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「カーエアコンの新常識」窓を開けると車内が最速で涼しくなる!内気循環と外気導入の切り替えもポイント自動車ライターが解説

執筆者: 自動車ジャーナリスト/西川昇吾

3.サンシェードって意味あるの?

太陽光を遮り、光を反射することで車内の温度上昇を抑えてくれる「サンシェード」

また、夏の駐車場でよく見る光景といえば、フロントガラスに銀ギラのマットをかけているクルマです。あれは「サンシェード」というアイテムで太陽光を遮り、光を反射することで車内の温度上昇を抑える狙いがあります。本当にそんなに効果があるのか?という声があると思いますが、こちらもJAFがテストを行っており、気温35度の中、4時間ミニバンを駐車させた状態では、2度の差がありました。

「たった2度じゃないか!」と言われてしまいそうですが、最も違いが現れるのはダッシュボードやハンドルといった内装の表面温度です。ダッシュボードの温度はサンシェードをしていなかったクルマでは74度にもなりましたが、サンシェードをしていたクルマは52度となっていました。

炎天下にクルマを駐車していて、数時間後にクルマを運転しようと思ってハンドルを触ったら熱くて触れない!なんて経験をしたことはありませんか?サンシェードはそのような事態を防ぐアイテムと考えておいたほうがいいでしょう。

もちろん、内装を紫外線から守り、内装の良好な状態を長くキープしておくのにも一役買ってくれるアイテムです。

暑い夏は始まったばかり、これからクルマで夏の思い出を作りに行く人も多いことでしょう。今回の記事を参考にして、快適な夏のドライブを楽しんでください。

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  • エアコンの使い方や事前準備などで、夏の車内の快適度が大きく異なってくる
  • 内気循環と外気導入の切り替えを上手にするのがポイント!
  • 「冷気が逃げてしまう!」と考えずに、走り始めて5~10分ほどは窓を開けながらエアコンを作動させたほうが吉
  • エアコンをかけた状態で窓を閉めたクルマと、窓を開けたクルマを比較した場合、同じ温度に下がるまでの時間は、窓を開けたクルマのほうが約半分の時間で済んでいたそう
  • 太陽光を遮り、光を反射することで車内の温度上昇を抑えてくれる「サンシェード」

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この記事を書いた人

老け顔が目印の若手自動車ジャーナリスト(1997年式)。WEB媒体から老舗自動車雑誌まで、あらゆるメディアで自動車に関する記事を執筆している。新車情報はもちろん、自動車に関するアイテムや文化、イベントの取材記事も手掛けるほか、車両紹介動画でMCを務めることも。自身でレースにも挑戦していて、運転技術の鍛錬も忘れない。「書けて、喋れて、走れる自動車ジャーナリスト」目指して奮闘中。

X:@S_Nishikawa1997

Instagram:@s.nishikawa_1997

Website:https://smartmag.jp/

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