ストリートで話題の即完スニーカー3選 by スニダン! vol.1
執筆者: ライター/本間 新
数年前から盛り上がりを見せ、その人気は衰えを知らないスニーカー! 90年代のハイテクスニーカーブームの頃の勢いを既に超え、今や定番のシューズとして君臨しています。
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中でも熱い注目を集めていると言われているのが“ハイプスニーカー”! ちなみにハイプスニーカーとは、世界的に知られるラッパーやファッションアイコン、ファッションブランドとのコラボレーションモデルや、「SNKRS」での限定オファーのみの超少数リリースモデルと言った、入手困難で市場価値が高く人気があるモデルのことを指します。それら即完だったハイプスニーカーの人気の動向を観察することで、スニーカーシーンで“イケてるモデル”や“値上がりするかも? ”と言った、“スニーカーシーンの今”を知る事ができるというわけです。
そこで、即完だったハイプスニーカーの生の情報を発信していくこのコーナー。その最新事情を探るべくご協力いただくのが、月間500万人以上が利用する国内No.1スニーカーフリマサイト「スニダン」! 毎日盛んに行われているハイプスニーカーのトレードをサポートし、スニーカートレンドをいち早くキャッチするスニダンで見つけた、2023年1月期に注目すべき3足をリポートします!
解説してくれるのは
SNKRDUNK 原宿店 店長
タフケンさん
「2022年の暮れから新年にかけて、やはりプレゼント需要が大きかったと感じます。クリスマスやお年玉とかで若者の財布事情も潤っていたこともあって、2022年末には『ナイキ エアジョーダン1 ハイ OG “ロスト & ファウンド/シカゴ”』、『トラヴィス・スコット × ナイキ エアジョーダン1 ロー OG “ブラック ファントム”』と言った話題作が登場して、それらは市場で高いプライスが付けられたにも関わらず、トレードが多かった。さらに『サカイ × ナイキ ズーム コルテッツ』など、リリースされた当初に買い逃していたモデルを、お年玉で購入出来たってケースも見られましたね」
【2023年1月期の注目すべき1足目】
ブランド:ナイキ(NIKE)
モデル:トラヴィス・スコット × ナイキ エア ジョーダン1 ロー OG “ブラック ファントム”
「これまで様々なモデルのコラボレーションスニーカーをリリースし、大ヒットを繰り返してきたナイキとトラヴィス・スコットですが、その中でも「エア ジョーダン 1」のコラボレーションスニーカーは人気絶大ですね。 2019年5月に初めて、ブラウンを基調としたアッパーに反転スウッシュを配して登場した際には大きな話題を呼びましたが、そのカリスマ性は今でも衰えていませんね(タフケンさん)」
ワールドワイドな人気を博すテキサス州ヒューストン出身のラッパー「トラヴィス・スコット」と「エア ジョーダン 1」の最新コラボレーションモデル。リリースされる度に大きな話題を呼ぶ人気モデルだが、今作はアッパーからスウッシュ、ソールユニットまでオールブラックで統一し、よりクールなテイストを演出しています。
もちろん今作でも、サイドに配された反転スウッシュは健在です。ナイキのアイデンティティとも言えるスウッシュを真逆にデザインしてしまうとは、数あるコラボレーション相手の中でも、唯一トラヴィス・スコットだけ。それだけ影響力のある人物であるということの表れでしょう。
アッパーのマッドガードやサイドパネル、スウッシュ、ヒールなどパーツの切り替えにはホワイトのステッチを採用し、オールブラックのシンプルなカラーリングにもかかわらず、しっかりと印象にメリハリを効かせていますね。
シュータンにも要注目です。サイド部分にはトラヴィス・スコット自身のレーベルである「カクタス・ジャック」のロゴをオン。ファンにはたまりませんね!
