【こんな安斉かれんは見たことない!】“初めての安斉かれん”に出会う夏♡ 初の写真集にかけた思いを直撃インタビュー
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
アーティストとして活躍する安斉かれんさんがこの夏、自身初となる写真集『in all ♡』を発表。“アーティスト・安斉かれん”では見ることのできない素の表情や初解禁の水着写真など、たくさんの“初めて”に挑んだ作品です。地元である神奈川県藤沢市をはじめ、江ノ島での心を開け放ったリラックスしたムードの写真も印象的。たくさんの初めてを詰め込んだ写真集について、本音で語ってくれたインタビューを、写真集からの一部写真とともにお楽しみください!
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安斉かれん 1st 写真集『in all ♡』より
初の写真集は大好きな
地元・藤沢で撮影がしたかった!
ーー今回、なぜこのタイミングで写真集を出すことになったのでしょうか?
安斉かれん(以下、安斉) 元々、25歳までに写真集を出したいなとずっと思っていたんです。それで、今回このタイミングで出版社からお声がけいただいたので、「今かな」と。いい感じに撮ってもらいました。
ーー沖縄での初水着や素の表情などが詰まった一冊となっています。ご自身は、どのような写真集にしたいと考えていたのでしょうか? ご自身が出したアイデアなどがあったら教えてください。
安斉 今回は地元(神奈川県藤沢市)で撮影したいと思っていたので、それは最初にお伝えしました。編集部の方も「ぜひ!」という感じで決まったので、すごく嬉しかったし楽しみでした。
ーー神奈川県というと、都心からも近いイメージですが……。
安斉 そうですね。今まではテレビの番組でちょっとだけ地元を紹介するという機会はあったのですが、ちゃんと撮影をするといったことは一度もなかったんです。私がパーソナリティを務めるラジオも横浜なので、藤沢も近いのですが、なかなか帰るタイミングもなくて。藤沢は私の原点でもあるので、最初の写真集には絶対に入れたいと思っていました。
ーーもう1カ所は沖縄での撮影ですね。
安斉 はい。「かれんちゃんは海っぽいイメージなので、海辺で撮影したい」と編集部の方に言っていただいて。私も海が好きなので、「めっちゃ、いいと思います!」と即答しました。地元も実は藤沢といっても海側ではないんです。ただ、海まで近かったので小さい頃からよく海で遊んでいたんですけどね。なので、藤沢では町並みを中心に、沖縄では海のシーンを中心に撮影しました。撮影は藤沢が先で、そのあと沖縄の順番です。
ーー安斉さんといえば、その着こなしにも注目が集まっていますが、衣装でこだわった点は?
安斉 写真集って“素の自分を出す”というような撮影が多いイメージがあったのですが、今回はナチュラルさも大切にしつつ、“かれんらしさ”がないと私が出す意味がないのかなとも思ったので、大自然をメインに撮影した沖縄の撮影ではナチュラルに、地元での撮影ではわりと普段のかれん寄りにしました。その加減というかバランスも難しくて、どこまで派手にしていいのかだったりは、スタイリストさんをはじめスタッフさんたちと何度も話し合いを重ねて決めていきました。
ーー“かれんメイク”も人気ですが、写真集の中でのメイクのこだわりは?
安斉 自分の中では、めちゃくちゃナチュラルな雰囲気に仕上げています。カラコンも普段だったら縁があるタイプを選んだりするのですが、今回は裸眼っぽさを意識して、カラコン自体がバンッと発色するというより、目に光を取り込みやすいカラコンにしてみたりというのはこだわりました。
ーー藤沢での撮影中の印象的なエピソードを教えてください。
安斉 藤沢では、幼い頃に実際に遊んでいたログハウスのある公園があるんですが、そこでの撮影が印象に残っています。そこの管理をしているおばさんが小さい頃の私のことを覚えていてくれていたのが、すごいエモいなと思いました。お花をいただいたのも嬉しかったです。よく遊んでいた場所にお仕事で行くっていうのが感慨深かったですね。やっぱり地元は(心が)温かいなって改めて思いました。
ーー沖縄ロケはいかがでしたか?
安斉 ロケーションがめちゃくちゃよかったです。今までも沖縄には何度か行っているのですが、本島の中心地しか行ったことがなかったので、今回のロケ地になった沖縄の大自然に触れるのが初めてだったので、すごく新鮮な表情が撮れたんじゃないかなと思います。
安斉安斉かれん 1st 写真集『in all ♡』より
アーティスト活動を始めてから
初となる水着姿も解禁!
