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若いうちから始めるべき「妊娠前の健康管理=プレコンセプションケア」とは⁉ 今、世界的にもブームになってます

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みなさんは「プレコンセプションケア」という言葉を知っていますか?「プレコンセプションケア」とは、Pre(前)Conception(受胎)で、「妊娠前の健康管理」を指す言葉。略して「プレコン」とも言われます。2008年に米国疾病管理予防センター(CDC)、2012年に世界保健機関(WHO)が本格的にプレコンセプションケアを推奨。日本では、2015年に国立成育医療研究センターでプレコンセプションケア外来が開設されました。

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 まだあまり耳慣れない言葉かもしれないけれど、日本は不妊大国といわれるほど不妊で悩んでいる人が増えています。妊活を意識している人はもちろん、いつか子どもが欲しいと思っている人はパートナーがいる、いないに限らず「妊娠前の健康管理」をすることはとっても大切。

そこで今回は、男性不妊のエキスパートであり、Dクリニック東京にも在籍している医師の辻村晃先生に、男性の「プレコンセプションケア」について詳しく話を聞きました。

教えてくれたのは……
“男性妊活”のエキスパートである辻村先生

辻村 晃先生

辻村 晃先生 順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科 教授
兵庫医科大学卒業。国立病院機構大阪医療センター勤務後、ニューヨーク大学に留学し細胞生物学臨床研究員を務める。特に生殖医学、性機能障害の治療に注力し、不妊に悩む数多くのカップルを助けてきた。

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若いうちから始めるべき「妊娠前の健康管理=プレコンセプションケア」とは⁉ 今、世界的にもブームになってます

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そもそも「プレコンセプションケア」って何?

妊活よりももっと前にしておくこととして、「妊娠前の健康管理」を指す言葉。国立成育医療研究センターは、日本でのプレコンセプションケアを「前思春期から生殖可能年齢にあたるすべての人々の身体的、心理的および社会的な健康の保持および増進」と定義することを提案しています。簡単に言えば、妊娠に備えて生活を見直し、健康に気をつける取り組みのこと。

プレコンセプションケアの目的は、若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現することです。そして、それにより妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすることが狙いです。女性は毎月月経があるので、若い頃から自分の体を意識する機会が多いですが、男性が子どもをつくるための体づくりを意識するのは、結婚してからという人が多い。以前は、女性に対して使われることが多かった言葉ですが、男性不妊が増えているため、男性のプレコンセプションケアも重視されるようになってきました。

“子どもがいつか欲しい” なら20代からケアを始めよう

最近は晩婚化が進んでいますが、年齢とともに精液の所見はどんどん悪くなっていきます。また、ブライダルチェック(妊娠に影響がある病気の有無をチェックする目的で行う検査)をしても、4人に1人の精液の所見が悪いというのが今の日本の現状。世界的に見ても、精子がどんどん減っているという報告もあります。このように、精子を取り巻く環境は決していいとはいえないため、プレコンセプションケアは20代のうちから取り組んでも早すぎることはありません。そのためにも、早いうちからの男性のプレコンセプションケアが必要。

この記事を書いた人

鈴木恵理子

鈴木恵理子

11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。

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