【3代目バチェロレッテ武井亜樹×高橋メアリージュン】波乱の結末の舞台裏|知られざる葛藤とは【ネタバレあり】
執筆者: ライター/石野志帆
「亜樹さんは頑張っていた」主役自らの決意に賞賛。切なさも印象的なシーズンに
――ファイナルローズを坂口隆志さんと櫛田創さんのどちらに渡すかという選択にはやはり注目が集まりました。
武井 「普通」「普通じゃない」の話(第3話参照)をはじめとして、全部真逆で対称的な2人だったと思います。坂口さんはこれまで恋愛したことのあるタイプで、最初からテンポ良く恋愛っぽくなっていきましたが、逆に櫛田さんは今まで恋愛したことのあるタイプでは全くなかった。櫛田さんに対しては、彼に振り向いてもらうためにしたことが、私が今回の旅で一番挑戦したことになりました。それまで自分から男性に気持ちを伝えたことはなかったんです。でもせっかくの自分の旅だし、アプローチを待ってその中から選ぶというよりも、自分でいい結果を作りたいと思ったので、頑張りました。
高橋 亜樹さんはめちゃくちゃ頑張っていましたよ!自分の気持ちをたくさん伝えてらっしゃった。私はそれを観て「これだけ言ってるから、あとはもう来てよ!」「はっきりした言葉、言ってくれよ!」と思いました(笑)。「ここまでしても駄目なの?」「どうすりゃいいの!」って(笑)。
武井 旅では私が女性1人だったので、唯一そういうのを汲み取ってくれるとしたら、高橋さんしかいないと思っていました(笑)。大学の専攻では女子が私1人で、その時は勉強の分野だから特に大変だと感じなかったんです。でも今回は恋愛ということで、男性と女性では全然違うなと思って……。「こう思ってるから、こうした」という行動原理がわからなかったことがあったんです。逆もしかりだったと思います(笑)。私がうまく言語化できずにやってしまったようなこと、例えば「こういう気持ちのときに、こういうことしちゃうよね」とか「こう言ってるけど、実はそれってこれの裏返しだよね」とかを分かって説明してくれるとしたら、高橋さんだろうなって。“最後の砦”じゃないですけど(笑)。
高橋 亜樹さんはベストを尽くされたと思いますよ。あそこまでベストを尽くせるのがすごいと思った分、切ないシーンもたくさんありました。すごく、切なかった。だって、“バチェロレッテ”ですよ?もちろんお互いが一緒に頑張っていくものだとは思いますが、今回はバチェロレッテがすごく頑張っていたように見えました。同じ女性だからか、勇気と覚悟をすごく感じたシーズンでした。
この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
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