ーー今回の写真集で水着を初解禁というトピックも!
安斉 今まで水着の撮影をしたことがなかったので、自分自身でもどのタイミングで出せばいいんだろうっていう気持ちは昔からあって。でも、せっかくなので初めての写真集で撮れたらいいなと思っていたので、いい感じでの解禁になりました。
ーー水着は何着かありましたけれど、どんな基準で選んだのでしょうか? ちょっとクラシカルな雰囲気のものも可愛かったです。
安斉 水着でも超セクシーというより、自分の普段のスタイルに合った衣装っぽいデザインを選びました。水着のカットでもいつもの自分らしさが表現できたかなと思っています。
ーー水着をはじめ、海辺のカットなど薄着な衣装が多かったのですが、撮影までに体作りなどの準備はされましたか?
安斉 写真集を出すことが決まってから撮影まで1カ月半くらいしかなかったのですが、体を絞ったりエステに通ったり色々準備していました。
ーー体を絞る方法、smart男子にも伝授していただきたい!
安斉 食べる量を控えめにしつつ、毎日10キロくらい歩いていました。あとは、撮影が決まるまでは毎日のようにお酒を飲んでいたのですが、撮影が決まってからはオールフリーにハマりまして(笑)。糖質もカロリーもゼロなので、それだけはよしにして。友人とご飯に行ってもオールフリーを飲んでました。
ーー撮影以外で藤沢や沖縄の魅力を感じられた部分はありますか?
安斉 藤沢はやはり住んでいる方々が優しくて温かいと改めて感じられたこと。江ノ島で食べた海鮮丼も美味しかったです。沖縄では、オールアップしたあとに久しぶりに飲んだビールがおいしかった(笑)。沖縄は料理もおいしかったですね。宿泊先のホテルの近くの沖縄料理屋さんで食べたお魚がおいしくて印象に残っています。
ーー観光チックな楽しみはありましたか?
安斉 沖縄に入った初日に、スタッフさんたちが国際通りでゴーヤのキャラクターのTシャツとキャップを全員分買ってきてくれたんです。次の日の撮影からスタッフさんたちがみんな着ていて、ゴーヤキャラが“チームかれん”のユニフォームになったのが面白かったし、団結力が高まりましたね。私も、キャップを被っていました。
ーーチームワークもいい撮影だったんですね。今回のスタッフさんは顔なじみの方々ばかりだったんですか?
安斉 フォトグラファーの西田幸樹さんは今回が初めましてだったんです。西田さんはプロデューサーさんが「撮る写真の雰囲気もそうだし。かれんちゃんに人としても合うと思う」って紹介してくださった方で。その言葉の通り、本当に西田さんでよかったです。めちゃ優しいし、光を操るのがとても上手い方なので、キレイに撮ってもらえました。
ーー海のそばの撮影だと天気も心配になりますが?
安斉 雨とかはなかったので、割と恵まれたほうだったのかな。藤沢ロケは風がめっちゃ強かったけど、雨は降らずだったので。
安斉かれん 1st 写真集『in all ♡』より
『全ては愛の中で』たくさんの
感謝と愛を込めて作った作品
ーー写真集のタイトル『in all ♡』に込められた思いとは?
安斉 “全ての愛の中で”という意味なんですね。お仕事もそうですし、全てが愛の中で生かされているんだっていうのを忘れないようにしようという思いで、1年くらい前に手首にTATOOを入れたんです。手首だとマイクを持ったときに自分の視界に入るので。その言葉をそのまま写真集のタイトルにしました。写真集のタイトルやハートのマークも手書きで書かせていただきました。
ーー写真集の中で一番気に入っている写真はどれですか?
安斉 どれ、って選べないくらい全部がお気に入りなのですが、しいて挙げるなら、カバーかな。カバーの写真を選ぶ時にスタッフさんと一緒に「好きな写真を指で一斉の声で指そう」ってことになって。でも、結果、みんなの意見が分かれちゃったんです。ただ、今までかれんと一緒にお仕事をしてきたチームは、この写真で。あまり大人っぽくなり過ぎていない感じもよくて。もう一つは結構大人っぽいカットだったんです。なので、このカットが初々しくてファースト写真集ぽいよね、ということで最終的にこの写真に決まったんです。ちなみにこれは沖縄で撮影した写真です。
ーー個人的にですが、筆者は、このトンネルの写真が好きです。
安斉 これは、江ノ島のシーキャンドルで撮影しました。でも、一番は決められない(笑)。
ーーでは、一番お気に入りの衣装でもいいです(笑)。
安斉 それも決められないんだけど(笑)。黄色の衣装はめちゃくちゃ可愛かった。緑のあるところでの撮影だったので、そこの中にある黄色がすごくいいなって思いました。あとはカルバン・クラインの部屋着のカットも好き。ほぼ寝起きみたいな感じですっぴんに近いメイクなので、見てくれる皆さんにとっても新鮮かなって思います。
ーー普段は盛々の「かれんメイク」も女の子の憧れの安斉さんだけに、すっぴんに近いメイクに抵抗はなかったですか?
