「プロダンスリーグ“Dリーグ”見始めるなら今!」新しいこと尽くしのDリーグの新チーム、新ルールを徹底解説
執筆者: ライター/黒川すい
今シーズンから加入する14チーム目『List::X』を深堀り!
List::X(リスト エクス)
横浜の地を舞台に活動。「old to new」をコンセプトに、伝統と革新が融合するダンスを展開し、新たな風をもたらす。ヒップホップシーンを牽引するディレクターk-skの指揮のもと、初参戦・初優勝という前人未到の目標を追求する。ただ踊るだけではなく、街に根差し、子供たちに夢を与えることを掲げる。横浜から始まる、踊り一つ一つが、紡ぎ出すこの物語は、やがて全国、全世界に波紋を広げ、 ダンスのもたらす喜びとインスピレーションを伝えていく。
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ここではリーダーを務めるTenjuさんに、今シーズンの意気込みなどを直撃しました!
──チームメイトの方々に対する印象を教えてください。
Tenju もともと同じアンダーグラウンドシーンで何度も顔を合わせたり、バトルシーンでは対戦したこともあったので、和気あいあいとしていたメンバーが一個に集結したなという感じです。だから「初めまして」の不安は一つもなくて、みんなお互い理解のある中、Dリーグを通して新しい一面を知ることができていると思います。楽しく自分たちがやりたいことを共通認識で行いながら、作品に向けて足を踏み出しています。
──チームとしての魅力を教えてください。
Tenju チームのテーマとして「old to new」を掲げているので、古き良きものであったり、新しい時代とともに動いているものであったりを融合してダンスを作り上げているところです。そういうポイントを武器にして、チームカラーを強く出せていけたらと思っています。
──今までDリーグを観る機会もあったかと思いますが、どのように感じていましたか?
Tenju まったく新しいものという認識でした。一般のお客さんやファンの方たちに対するエンターテイメントっていう部分の評価ももちろん大切だし、でもダンスと謳っている以上はスキル面などそういう評価も必要だし……。自分たちが魅せたいダンスをお客さんたちに認識してもらうのは大変なんだろうな、試行錯誤しながら作り上げているんだろうな、と思いながら観ていました。当時はまだ「自分だったらこうやって作品を作ろうかな」という視点では観ていませんでしたが、一視聴者として難しいことをやっているな……と。
──Dリーグに挑戦してみようと思ったきっかけなどはありますか?
Tenju Dリーグの本質と自分自身がストリートダンスで思う本質、この2つをどこまで照らし合わせられるかなと思っていて。上手くミックスすることで、今後もダンスをしている若者や夢見るキッズたちが「あ、こういうスタイルもいいんだな」って感じてくれたら、僕たちがDリーグに出る理由になると思っています。そういうことを意識しつつ、作品を作ってみたいと感じたのがきっかけです。
──ダンスの世界全般を考えての挑戦ということなんですね。
Tenju そうですね。ダンスというカルチャーがやっぱり大好きなので。いろんなダンスがあっていいし、いろんな評価があっていい。だからもちろんDリーグとしての評価があってもいいと思っているんですけど、まずは僕らが今まで積み上げてきたキャリアの中で、Dリーグの舞台で披露する作品を作っていく。そのパフォーマンスを通して「こういうスタイルもできるんだよ」「こういう生き方もあるんだよ」って伝えて、観客の方たちの心が動くのであればそれが一番嬉しいです。
──参戦1年目、今シーズンの目標はありますか?
Tenju さっき言ったようにDリーグと僕らのダンスの本質を照らし合わせた上で、やっぱり勝ちにはこだわっていきたいですね。
──最後に初戦への意気込みをお願いします。
Tenju 勝利することはもちろんですが、「List::Xとは?」と言われたときに一発目観てくれたお客さんが、ほかの人たちに説明できるくらいテーマ色があるパフォーマンスを届けたいです。僕らが今まで抽象的に踊っていた内容が具現化されて、ほかに伝わっていけばと思っています。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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