「交際0日で、しかも“遠距離婚”はアリ!?」黒羽麻璃央×松村沙友理がグルメでつながる新婚生活を想像したら……【ドラマ「焼いてるふたり」】

読売テレビで放送中のドラマ「焼いてるふたり～交際0日 結婚から恋をはじめよう～」でダブル主演を務める黒羽麻璃央さんと松村沙友理さんにインタビュー。マッチングアプリで出会い、ときどき会って食事をするだけの関係だった主人公の健太（黒羽麻璃央）と千尋（松村沙友理）は、健太の浜松への転勤がきっかけとなり、千尋からの提案で“交際0日婚”をすることに。東京と浜松、週末婚となった2人が、健太の趣味でもあるアウトドアグルメを楽しみながら、徐々に距離を縮めていくストーリーだ。食欲をそそる料理の数々と、交際0日で結婚してからの恋愛、どちらの要素も楽しめる“幸腹”ドラマの見どころを聞いた。

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“肉と、ビールと、好きな人。” 不器用な主人公2人が美味しいものを食べながら愛を育む

――原作漫画『焼いてるふたり』（ハナツカシオリ・作）は、累計発行部数が100万部（24年4月現在。電子書籍を含む）を突破した人気作です。原作を読んだ印象をお聞かせください。

松村沙友理（以下、松村）　出会ってすぐに“交際0日婚”して、すぐに遠距離の週末婚……っていう、設定としては一見あまりなさそうな状況ではあるんですが、お話自体は実はすごくリアルなものなのかなと思いました。それぞれの悩むポイントや、相手に対して抱いている感情がリアルなんですよね。だからこそ、読んでいる方も感情移入しやすい作品なんだと思いました。

黒羽麻璃央（以下、黒羽）　僕も読んでみて人気の理由が本当にわかりました。いい意味で何も考えずにずっと読み進められて、肩の力を抜けるような作品なので、現代のストレス社会にはとても良いです（笑）！それに、僕はもともと料理を全然しないのですが、「ちょっとやってみようかな」と思えるぐらい簡単な作り方を紹介してくれているんですよ。かつ、とても美味しいので人気の理由がわかりました。

――黒羽さんが演じられた福山健太はどんな人物ですか？

黒羽　健太は、自分の好きなバーベキューに対してのこだわりがすごくて、好きなことについて喋るときには、ちょっと早口になって呼吸をするのも忘れちゃうくらいの熱量をもっています。一方で、恋愛に関してはこれまであまりいい思い出がなくて、すごく不器用な人間なんです。そんな健太に千尋さんのほうから結婚を提案してくれたわけですから、千尋さんのことはとにかく好きで。「自分なんかにこんな綺麗な人が振り向いてくれた！」という気持ちで、不器用なりに真っ直ぐなんです。そんな健太の大きな愛を大事にして、演じさせていただきました。

――松村さん演じる山口千尋は、健太のどんなところに魅力を感じたのでしょうか？

松村　千尋はお仕事を頑張るキャリアウーマンタイプ。もしかしたらいろんな人と恋愛をしてきたのかもしれないけど、健太さんみたいにピュアで自分の好きなことにまっすぐな人に出会ったのは、初めてだったのかなって思います。千尋さんが知らない世界を健太さんが持っているところに惹かれ、それを「一緒に楽しみたい」と思ったのかな、って。

――そんな千尋は、どんな女性なのか教えてください。

松村　千尋は感情をあまり表に出さないタイプなんですが、内側はものすごく感情豊かな女性だと思っています。相手への愛も、本当は健太さんより千尋さんのほうが強いんじゃないかと思うぐらい、実は大好きなんです。ご飯に対しての感動も、人一倍ある。そういう意味で、すごくピュアで素敵な女性だなと思って演じさせていいただきました。