安斉 やっぱり普段は盛っているから、恥ずかしいというか、これで本当に撮影していいの?っていう気持ちはありました。でも、写真集の初日ですっぴんとかだとめっちゃ緊張するんだけど、このシーンは沖縄の2日目とかだったので、フォトグラファーの西田さんを始め、スタッフの皆さんともコミュニケーションが取れていた中での撮影だったし、衣装も部屋着っぽい感覚だったので、気持ち的にもリラックスできたしプライベート感のある撮影になったんじゃないかなって思っています。だから緊張はあまりなかったけど、いつもと違ってすっぴんになると一気に幼くなってしまうので、それに対して、大丈夫かな、っていう不安はありました。
ーー水着も解禁して、すっぴんメイクも出した写真集。撮影に挑む前と挑んだあとで、気持ちの変化や、ご自身のこれからのアーティスト活動に影響はあると思いますか?
安斉 特に変わってはいないです。写真集という自分の中の一つの表現方法の中で挑んだことなので。撮影が終わった今は、現時点での自分を全部出しきったという、やりきった充実感は感じています。自分の中ではメイクはアーティストモードに入る切り替えスイッチなんだろうなというのも改めて感じました。変わったことといえば……。髪色がちょっと暗くなったこと。写真集前はずっと金髪にしていたんですが、写真集で暗いトーンにしたこともあって、暗いのもありかなと。顔とコントラストができるので割と締まって見えていいのかなって。そういう意味では髪の色をちょっと暗くしてもいいのかなっていう発見はありましたね。
ーー初の写真集に挑んで、新たな自分に出会えるきっかけになったと思いますが、この写真集を作ったことで自分を褒めてあげたい部分とは?
安斉 なんだろう。写真集が決まってから、体型を作るための食生活や体を動かすことへの熱意は一度もブレなかったことかな(笑)。
ーー安斉さんは8月15日生まれ。8月4日を写真集の発売日にしたのも意味はありますか?
安斉 7月に出すと言う話もあったのですが、色々、撮影後の写真チェックなどの作業も考えて8月発売になりました。8月4日という日は一粒万倍日という縁起のいい日ということもあって、誕生日前のその日がいいんじゃないかということになり、ちょっとエンジンをフルスロットルにして、みんなで発売日を目指した感じです。
ーーこの夏は写真集の発売もあり、安斉さんにとっては忙しい夏になりそうですが、コロナ禍が落ち着いて初めての夏でもあります。今年の夏、楽しみにしていることはありますか?
安斉 小さい頃によく行っていた江ノ島の海の家にはめっちゃ行きたいと思っています。お仕事で1日店長とかやらせていただくことも決まっているので、お仕事ではもちろん、プライベートでも行けたらいいな。あとは、江ノ島や鎌倉の花火大会を始め、お祭りも各地で行われるので、いっぱい行けたらいいなって思っています。友人と浴衣を着て集まりたいですね。
ーーこの写真集を見て、神奈川県の海に行きたいと思う方もきっと増えるはず! 地元の藤沢や江ノ島ではここに行くべきっていうスポットがあったら教えてください!
安斉 写真集でも撮影した江ノ島神社の参道商店街の弁財天仲見世通りの路地があるんです。商店街は人がいっぱいなのですが、誰も入らないような路地を抜けると、目の前に一気に海が広がる場所があって。あの路地の先の海は、めちゃくちゃおすすめのスポットです。あと、みたらし団子もおいしいのでぜひ食べて欲しい。あとね、結構いつも風が強いので帽子とかを飛ばされないように気をつけてください! 写真集では笑っているけど、吹き飛ばされそうな勢いでした(笑)。でも景色はとてもキレイなのでオススメです。あとは、夏はちょっと暑いかもだけど、ワンちゃんと一緒に入れるお店もたくさんあるので、デートでも友人同士でもペット連れでも楽しんでもらえると思います。
smart男子の夏のファッションはこれで決まり!
