごしても、運命の人なんて見つからないです。もしそれができていたら『バチェラー・ジャパン』に参加する前に結婚していますよ(笑)」
――参加女性はその考えをすんなり納得できたと思いますか。
「それは次回配信(4話~)の見所です(笑)。でも僕は、自分がとった言動に対して責任が取り切れるという自信があったんです。女性陣に何を言われても、自分の考えを伝える自信があった。伝わるかどうかは別です。伝えたうえで『私は無理です』だったら『わかりました、さようなら』なんですよ、僕にとっては。なぜなら自分の考えはゆるぎないし、後ろめたさは一切ないから。でもそれを受け止めない、受け入れられないっていうのは相手次第で、僕はどうしようもないわけだから。何を言われてもオドオドする状態にはなりませんでした。でも4話からは、ちゃんと“大変なこと”になっています(笑)」
限られた時間で、真実の愛、そしてゆるぎないパートナーを見つけるべく、主人公のバチェラー・黄さん自身が一つ一つのアクションに意図を持って物語を展開していったことがわかりました。
波乱が予想される4話以降の配信も、見逃せません!!(≫インタビュー後編は12月8日配信予定)
撮影 大村聡志
インタビュー&文 石野志帆
編集 鈴木香奈子
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