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“1人乗り&短距離用の車”をKGモーターズが開発! 現代のクルマの利用実態にもベストマッチ

執筆者: ライター/本間 新

KGモーターズ,小型モビリティ,1人乗り短距離,ミニマムモビリティ-コンセプト,東京オートサロン

広島を拠点に超小型EVの製造・開発を行なっているスタートアップ「KGモーターズ」は、開発中の「ミニマムモビリティ-コンセプト」のティザー写真を公式サイトにて発表しました!

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ミニマムモビリティ-コンセプト ティザー

脱炭素社会の実現に向けて超小型モビリティに注目が集まる中、「KGモーターズ」はドア付きで1人乗りセンターポジションという、快適性と運転する楽しさを兼ね備えたコンセプトで普及を目指します。

 

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日本政府が2050年までのカーボンニュートラル化を掲げる中、目標の達成に向けて、自動車業界においてもEVの普及が求められています。しかし、現在開発されているEVの多くは長距離を走るためにバッテリーの大型化が進んでおり、製造時にも廃棄時にも大量の二酸化炭素を排出する状況となっています。

 

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一方で国土交通省が発表する自動車の利用実態によると、日常的な車の利用において7割が10km以下、7割が1人利用となっており、1人で短い距離を走るために自動車を使っていることがわかります。これは、現在の自動車の最小単位である軽自動車でもオーバースペックで、環境面においても、ユーザーのコスト負担面においても多くの無駄が生じていると言えます。

そんな中「1人乗り短距離」にターゲットを絞った小型モビリティを開発し、自動車の最小単位を目指しているのが「KGモーターズ」! 小型であるため環境性能が高く、家庭用コンセント充電が可能で専用の充電設備を必要としません。

東京オートサロン2023で量産試作車を発表予定!

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T-BOXプロトタイプ

「KGモーターズ」は東京オートサロン2022でプロトタイプを発表しており、車体製作能力があることをアピール! 前後モーターを搭載した四輪駆動の小型EVという、現在取り組んでいる量産型とは異なるコンセプトですが、その際立ったコンセプトが注目されメディアから多くの反響を集めました。

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東京オートサロン2023で発表予定のミニマムモビリティプロトタイプ

「KGモーターズ」は東京オートサロン2023で量産試作を発表予定。発表後は量産販売・シェアサービス展開(共に2025年を予定)に向け、性能テストをパワーエレクトロニクス分野の第一人者である名古屋大学山本教授の協力のもと行い、同年10月より市場での実証実験を開始する予定となっています!

ちなみに、制作の過程や実証実験の様子は自社YouTubeチャンネル【KG motors】くっすんガレージモーターズ】にて順次公開していく予定とのことなので、気になる方はチェックしてみて!

この記事を書いた人

スニーカーとアメ車、CODを愛するエディター/ライター。年間約500足のスニーカーを取材し、約400本のスニーカー記事を執筆。

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