結局「白Tee男子」がかっこいい!
ーーsmartはメンズファッション誌なのですが、smart男子にぜひ見て欲しい、写真集の見どころを教えてください。
安斉 アーティスト活動の中では見せたことのない素の部分だったりとかがめちゃくちゃ出ているので、ぜひ、この機会に見ていただきたいです! すっぴん寄りのカットとかは、珍しく男性ウケを狙っていたりもするので(笑)。ぜひ、男子にチェックして欲しいです。
ーーファッションアイコンでもある安斉さんに、女性にウケるファッションに悩んでいるsmart男子にアドバイスをいただきたいです。
安斉 結局ね、大半の女性はシンプルな着こなしが似合う男性が一番なんです。なので、白Tシャツとデニムをかっこよく着こなしている人ってステキ。それが似合う体型作りも大切だけど、それよりも自分に似合う白Tって人それぞれ。自分に似合うものが見つかると一気に垢抜けたりするので、自分に似合うものをいっぱい研究すると、女性ウケが一気によくなると思います、マジで。
ーー白T男子と江ノ島デートをするなら、安斉さんはどんな着こなしで着てくれますか?
安斉 おこがましいですが、私は普通に私らしく派手でいきます(笑)。メンズが白Tだったら、二人で歩いても相性がいいですもんね(笑)。逆に白Tかぶりはないようにしたいですね(笑)。ペアルックはご法度で(笑)。
ーー1冊目の写真集が発売された今、2冊目の構想はありますか?
安斉 写真集の撮影をしたからこそ見えてくる部分もたくさんありました。2冊目を作るとしたら、地元での撮影は実現できたので、海外とか新しい場所に行ってみたい。その土地だからこそ出せる表情とかもあるんじゃないかと思うので。現時点でのただの願望なのですが、テレビ番組の『アナザースカイ』のような感じで行ってみたいのがL.A.(ロサンゼルス)。デビュー前に行ったのがL.AとN.Y.(ニューヨーク)だったんです。その時にすごく気に入ったのがL.A.で。あとは、行ったことがなくて行ってみたいのはパリかな。
ーー今回は写真集発売イベントも予定されています。
安斉 今回は普段のファンクラブイベントとは違う初めましての方も来てくださると思うので、そういう方々にお会いできるのを楽しみにしています。
Profile/安斉かれん(あんざい・かれん)
1999年8月15日生まれ、神奈川県出身の歌手。 2019年5月リリースのデジタルシングル「世界の全て敵に 感じて孤独さえ愛していた」でメジャーデビュー。以降コン スタントに作品を発表する傍ら、2020年4月から7月まで 放送されたテレビ朝日とABEMAの共同制作ドラマ「M 愛すべき人がいて」にて主人公・アユ役を演じ、大きな 話題となる。2023年3月に1stアルバムとして「ANTI HEROINE」と「僕らはきっと偽りだらけの世界で強くな る。」の2作を同時リリースし好評発売中。
安斉かれん 1st 写真集『in all ♡』
好評発売中 B5判112ページ 定価:3,520円(小学館)
撮影:西田幸樹
プロデュース:Kaori Oguri
令和元年5月1日に avex よりデビューし、ドラマ『M 愛すべき人がいて』の主役に抜てきされ話題となった安斉かれんの 1st 写真集!! 撮影地は、沖縄と彼女の地元(神奈川県藤沢市)。彼女のルーツをたどると共に、沖縄での初水着や、素の表情などが詰まった1冊です。 写真集は8月4日発売です。発売記念イベントもHMV&BOOKS SHIBUYA にて、対面・オンライン共に8月12 日開催予定です。詳細は各HPよりご確認ください。
安斉かれん 1st 写真集『in all ♡』発売記念のイベント情報
【対面イベント】
HMV&BOOKS SHIBUYA にて8月12日開催!
くわしくはこちらから!
https://www.hmv.co.jp/store/event/47945/
【オンラインイベント】
HMV オンラインにて8月12日開催!
くわしくはこちらから!
https://www.hmv.co.jp/news/article/230606132/
【下記ネット書店では限定特典付き】
HMV オンライン
特典:限定図柄生写真
https://www.hmv.co.jp/product/detail/14028720
写真=大村聡志
インタビュー&文=佐藤玲美
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この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
Instagram:@remisatoh
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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