日産スカイライン NISMO発表会レポート:最新モデルの魅力とパフォーマンスアップの秘密
執筆者: ライター/本間 新
最近では若者たちがクルマを敬遠しがちな傾向があると言われていますが、現代には数多くの素晴らしいクルマが存在しています。しかし、それを知らずに「最近のクルマはつまらない」という先入観を持ってしまうのはもったいない! そこで、このコーナーでは最新のクルマを積極的に紹介していきます!
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こちらのコーナーでは普段、クルマ好きの私、ライター本間が実際に試乗してみたいと思うクルマをご紹介していますが、今回はちょっと趣向を変えてお届け! 先日開催された日産スカイライン NISMO(ニスモ)の発表会に潜入し、そこでお披露目された日産スカイライン NISMOのお姿をレポートします。
今回披露されたクルマがこちら、 「日産スカイライン NISMO」です! ベースとなっているのは、2019年に発売した現行「スカイライン」の上位モデル「400R」。そこに、日産自動車のワークス・チームであるNISMOがレースで培ったノウハウと技術を活かしたチューンアップを施工。「400R」に搭載している3.0リッターV型6気筒ターボエンジン「VR30DDTT」を改良し、最高出力を420馬力、そして最大トルクを550Nmに引き上げています。
VR30DDTTエンジンは、小径のタービンとコンプレッサーを採用したターボチャージャーの搭載。そして、吸気側に採用した電動VTCシステム(可変動弁システム)、燃料噴射制御を高い精度で行う筒内直接燃料噴射、ピストンとの摩擦抵抗を低減し回転フィールをスムースにする鏡面仕上げのシリンダーブロック、つねに安定した冷却効果をもたらす水冷式インタークーラーなど、先進の高性能ターボエンジンにふさわしいテクノロジーを結集しています。
エンジンのチューニングに対応して、フロントとリヤタイヤで異なる扁平率として、前後のバランスを取るためトレッドパターンもフロント、リヤそれぞれ専用パターンを採用。さらに、開発ドライバーの限界評価によりコンパウンドと内部構造をチューニングすることで剛性としなやかさを両立しています。
前後のバンパーとサイドシルカバーにはスカイライン NISMO専用のデザインで、ビビッドなレッドのラインをオン。フォグランプもNISMO専用となっています。
フェンダー脇にはNISMOチューンによって磨かれた、グランドツーリング性能のシンボル、GTエンブレムが誇らしげに貼られています。
インテリアではスカイライン 400Rの質感を踏襲して全体を黒基調で統一し、コクピットまわりにはレッドセンターマーク付きのNISMO専用本革巻ステアリング、280km/hスケールのスピードメーター、NISMOロゴを配したレッドリングタコメーターを搭載しています。
シートはNISMO専用チューニングのレカロ製スポーツシートのオプション設定もラインナップ。こちらはスエード調表皮の貼り付ける位置にこだわり、高いホールド性を実現しています。
ちなみに、S54A-1型「スカイライン GT」誕生60周年を記念した特別仕様車「スカイライン NISMO Limited」も100台限定でリリース! このモデルのエンジンはスカイライン NISMOと共通のスペックですが、特別な資格を持つ匠が手組みで作り上げる、横浜工場の匠ラインで生産された高精度なエンジンを搭載しているとのこと。こちらも要チェックです。
スカイライン NISMO
メーカー希望小売価格¥7,880,400円~¥8,470,000(消費税10%込) 2023年9月上旬 発売
エンジン:NISMO専用VR30DDTT型エンジン
駆動:2WD
詳細は日産HPまで。
http://www.nissan.co.jp
この記事を書いた人
スニーカーとアメ車、CODを愛するエディター/ライター。年間約500足のスニーカーを取材し、約400本のスニーカー記事を執筆。
Instagram:@homart01
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お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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