左足のヒールには“進歩、安定、愛、自然”を象徴すると言われているカブトムシの刺しゅうが配されています。
スニダンHP/トラヴィス・スコット × ナイキ エア ジョーダン1 ロー OG “ブラック ファントム”
【2023年1月期の注目すべき2足目】
ブランド:ナイキ(NIKE)
モデル:ナイキ エアジョーダン1 ハイ OG “ロスト & ファウンド/シカゴ”
「2足目もエア ジョーダン 1なのですが、こちらはオリジナルモデルのカラーリングである通称“シカゴ”の復刻モデルとなります。2015年以来の復刻モデルで、2015年モデルは少なくとも¥200,000で取引されている、正に高嶺の花ですね。(タフケンさん)」
エアジョーダン1オリジナルの初代カラーである通称“シカゴ”をヴィンテージ調で1985年の装いで復刻したこちら。スニーカーのキングであるエア ジョーダン 1の中でもでも、シカゴの愛称で親しまれるカラーリングは特別で、ホワイト×レッド×ブラックで構成された色合いはエア ジョーダン史上最も高い人気を誇っています。
さらに今作では、デッドストック風に味付けされているのもポイント。履き口のウイングロゴ周りのブラックレザーはヒビ割れたような加工が施され、シュータンは黄ばみがかった色に。そしてミッドソールも経年変化したような配色でアレンジ。新品ながらも、まるでデッドストックのようなヴィンテージ仕様の仕上がりとなっています。
サイドのウィングマーク周辺の、ブラックのパッド部分に要注目です。全体的に均等なクラック加工が施されて、使用によるものではなく経年によって現れた変化を巧みに演出しています。
本来新品のミッドソールはホワイトですが、今作ではアイボリーのように若干黄ばんだような色味を再現しています。それに伴い、アッパーとソールを繋ぐステッチにも黄ばみを再現するなど、抜かりはありません。
デッドストックの再現はアウトソールにも及びます。長年シューズボックスに入れっぱなしにしてあったかのように、擦れなどのダメージ加工は一切入りません。代わりにホワイトのスプラッシュペイントが施され、まるで粉を吹いたようなブルーミング現象を再現しています。
スニダンHP/ナイキ エアジョーダン1 ハイ OG “ロスト & ファウンド/シカゴ”
【2023年1月期の注目すべき3足目】
ブランド:ナイキ(NIKE)
モデル:サカイ × ナイキ ズーム コルテッツ
「ここ最近のサカイ×ナイキは『ヴェイパーワッフル』のモード寄りなデザインが多かったのですが、2022年にコルテッツベースで一気にストリート感が出て、80’sや90’sスタイルとも合わせやすくなったのではないでしょうか。それと、定価とあまり変わらない価格帯なので、手が出しやすいのもポイントですね。販売開始された2022年8月に買い逃したけど、年末年始のお小遣いで買えた、って言う方も多いのではと思います(タフケンさん)」
1972年にナイキからランニングシューズとしてリリースされた「コルテッツ」の50周年を祝い、日本発のファッションブランド「サカイ」とのコラボレーションによってリリースされた「サカイ × ナイキ ズーム コルテッツ」。
アッパーにはオリジナルと同様に70年代の雰囲気を再現した、ナイロン×スエードのコンビネーションを採用。そこにサカイコラボの特徴と言える、スウッシュやシュータンなどを二重使いでアレンジしています。さらに今作では、優れたクッション性とエネルギーリターンを発揮する「ナイキ ズーム エア ポッド」をミッドソールに搭載し、機能性も大幅に向上させています。
サイドのスウッシュはレザー仕様のスウッシュの他、プリントによるスウッシュを配した二重構造に。しかもそのプリントはアイレット周りと同色のグレーを採用して、二重ながらもスッキリとした印象に。
シュータンもサカイコラボならではと言える二重構造で、優れたホールド感を発揮。さらにシューレースもよく見ると、平型と丸型をダブルで採用。
これまでのサカイコラボの「ヴェイパーワッフル」では見られず、今作から採用されたのが、こちらの「ナイキ ズーム エア ポッド」。優れたクッション性とエネルギーリターンが加わり、履き心地もアップデートされています。
https://snkrdunk.com/products/DQ0581-100
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「SNKRDUNK 原宿店」
「SNKRDUNK 原宿店」
(住所)東京都渋谷区神宮前4-28-25 FUJIBUILDING JINGUMAE 1・2F
(営業時間)11:00~20:00
(定休日)年末年始 ※不定休
(公式HP)https://snkrdunk.com
(公式インスタグラム)@snkrdunk
この記事を書いた人
スニーカーとアメ車、CODを愛するエディター/ライター。年間約500足のスニーカーを取材し、約400本のスニーカー記事を執筆。
Instagram:@homart01
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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