【単身スペイン旅で学んだ生きる術】モデル・俳優の道を模索した過去から、毎年海外へ向かう鳥飼拓志の「旅と古着」論ファッションモデル・鳥飼拓志の好きなもの
執筆者: モデル事務所 /STANFORD(スタンフォード)
モデル事務所・STANFORD(スタンフォード)の所属モデルたちがリレー形式で登場する本連載『ファッションモデルの好きなもの』、第239回は鳥飼拓志さんが登場!鳥飼拓志さんの好きなものは「古着と旅と、人との出会い」。高校時代に古着と出会って以来20年近く、全国や世界の古着屋・リサイクルショップを巡り続けている彼が、中目黒で毎週日曜日に開催しているポップアップストア「古着バー鳥飼」が密かに話題を集めています。服を売るだけでなく人と人が自然と繋がる場所を生み出す鳥飼さんに、古着と旅の深い関係性や、自身の価値観のベースとなった旅の体験について語ってもらいました。
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STANFORD所属のモデル・鳥飼拓志の好きなものは?

鳥飼拓志Instagram:@torikai_takuji_
鳥飼拓志の好きなものは「古着と旅と、人との出会い」

古着を好きになったのは高校に入ってからで、私服の高校だったのでいかに安くお洒落できるかを考えたら、自然と古着という選択になりました。
それ以来20年近く、古着屋や地元のリサイクルショップをずっと巡り続けています。

もちろんこれまでに新品を買うこともあったんですが、ここ最近5〜6年は古着しか買っていません。古着でしか味わえない、前の持ち主とともに過した時間が醸し出す雰囲気が好きです。安く購入できるのも魅力。
これは次の「旅が好き」ということにもつながるのですが、個人的には有名だったり人気のあるヴィンテージものを買うのが好きということではなく、誰も知らなさそうな無名のブランドを見つけたり、誰もが知るブランドなのに「こんなものを当時作っていたんだ」という発見も楽しいです。そういうものを探す旅が好きなんです。
だから、自分にとっては、旅と古着は二つでセットのようなものです。新しい場所に行って、その土地で売られているものを探す。
あまりにも服が増えすぎたので、3年前から、中目黒の自分が働いてるバーを間借りして、毎週日曜に(仕事の都合により曜日が変わることもあります)「古着バー鳥飼」というポップアップストアをやっています。
最初は自分の服の在庫整理のつもりで始めたんですが、気に入って何度も来てくれる方もいたりして、少し買い付け目線で服を買ったりするようにもなりました。そのせいか、自分の洋服のカテゴリーの幅も広がった気がします。
もともと、スタイリングをするのも好きで、その人が喜んでくれるとついついあれもこれもと、おまけであげちゃったりもしちゃっています。
でも個人的には服を買うことも、スタイリングをすることも好きだし、すごく楽しいです。
また、人と人が繋がる場所になってくれるのもすごく嬉しいです。カウンターではお酒が飲めるので、8人ほど座れるカウンターで隣同士になったら、すぐ紹介してしまいます。もちろん空気は読みますけど(笑)。
仕事の特性上、来てくれているのがモデルの友達、ヘアメイクさん、飲食業をやっている友達とかが多くて……カウンターで接客をしていなくても、友達のみんなで勝手に仲良くなってくれているのも面白いです。そこから仕事に繋がったりとか……。
もっとうまくSNSなどを使えば、新規のお客さんだったりも増えて来てもらえるのかもしれませんが、いかんせん、宣伝とかそういうのが苦手で。友達が、僕の知らない友達を連れて来てくれて、またその友達が別の友達を連れて来てくれる、そんな身近な人たちが気楽に集まってくれて、ゆっくり楽しめる場所であればいいなと思います。
「古着と旅」の旅の部分ですが、実際に、海外旅行や国内旅行も好きです。
初めて1人で海外に行ったのが、スペイン。大学4年の夏休みに2カ月くらい、バックパッカーのようなことをしていました。
当時、モデル事務所や俳優事務所に入ろうとしていたんですが、なかなか決まらず。気づいたら周りが就活を始めていて、自分も就活をやっていたんですが、結局やりたいことがあまりわからない状況で、“自分探し”の旅だとか言って、単身スペインに行きました(笑)。
なんの当てもなくふらふらとしていただけだったので、毎日寂しかったです。でも、1人で行ったことが今となっては本当に良かったなと思っています。
今の仕事だったり、考え方とか、自分の価値観のベースみたいなものが、その旅の中で得られたような気がします。かなりしんどかったですけど。
夜に夜行バス乗って、朝に別の街に着いて、その街をもう少し回りたいなとなったらホテルを見つけて一泊して。
ここはすぐ回れちゃいそうだなとなったら、その夜にまた夜行バスに乗って、また別の街に移動するということを続けていたら、高熱が出て、なんとかしなきゃってことで、地元の薬局に行って薬をもらって自作の氷枕を作ってみたいな……でも誰も頼れる人もいなかったから自分でなんとか生きていかなきゃ行かない。そういう生き延びる策みたいなのは学んだ気がします。
今の奥さんと出会ってからは、毎年2回くらいを目標に海外旅行に行っています。
ベトナムのダナン&ホイアン、タイ、バリ、台湾、去年は1人旅以来のスペインのバルセロナ。今年は初めての南半球でオーストラリアのケアンズに。去年のバルセロナでは、バルで隣の席に座っていた地元のスペイン人のおじさんと仲良くしてもらえて、お酒を飲みながら拙いスペイン語で頑張って話をしてました。「またバルセロナに来るときには連絡してよ」なんて言ってもらえて本当にそういう出会いは嬉しいものです。
最近は日本国内の旅もいいなと思っています。日本のいいところをまだまだ知らないなぁと感じることも多くて、この間初めて長野県の長野市に行きました。
蕎麦は美味しいし、街の雰囲気がすごく素敵。観光客が多い印象はあったけど、友人たちと戸隠神社という参道が2キロくらいもあるところを歩いたり、温泉に行ったりしました。
泊まった山奥のエアビーの一軒家で、焚き火をしながらのバーベキューを楽しんで本当にリフレッシュできました。
仲のいい友人たちとも、もっといろんな旅に行きたいし、洋服の話もしたい。
一人旅もまたタイミングがあればしたいなと思います。
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文&写真=鳥飼拓志
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この記事を書いた人
2018年設立。立ち上げ当初より個性の際立ったモデルたちが次々と加入。カルチャー色の強いモデルが多く在籍しており、ファッション、音楽、アート、食など、モデル業のみならず、そのライフスタイルも注目の的に。日本のみならずアジア、ヨーロッパなど海外で活躍するモデルも多く、現在飛ぶ鳥を落とす勢いでファッションシーンを席巻中!
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