【誰とも被らないTシャツが見つかる古着屋】大阪・アメ村の「十四才」が提案する“未開拓ジャンル”のTシャツとは?
執筆者: smart編集部
東京と大阪のスタイルのある古着屋さんでは、今どんなアイテムをプッシュしているんだろうか。斬新なデザインから、価値が高い一点モノまで、さまざまな魅力がこもったTシャツを追求している古着屋から、今回は大阪・アメ村の古着店『十四才』のTシャツを紹介。
またもGEEKS RULEと名作SFアニメが珠玉のセッション!『COWBOY BEBOP』劇場版&テレビシリーズとのコラボTシャツを発売【10月31日(木)12:00~ GR8先行販売】
初期衝動を突き詰めた先にある
オリジナリティあふれる一点モノ
〔十四才〕
01_企業ロゴTee ¥4,980/オリジナルグッズやノベルティなど、企業ものも人気。ユニークなプリントが豊富に揃う。
02_内臓 Tee ¥5,980/アメリカの古着でも見かけるモチーフを、日本語表記とポップなカラーリングで唯一無二な仕上がりに。
03_SONY ウォークマン Tee ¥5,980/商品の特性にバチッとハマり、“A”に足が生えたロゴデザインは、これまでさまざまなブランドがサンプリングしている。オーナーの塩見さん注目の一枚。
04_沢田研二 Tee¥7,980/センス抜群なデザインが多い、沢田研二のライブツアーTシャツ。ブルースウェーバーをサンプリングしているファン垂涎のアイテム。
05_元気TV Tee ¥9,980/ビートたけしの元気が出るテレビのTシャツ。当時原宿や嵐山にあったタレントショップで販売されていたもので、オープニングアニメーションも製作していた江口寿史デザインのレアもの。
06_相続と発展 Tee ¥3,980/おじさんと青年が釣った魚を持ちながらはにかんでいるデザイン。1989年のサイン入り。
07_SHAZNA Tee ¥6,980/ベタプリントが全面に施されたレアTシャツ。98年発売のVHSの販促品。
十四才は、僕らにTシャツの新しい価値観を提供してくれる、大阪のアメ村にお店を構える古着屋だ。オーナーの塩見さんは、学生時代からアメ村に通ってはヴィンテージの古着を買い漁る生活をしていたが、高校3年のときに古着屋で見つけた近鉄バファローズのキャップと出会い、それから漢字Tシャツヤ浮世絵Tシャツにのめり込み、誰とも被らない古着の未開拓ジャンルに目覚めていく。
そして、前職のスーパーマーケットの仕事に行き詰まっていたタイミングで、たまたま今の店舗が貸しに出されていることを知り、運命を感じて借りたことからスタートしたのが十四才なのだ。ちなみに、この十四才という名前は、甲本ヒロトが所属していた日本の伝説的なロックバンド↑THE HIGH-LOWS↓の曲名からとったもので、少年の初期衝動を歌った内容に共感し、想いとリスペクトも込めてこの名前にしたのだとか。
そんなお店で扱っているTシャツはというと、日本のタレントのグラフィックや、企業ロゴにTV番組のノベルティTシャツと、どこか懐かしく、ファッションとして落とし込むには、いい意味で一癖も二癖もあるアイテムばかり。「このお店で扱っているアイテムで意識しているのは、日本人の自分たちから見ても、ついつい反応してしまう懐かしさだったり、インパクトのあるものを集めることですね。そして、日本のものがほとんどですが、古着としての価値体系が出来上がっていないので、ファッションとしてアリかナシかよくわからない点が面白いポイントですよね」。
足を運ぶお客さんも、独自の抜け道を持った人が全国から多く訪れている。そして、天邪鬼な性格で誰とも被らない独自の道を進んでいるからこそ、今のお店のスタイルに辿り着いた十四才オーナーの塩見さんは、今はオールドのUNIQLOのボーダーTシャツやデニムにシャツなどに注目しているそう。「今も昔も変わらず、初期衝動を大切にしていて、自分的にグッとくるものを探求したのがこのお店のスタイルです。なので、これからも同じアイテムとは限りませんが、常に自分が面白いと思うTシャツを追求していけたらいいですよね」。
SHOP INFO/十四才
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋2-13-13 ショウザンビル1F
営業時間:13:00~18:00
定休日:不定休
Instagram:@jyuyonsai
Photography_ TAKEHIRO SAKASHITA[BYTHEWAY]
Edit & Text_Teneight, smart
※
この記事を書いた人
ファッション、カルチャー、ライフスタイルなど、今旬なモノ、コトを厳選してピックアップ。モノ・コトに加えて、“時代の顔”ともいうべき人物をファッションモデルに起用するのはもちろん、インタビューでその人となりに迫るなど、smartを読めば“今”がわかります!
Instagram:@smart_tkj
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