みんなが乗ってる電気自動車メーカーランキング!トヨタ、日産、ホンダ、三菱、1位は果たして?
執筆者: smart編集部
“次世代自動車”の代表格といえば電気自動車(EV車)。テレビCMはもちろん、街中で走行している電気自動車や充電スポットを見かけるケースも増えてきました。「二酸化炭素(CO2)を排出しないので、環境にやさしい」「走行音や振動が少なく、加速もスムーズ」「ランニングコストがかからない」など、そのメリットに関心を寄せている方も多いと思います。
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この度、全国20~69歳の電気自動車保有者を対象に実施した「ユーザー意識可視化調査 電気自動車編」の結果が発表されました(※自社ロイヤル顧客の意識データを可視化するSaaSサービスを提供する「スパコロ」調べ)。電気自動車ユーザーはどのメーカーのクルマを買い、どんな点を満足に感じ、また不満に感じているのか。電気自動車の購入を検討している人にとって参考になりそうな“生の声”をそちらの結果から紐解いていきます。
■保有している電気自動車のメーカーは?
上位から「日産(日産自動車)」(41.5%)、「ホンダ(本田技研工業)」(11.1%)、「三菱(三菱自動車工業)」(8.8%)、「レクサス」(4.7%)が続く結果に。電気自動車の保有割合では他のメーカーを大きく引き離し、日産が他を多く引き離して1位となっていることがわかる結果となりました。
■電気自動車を選んだ理由は?
上位から「補助金が出るから」(42.7%)、「ガソリン代がかからないから」(38.0%)、「環境に配慮しているから」・「電気自動車が主流になりつつあると感じたから」(各32.2%)。上位2つの理由からも、電気自動車の購入要因では“コスト要因”が上位に入る結果となりました。電気自動車が今後のメインストリームになると予測している方が多いこともわかります。
■電気自動車に乗っていて満足している点は?
上位から「走行音が静か」(36.3%)、「ガソリンスタンドに行かなくて良い」(33.9%)、「維持費が安い」(33.3%)、「走りがなめらか」「燃料費が安い」(各32.2%)という結果に。“走行性の良さ”に関する項目が上位に並ぶ結果となりました。日常的に使うクルマにおいて重視したい点を電気自動車はしっかり押さえているのかもしれません。
■電気自動車に乗っていて不満に感じている点は?
上位から「充電に時間がかかる」(38.0%)、「充電スポットが少ない」(30.4%)、「充電の残量が不安になる」(29.8%)、「価格が高い」(28.7%)という結果に。上位には“充電関連“と“走行距離関連“の項目が挙がっており、いまだ電気自動車ユーザーにとって大きな悩みのたね、懸念材料となっていることがわかります。このデメリットが改善されれば……と感じている方もきっと多いはず。
■電気自動車ユーザーが次に乗りたいクルマは?
「次に車を購入する際のクルマのタイプ」の質問では、「電気自動車(53.8%)、「ハイブリッド車」(18.1%)、「ガソリン車(レギュラー)」(12.9%)、「ディーゼル車(軽油)」(5.8%)、「水素自動車」(4.7%)、「ガソリン車(ハイオク)」(3.5%)、「その他・わからない」(1.2%)という結果に。
継続して電気自動車に乗る人が約半数、それ以外の人は別のタイプのクルマに乗り換える予定であることがわかる結果となりました。“離脱率”は結構高めなようです。
調査からは、電気自動車ユーザーはコストを意識して電気自動車を購入する人が多いこと。走行性を評価する一方で、航続距離・充電スポットについての悩みを抱えていることがわかりました。また、電気自動車ユーザーのうち約半数は次の車の買い替える際には電気自動車以外に乗り換えることを考えていることがわかる結果に。
様々な業界でSDGsへの対応やデジタル改革が重要視されるようになった昨今、車産業でもカーボンニュートラル対応や自動運転技術の導入などの改革が急速に進められているように感じます。その一方で今回の調査結果の「電気自動車ユーザーが次に購入する車のタイプ」でみられたように発展途上の技術を利用した結果、思わぬデメリットを感じてサービスからの離脱してしまいそうなユーザーも少なくない模様。電気自動車はまだまだ未知な部分が多いだけに、今回の調査でわかったようなユーザーの本音の需要はかなり高そうです。“未来のクルマ”はどのような進化を遂げるのか、今後も注目です!
【調査概要】スパコロ『ユーザー意識可視化調査 電気自動車編』
調査方法:全国 20~69歳電気自動車保有者を対象としたインターネットリサーチ
調査期間:2022年12月2日(金)~2022年12月3日(土)
有効回答数:171名
この記事を書いた人
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