【SNKRDUNKがナビゲート】ストリートで話題の即完スニーカー3選 Vol.2
執筆者: ライター/本間 新
90年代のハイテクブームの頃の勢いを既に超え、今や定番のシューズとして君臨しているスニーカー。中でも熱い注目を集めていると言われているのが“ハイプスニーカー”です!。
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ちなみにハイプスニーカーとは、世界的に知られるラッパーやファッションアイコン、ファッションブランドとのコラボレーションモデルや、「SNKRS」での限定オファーのみの超少数リリースモデルと言った、入手困難で市場価値が高く人気があるモデルのこと。それら、即完だったハイプスニーカーの人気の動向を観察することで、“イケてるモデル”や“価値のあるモデル ”といった、“スニーカーシーンの今”を知ることができるというわけです。
そこで、そんなハイプスニーカーの生の情報を発信していくこのコーナー。その最新事情を探るべくご協力いただくのが、月間500万人以上が利用する国内No.1スニーカーフリマサイト「SNKRDUNK(スニダン」です! 世界中で日々、数多くリリースされるスニーカートレンドをいち早くキャッチするスニダンで見つけた、2023年3月期に注目すべき3足をリポートします。
解説してくれるのは……
SNKRDUNK 原宿店 店長
タフケンさん
「2023年2月のスニーカーの動きで顕著だったのがシンプルなカラーリング、もしくはシンプルなデザインのモデルですね。ブラック×ホワイトの通称“パンダ”と呼ばれているカラーリングが特に人気です。パンダカラーはダンクでも人気ですが、2月は『ナイキ エアジョーダン1 ハイ ’85 “ブラック/ホワイト”)』がリリースされて、一気に盛り上がりましたね。他にもグレーが大人気! 2月はスニーカーに興味を持ち始めた方たちが、ファーストシューズを求めて来店していただいたパターンがかなり多かったですね。そういった方々が、まずは無難にシンプル系から取り入れ始めている傾向が見られます」
【2023年3月期の注目すべき1足目】
ブランド:ナイキ(NIKE)
モデル:エアジョーダン1 ハイ ’85 “ブラック/ホワイト”
「昨今のパンダ(ブラック×ホワイト)カラーブームの中、待望の復刻を果たした一足と言えますね。以前にリリースされたのは、今から約8年前の2014年で、そのモデルは今でも非常に人気が高く、プレミアムな価格で取引されています。実はこのカラーリングは、ナイキ エア ジョーダン 1のオリジナルでしっかりと存在していたのです。今でこそパンダカラーと言えばナイキ ダンクが有名ですが、ナイキ エア ジョーダン 1こそ、パンダカラーの元祖と言えます」(タフケンさん)
1985年にファーストモデルが登場し、ナイキを代表する名作中の名作として今でも熱狂的なファンを魅了している、ナイキ エアジョーダン1。そんなジョーダン1は現在、ファーストモデルのデザインを踏襲した”OGモデル”と、「オリジナルのAJ1を蘇らせたモデル」をコンセプトにした”85モデル”が存在しています。
今作はそんなナイキ エアジョーダン1の”85モデル”となります。1985年当時のシャープなシルエットを忠実に再現しながら、アッパーやシューレースの素材感も忠実に再現。さらにこちらのカラーリングがリリースされるのは、約8年ぶりで、現代のスニーカーキッズはもちろん、往年のジョーダンファンにとっても垂涎の一足と言えます。
アッパーはホワイトをベースにブラックのオーバーレイのコンビネーションでパンダカラーを構成。さらにマテリアルもレザーの厚みやツヤといった質感までも、オリジナルモデルを忠実に再現しています。
フォルムに関してもオリジナルを踏襲し、スマートにデザイン。さらにヒール部分のサイドビューに要注目。ソールから履き口までストレートなシルエットを描き、クラシカルながらもエッジの効いた存在感を放っています。
シューレースももちろんオリジナルの質感を追求。コットンとナイロンの混紡でふっくらとした肌触りながらも光沢を放ち、クリーンなイメージも包含しています。
商品詳細はSNKRDUNKまで。
【2023年3月期の注目すべき2足目】
ブランド:ナイキ(NIKE)
モデル:エアジョーダン4 レトロ SE “クラフト”
「ダンクやジョーダン 1などの人気や話題に隠れて、実はジワジワと注目を浴びていたのが、エアジョーダン4です。ストリートスタイルを好む方たちからの支持率は、エアジョーダン3やエアジョーダン5よりも高いですね。本来ならばブラックをメインにしたOGカラーやイエローの“ライトニング”が人気を得ているのですが、やはり現状ではシンプルカラーのグレーがダントツで注目を浴びています。シンプル系人気は、エア ジョーダン 4も例外ではありませんでしたね」(タフケンさん)
