【3代目バチェロレッテ武井亜樹×高橋メアリージュン】波乱の結末の舞台裏|知られざる葛藤とは【ネタバレあり】
執筆者: ライター/石野志帆
なぜ別々の道を?衝撃の第9話の舞台裏と、涙の理由
――ファイナルローズのお相手、坂口隆志さんと別々の道を歩まれる決断をされました。どういう経緯だったのでしょうか?
武井 最後のローズセレモニーがあったあの場ではお互いの絆はできていて、ちゃんと「一緒に帰ろう」となったんです。でもそこからお付き合いをしていく上では全く見えてなかった日常生活もありました。お互いに「付き合ったらちゃんと結婚を見据える」ということに対して、すごくしっかりしたいタイプだったからこそ、帰ってきてすぐに「付き合い始めて、婚約を」というのはできなくて……。心を開いて相手を知り、しっかり安心感を持って付き合い、結婚を考えるというのには、やっぱり時間がもっとかかる……と感じていました。
――亜樹さんご自身にも恋愛や結婚に対する慎重さがあり、時間が必要だと感じたんですね。
武井 はい。私は付き合ってすぐに別れる、ということはしないタイプなんです。しっかり考えたいし、相手のことをちゃんと知りたいし大切にしたいからこそ、私の時間、タイムラインでやりたいと思ったんです。
高橋 私は、お付き合いや結婚って本当に大事なことだからこそ「正直でいてほしい」「自分の心を大事にしてほしい」と思っていて、だからこそ亜樹さんがそこに逆らわずにやってくださって、本当に良かったと思いました。すごく誠実な選択ですよね。どういう結果でも亜樹さんらしく選択をされていくと思うんですけど、もし付き合っていたり結婚すると発表があったりしたとしても、絶対心に従って決める人だなって。
――スタジオ収録(第9話)のエンドロール部分で、参加男性の皆さんが集まってきて、亜樹さんに労いの言葉をかけていました。ご自身も涙していた姿も印象的です。あの時は何を感じていましたか?
武井 「全部が終わっちゃった」と思ったら一気に感極まりました。「プレッシャーがあった」と言えるかはわかりませんが、「実はいろいろと感じていたんだ……」という気持ちがバーっとやってきて……。旅の最中は、あまりそういうのを感じないタイプだったんです。「何かにチャレンジするときというのは、絶対大変だし絶対頑張らなきゃいけない」と思うので、あまり辛いとは感じないんですよね。でも(スタジオトークの第9話の終盤で)「全部終わった……」と思い、そのうえ男性参加者の皆さんから「お疲れ」って言われたら……。
高橋 私も傍から見ていて「本当に良いチームだったんだな」って感じました。
武井 はい、彼らに久しぶりに会えて嬉しかったですし、やっぱりいい人たちだったな……って。彼らだからこそ、ここまで自分の気持ちをちゃんと正直にして、いろんなことをオープンにしても大丈夫って思えたし、安心できたと思います。やっぱり信用できなかったら、身構えちゃうじゃないですか。それをしなくてよかったのは、彼らの誠実さがあったからだと思います。
この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