中国→ロシア→日本の3カ国でモデル活動。ランウェイを歩く哲学者 兼 ファッションデザイナーは超ネコ党 | ファッションモデル・ヨウ シュンの好きなもの
執筆者: モデル事務所 /STANFORD(スタンフォード)
普段は知ることができない、ファッションモデルのパーソナリティに迫りたい!との思いから始まったこの連載、題して『ファッションモデルの好きなもの』。注目の精鋭モデルが集まるモデル事務所・STANFORD(スタンフォード)とともにお送りします。
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今回の連載ゲストはヨウ シュンさん
前回のRisa(リサ)さんからのバトンを受けた第91回はYE JUN(ヨウ・シュン)さんです。
ヨウ シュンの好きなもの
①服装デザイン
私はロシアの大学の学士課程でクラシック音楽を学んでいました。作曲家の作品を忠実に演奏するために、詳細な練習が必要で、その中には作曲家が表現しようとした感情や意図を再現することが含まれます。しかし、私は自分自身のアイデアや視点を表現したいと思っており、そのための新しい方法や方向を探求してきました。
そして、服装デザインに出会い、もっとデザインのことを深く学びたいと思い、日本の文化服装学院に進学しました。
服装デザインは自分のアイデアや感情をより自由に表現でき、自分がデザインしたいものを自由にデザインできるという意味で、完全に自己表現できます。だから、服装デザインが大好きなのです。
私が服装デザインをする際のインスピレーションは、自らの体験から来ています。
服装デザインを学ぶ前に、まず自分がモデルとして洋服を表現する立場になってみようと思い、中国、ロシアでプロのモデルとして活動しました。
それは、デザイナーが「発信者」であるだけでなく、自分が伝えたい価値観やコンセプトを他の人に示す必要があると考えているからです。
伝える者が同時に「媒体」でもある場合、服装を通じて自分が表現したい「理念」を伝えることができると思います。
作曲家は自分の作品を演奏することを通じて自分自身の「意志」を表現します。私も自分自身を探求し、この方向に向かって努力しています。
ヨウ シュンの好きなもの
②読書(文学&哲学)
ドイツの哲学者である(アルトゥル・)ショーペンハウアーは、非合理性と潜在意識が生命の原則になりうると最初に主張した人物です。彼はまた、芸術表現が意志の圧力と欲望の循環に対する一種の救済であると考えました。瞑想し、芸術を楽しむことで、意志から逃れることができると考えました。また、ショーペンハウアーの著書と理論を学んで、音楽やデザイン、芸術表現が好きになりました。
私の学士課程の学校には文学、哲学、心理学の授業があり、これらの授業は私に大きな影響を与えました。そして、学習の過程で、「表象、意識、芸術、意志の肯定と否定」という4つの領域が互いに関連していることに気づきました。これらの領域の学習を通じて、私は自分が誰であり、芸術と生活で追求しているものは何かを理解する手助けをしてくれました。
ヨウ シュンの好きなもの
③猫
高校の時に小さな猫を飼いました。その猫の名前は「十元」で、今年で8歳です。「十元」とは十円のことで、そのとき知り合いから猫を買って、十円(中国の十元貨幣です)でいいと言ってくれたんです。だからそういう名前なんです。
猫と一緒にいると、とてもリラックスできて快適です。猫は私を欲する時は私を探してきますし、猫が自分でやりたいことがあるときは邪魔してきません。私たちはそれぞれに独自の世界があるのです。猫は社会のプレッシャーや権力欲望に縛られず、私が沮喪したり悲しいときは猫の世界に入り込むことができ、幸せで楽しいときは猫を私の世界に迎え入れることができます。
以上です。次回はアイリンさんでお願いします!
写真&文=ヨウ シュン
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この記事を書いた人
2018年設立。立ち上げ当初より個性の際立ったモデルたちが次々と加入。カルチャー色の強いモデルが多く在籍しており、ファッション、音楽、アート、食など、モデル業のみならず、そのライフスタイルも注目の的に。日本のみならずアジア、ヨーロッパなど海外で活躍するモデルも多く、現在飛ぶ鳥を落とす勢いでファッションシーンを席巻中!
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お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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