【「豪華客船」潜入レポート】12階建て・全長294mの「クイーン・エリザベス」に乗ってみたら、一生乗っていたいくらい非日常で天国だった……
執筆者: ライター/黒川すい
いつまでも心に残る思い出を与えてくれる英国のラグジュアリー・クルーズ・ライン「キュナード」。184年という長い歴史を誇るそんなキュナードでは、洗練された食事や、厳選されたエンターテインメントなど、好奇心をくすぐるコンテンツが盛りだくさん。現在は、今年の5月に就航した新客船『クイーン・アン』を含む全4隻が運航されているのだとか。ちなみに、4隻同時就航は1999年ぶりとのことで、クルーズ体験の盛り上がりを見せています。
「あ~いつかは乗ってみたい……!」憧れのため息がもれそうな豪華客船、今回は『クイーン・エリザベス』に潜入してみました。普段なかなか見られない船内の様子をたっぷりお届けします!
目次
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クイーン・エリザベスってどんな船?
まずはクイーン・エリザベスについて、簡単に情報をおさらいしてみましょう。こちらは英国女王エリザベス2世によって命名された客船です。1940年代から運航されていた初代を皮切りに、今は3代目までこの名が引き継がれています。
グランド・ロビーには、故マーガレット王女の長男である第2代スノードン伯爵による寄木細工が飾られています。初代クイーン・エリザベスをモチーフにしているそうです。また、船内には女王の肖像画も飾られており、英国王室との深い縁が随所に感じられました。
クイーン・エリザベスは日本発着クルーズも多く実施されているので、船の外観を眺める機会、乗ってみる機会が意外と身近かもしれません。なお、この客船内、現在では珍しい等級制を維持しているのが興味深いポイント。異文化に触れる新鮮さも味わえそうです。
伝統的なアフタヌーン・ティーを堪能
優雅で癒やしの時間を楽しみたいとき、アフタヌーン・ティーを候補に挙げる人もきっと多いでしょう。なんとキュナードでは毎日午後3時30分にアフタヌーン・ティーの時間が設けられているのだとか……!クイーン・エリザベスももちろん、体験が可能です。
※普段の提供方法とは別仕様になっています。
上段にスイーツ、中段にサンドウィッチ類、そして下段にはスコーンがみっちり並んでいます。
繊細な佇まいのスイーツたちが目を引きますね。キラキラと宝石のような特別感がある……。視覚的にも楽しいです。
スコーンは焼きたてでサクサクほろほろ。クロテッドクリームとジャムを贅沢にたっぷり塗って味わうのがたまりません。甘すぎず、しょっぱすぎず絶妙な立ち位置にいるので、スイーツやサンドウィッチとのバランスも◎。
そして紅茶はトワイニングのアフタヌーン・ティーブレンド。飲み終わる直前くらいになるとスタッフの方々がサッとお代わりを注いでくれたのが印象的でした。わんこそばならぬ、わんこ紅茶状態……!紅茶好きからしたら嬉しすぎるサービスです。
キュナードの創業と同じ1840年ごろから生まれたと言われているアフタヌーン・ティーの概念。この英国の伝統的な文化を味わえるひと時は、クイーン・エリザベスに乗る上で欠かせませんね。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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