【Jackeryのポータブル電源】“ポタ電”入門にピッタリの一台&ソーラーパネルでエコ活デビュー
何でも使ってみなくちゃ気が済まない、フォトグラファーの田中利幸です。smart 公式ウェブサイトでの連載「色々使ってみなくちゃ気が済まない フォトグラファー田中利幸のガジェット“ガチ”レビュー」第2弾。前回はAnker編をお送りしましたが、今回はJackeryのポータブル電源をご紹介したいと思います!
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Jackery ポータブル電源 240と、少し変わり種としてJackery SolarSaga 60を実際に試してみたので、そちらのレビューを書いていきます。
関連記事>>【Ankerのポータブル電源】普段使いから本格アウトドアシーンまで大活躍の2機種レビュー
Jackery ポータブル電源 240
Jackeryのポータブル電源シリーズ最小の製品で、値段も¥19,800(税込)とお求めやすく、ポータブル電源の入門機にピッタリの商品です。商品サイトはコチラから。
USB-Aポートが2つ、AC出力、シガーソケットなどのポータブル電源に求められる要素は一通り網羅していて、機能は本格派です!
バッテリー容量は約67200mAhの大容量で、最大200WのAC出力は、小型家電など様々な機器に対応できます。
iPhone SE2とiPhone 12Pro Maxをそれぞれ、バッテリー残量13%と15%から100%まで充電したところ、ポータブル電源本体のバッテリー残量表示は87%になっていました。スマホでしたら、余裕で10回以上満充電にできるバッテリー容量があります。
😀 Goodポイント①
小型軽量ながらアウトドアでも
安心して使えるしっかりとした作り
本体は3.08kgと片手で持ち上げても苦にならない重さです。本体の両側面には排熱用のスリットが設けられています。
本体には高度な耐火素材が使われているので、ハードな使用にも耐えうる頑丈さがありそうです。
排熱効率が良いのか、100Wほどの出力でしばらく使用しても、ポータブル電源本体はほんのり熱を持つくらいです。
😀 Goodポイント⓶
折りたたみ式のハンドル
本体のハンドルは折りたたみが可能で、本体上部がフラットになるので、収納の際に便利です。
今回は一台しかお借りしていないため試すことはできませんでしたが、本体上部と下部にスタッキング用の凹凸のような部分があります。同じサイズのポータブル電源を複数持っている場合は、スタッキングすることでスマートに収納できそうです。
😀 Goodポイント③
豊富な本体への充電方法
バッテリー本体の充電用に、ACアダプターとシガーソケット充電器が付属しています。後述する別売りのソーラーパネルも、Jackeryのポータブル電源シリーズはすべての機種で使用可能です。
自宅ではコンセントから、キャンプのときは車のシガーソケットやソーラーパネルからというように、多彩な充電方法が選べます。
😀 Goodポイント④
バックライト付きのディスプレイ
シンプルですが、必要最低限の情報がひと目で把握できるディスプレイが付いています。ディスプレイ横のボタンを押すことでバックライトが点灯するので、暗所での視認性もバッチリです。
😕 気になったポイント①
USBポートがUSB-Aしかない
現在では、USB-Cポートを使用する機器が増えてきているため、USB-Aポートしかなく、USB-Cを使用した急速充電やノートPCへの給電ができないのは、残念な点です。USB-Cポートがないため、バッテリー本体への充電もUSBポート経由では不可能です。
Jackeryのポータブル電源シリーズはポータブル電源 708以上の製品には、USB−Cポートが付きますが、値段が79,800円(税込)からと高額になってしまうので、USB−Cポートの有無に関しては、値段と使用環境を考えた上で、割り切りも必要になるかもしれません。
Jackery SolarSaga 60
こちらの商品はポータブル電源ではないですが、万が一の災害や停電などの緊急時にも活躍してくれるであろう、折りたたみ式のソーラーパネルです。商品サイトはコチラから。
二つ折りのソーラーパネルは薄く軽い作りです。持ち手の部分にマグネットがあり、折りたたんだときに不意に開いてしまうのを防いでくれます。
二つ折り時のサイズは425mm×535mmとコンパクトで、車のトランクの隙間にもスッと収まるサイズ感です。
😀 Goodポイント①
高効率なソーラーパネル
【米国の太陽電池技術】
Jackery ソーラーパネルは優れた性能を備えた効率的な住宅用ソーラーパネルで作られているため、より多くのエネルギーを生成することが可能です。
晴れた日の屋内でブラインド越しでの充電を試してみたところ、iPhone SE2へUSB-Cポート経由で8Wで充電されていました。上の写真の通りそこまで条件は良くないですが、室内でも残量48%から30分ほどで70%まで充電できました。
屋外のしっかりと日が当たるところでの測定ではスマホへの充電は、14W前後で安定して充電されていました。
😀 Goodポイント⓶
持ち運びに便利なコンパクトサイズ
二つ折りにすると一番厚い部分でも約4cm以下の薄さで、前述の通り車のトランクの隙間に収まるサイズ感です。収納が便利なコンパクトサイズなので、いざというときのために車に積んでおいたり、自宅に保管しておいても邪魔になりにくいです。
😀 Goodポイント③
多彩な出力端子
Jackeryのポータブル電源全シリーズに対応するDC出力に加え、USB-AとUSB-Cの2つのUSBポートを備えています。最大68Wの出力でポータブル電源を充電することができます。
😕 気になったポイント①
ソーラーパネルの設置には注意が必要
上記の屋内での充電のときもそうでしたが、太陽の位置が変わり、ソーラーパネルに日が当たらない部分が増えてくると、充電が停止されてしまいます。開けた日当たりの良い屋外で使用する場合は、日の向きだけに注意すれば良いですが、自宅で使用したい場合などは日の当たり具合に気をつける必要があります。
まとめ
小型軽量ながら、必要十分なバッテリー容量と高い安全性を持ったJackery ポータブル電源 240は、ポータブル電源が気になり、初めて購入してみようという人にもピッタリな商品です。スマホなら10回以上は充電出来る大容量バッテリーと、200Wまで利用できるAC出力を持つため、アウトドアでガッツリ使いたいというニーズにもマッチしそうです。
Jackery SolarSaga 60は軽量コンパクトなところを活かして、自宅や車に常備しておきたいと思わせてくれる製品です。太陽光による発電は非常時だけでなく、普段から上手く活用することで環境負荷の低減への貢献が可能です。日中にポータブル電源をソーラーパネルで充電し、夜間にその電力を使用するなどの使い方によって、エコでサステナブルな生活の一助になってくれると思います。
田中利幸Profile
たなか・としゆき●雑誌・WEB など、人物撮影から物撮りまで幅広く活躍中 。高校時代に PC にハマり、独学でプログラミングを学び簡単なゲームなどのプログラミングをしていた。 仕事での撮影や PC 作業など“効率よく快適に”をモットーに、最高に快適な環境を作るべく、機材やガジェットを日夜探し求めてい る 。 趣味で 機材・ガジェットなどの買ったものをレビューするブログ「 Tanaka Blog 」を運営。
今回ご紹介した商品に関するお問い合わせ先
ジャクリ カスタマーサポート ✉jackery.jp@jackery.com
Photography & Text_TOSHIYUKI TANAKA
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