【日本一のサブスク専門家が絶賛する便利なサブスク3選】「Z世代はいくつ使って、いくら払ってる?」最新サブスク事情も調査
執筆者: ライター・エディター/鈴木恵理子
定額料金を支払うことでコンテンツやサービスの利用ができるサブスクリプション=サブスク。音楽や動画の配信は今や当たり前の存在だが、最近では驚くべきサービスも登場している。そこで今回は、Z世代が実際に愛用している人気サブスクをジャンル別にご紹介。サブスク専門家も絶賛する、みんなが満足して使っているサービスをおさらいしましょう!
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解説してくれたのは……
日本一サブスクに詳しい専門家
ユニベル代表・大和貴人さん
PROFILE/大和貴人(やまと・たかと)さん
ユニベル代表。サブスク好きが高じて、サブスク紹介サイト「コスパ部」(https://cospabu.com/)を運営する、日本一サブスクに詳しい専門家。今までに試したサブスクは300種類以上! テレビや雑誌など様々なメディアで活躍中。
大和さんがガチでオススメする
サブスク3選
<謎解き>
Mystery for You
[ミステリーフォーユー]
リアル脱出ゲームのSCRAPが運営。診断によるあなた好みの謎解きや物語を毎月お届け。パーティや旅行、雨の日のお家タイムにもぴったり! 基本プランは月額1,200円+送料500円。(https://www.scrapmagazine.com/s/mysteryforyou/)
大和貴人さん(以下、大和) 友達が遊びに来たときなど、家で楽しんでいます。大人が2~3時間も真剣に遊べて2,000円弱なので、結構コスパがいいんです!
<電動歯ブラシ>
GALLEIDO DENTAL MEMBER
[ガレイドデンタルメンバー]
月額308円から始められる日本初の電動歯ブラシのサブスク。抜群のコスパと高い洗浄力で大人気。初回は電動歯ブラシ本体と替え歯ブラシがセットで届き、定期的に替え歯ブラシが届く。(https://galleido.jp/)
大和 大手の電動歯ブラシは2万円くらいするので、本体を無料で使えてお得!去年リニューアルしてパワーも強くなったので使用感もいい感じ!
<絵画>Casié[カシエ]
月額で絵画を気軽にレンタルでき、好きな作風や作家と出会うことができる。作品のサイズに合わせて3つのプランから選べる(月額2,200円~)。最大毎月1回の交換が可能。(https://casie.jp/)
大和 絵画を飾るのはハードルが高いイメージがありますが、サブスクなら気軽にアートが楽しめます。玄関に飾れる小さめサイズもあるのでぜひ!
データで見るZ世代のサブスク事情
〔Q. サブスクはいくつ使ってる?〕
77%の人が1つ以上のサブスクを利用していることが明らかになった。特にZ世代は他の世代と比べるとサブスクとの親和性が高い傾向に。積極的に活用していることがうかがえる。
〔Q. 毎月サブスクにいくら使ってる?〕
1,000円未満が最も多く、2,000円以下は全体の約6割を占める。さらに3,000円以下では約8割を占める結果に。Z世代は控えめな予算でサブスクを楽しんでいることがわかる。
〔Q. サブスクはどうやって調べてる?〕
約8割の人が「SNS」からサブスクの情報を得ており、次いで「友人・知人からの紹介」という結果に。口コミやレビューは信頼性の高い情報源として高い影響力を持っている。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査、調査対象:smart読者アンケート、有効回答数:510名(全国の10代後半~20代男女)
サブスクの
メリット・デメリットとは?
〔メリット〕
・モノやサービスの導入コストが抑えられる
・使わないサービスは解約できる
・利用頻度が高いほどお得になるモノもある
・利用しているモノやサービスのメンテナンスが受けられる
〔デメリット〕
・長期利用した場合は、買うより高くなることも
・モノを所有できないケースが多い
・使わなくても料金が発生する
・急な値上げ、サービスの終了がある場合も
多様化する商品やサービス。
“パーソナライズ”がキーワード。
サブスクは「サブスクリプション」の略で、月額課金・定額制で契約し、必要なときに必要なだけ利用するサービス。古くから新聞や雑誌の定期購読などで使われてきた言葉だ。「サービスが増えて定義が難しくなりましたが、“~放題”だけでなく、“定額料金での購入やサービスの利用”もサブスクと捉えていいと思います」とは、サブスク専門家の大和貴人さん。
現在の動向について聞いてみると、「コロナ禍によりサブスクの市場は急速に拡大しましたが、現在はブームが一巡し、淘汰も進んでいます。ですが、大手企業の参入が増えてきたので、二巡目というか、また再評価されつつある時期なのかなと思います」。現在、音楽や動画などのエンタメから、飲食、日用品、ファッション、旅行、さらにはお墓まで、幅広いジャンルのサブスクが展開されている。
「サブスク大喜利のようになってきちゃいましたね(笑)。特に注目しているのはゲームです。Netflixのオリジナルコンテンツの成功を受けて、今後はサブスク専用のゲームも出てくると思います。加入者が増えると制作にもっとお金が投入されるので、ゲーム業界でもNetflixと同様の流れが間違いなく起こると思います」。利用ジャンルの世代別の傾向はないものの、注目すべきキーワードは“パーソナライズ”。
「コーヒーやお菓子、香水など自分に合ったパーソナライズ商品が届くサブスクの成功例が増えています。フィードバックを通じて、どんどん好みに近づけることができるので、“自分らしさ”を大切にするZ世代とも親和性が高そうです。また、まだ経済的に余裕のない世代にとっては、高額商品をお得に利用したり、初期費用を節約できる家電のレンタルなども相性がよさそうです」
TEXT_ERIKO SUZUKI
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この記事を書いた人
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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