1989年にナイキ エア ジョーダンシリーズの4作目として登場した、エアジョーダン4。前作のAJ3と同様、デザインを手掛けたTinker Hatfield(ティンカー・ハットフィールド)氏の新しい試みが詰まった一足としても知られ、サイドメッシュやシューホールの一部など、当時のバスケットシューズには珍しいTPUパーツを使用しています。
今作はそんなエアジョーダン4のアレンジ復刻バージョン。大きく2トーンのグレーに配色された、マットなカラーリングが特徴的です。さらに黄味がかったTPUパーツがシューズのアクセントに機能し、全体の雰囲気をスッキリとまとめ上げています。カジュアルはもちろんドレッシーなスタイルにもマッチしてくれますね。
従来オリジナルモデルではメッシュパーツの箇所にデュラバック素材を採用していますが、今作ではスエード素材を採用しカッティングをメッシュの形状を表現。TPUパーツにはシボ感のあるレザー素材にすることでシックで落ち着きのある表情へアレンジされています。
アッパーのヒールサイドにはシューレースに繋がるケージを設けて、優れたフィッティングをサポート。このパーツもオリジナルはTPUだったのを、レザーにチェンジし、ドレッシーなテイストも加えられています。
アッパーのフロント&サイドともにスエードをメインに構成していたのに対し、ヒール周りはTPUをメインに構成し、印象にメリハリを効かせています。もちろんお馴染みのジャンプマンロゴも健在です。
商品詳細はSNKRDUNKまで。
【2023年3月期の注目すべき3足目】
ブランド:ナイキ(NIKE)
モデル:ハフ × ナイキ SB ダンク ロー “City Pack”
「もともとナイキ SBは、スケードボード専門店など販路が限られていて、流通量が少ないことから注目度熱いですね。中でもハフとのコラボレーションモデルは激アツです。今作は2通りのカラーリング展開なのですが、“Mystery Bag”というパッケージに入った状態で発売。手元にシューズが届くまで、どちらのカラーリングなのかが分からないというギミックが付いて、大きな話題を呼びました」(タフケンさん)
アメリカはサンフランシスコ発のファッションブランド「ハフ」。そして、ナイキのスケートボードシューズライン「ナイキ SB」。そんなストリートの両雄のコラボレーションによって生まれた、ナイキ SB ダンク ローのスペシャルエディション。
本作は、ハフの20周年記念と2020年に脳腫瘍により亡くなったハフの創設者「Keith Hufnagel(キース・ハフナゲル)」に捧げるトリビュートモデル。キースが愛した2つの都市「ニューヨーク」と「サンフランシスコ」をフィーチャーし、プロ野球チーム”ニューヨーク・ヤンキース”と”サンフランシスコ・ジャイアンツ”のカラーパレットを採用。こちらはその内のニューヨークバージョンになります。
つま先部分のインレイには、ハフがサンフランシスコにセレクトショップとして店を構えていた当時の”HUF”ロゴをプリント。そこにナイキのスウッシュを重ねることで、2つのブランドの親和性を表現しています。
シュータンのラベルにはお馴染みのナイキ SBのロゴ刺しゅうをオン。そしてその下には、キースが愛した2つの都市の内の1つ“NEW YORK CITY”のロゴも配されています。
ヒールには、ブランドのキャッチフレーズである”HUF Forever”をアレンジさせた”Keith Forever”の文字を配置。さらにその下にもニューヨークの街並みを表現したグラフィックが型押しで入り、アーバンな雰囲気も添えています。
商品詳細はSNKRDUNKまで。
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「SNKRDUNK 原宿店」
「SNKRDUNK 原宿店」
(住所)東京都渋谷区神宮前4-28-25 FUJIBUILDING JINGUMAE 1・2F
(営業時間)11:00~20:00
(定休日)年末年始 ※不定休
(公式HP)https://snkrdunk.com
(公式インスタグラム)@snkrdunk
(公式アプリ)iPhone
(公式アプリ)Android
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この記事を書いた人
スニーカーとアメ車、CODを愛するエディター/ライター。年間約500足のスニーカーを取材し、約400本のスニーカー記事を執筆。
Instagram:@homart01
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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