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smart 最新号

smart2022年9月号

smart2022年9月号

2022年7月25日(月)発売
特別価格¥1,090(税込)

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体型コンプレックス解消のカギは「キャラクター性」と「オリジナリティ」⁉ ファッション大好き3名が赤裸々座談会

発売中のsmart8月号に掲載中の特集「低身長 痩せ型 ガチムチ 体型別のお悩み解消! 一番似合う夏服を探せ!」。それぞれの体型のお悩みを解消しつつ、ベストなアイテム、コーデを指南する特集になっていますが、今回はその中からモデル、ショップディレクター、スタイリストといった“ファッション大好き洒落者”3人による座談会を抜粋。3人のクロストークから、多くの知恵を吸収しましょう。

※この記事は2022年smart8月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。

smart8月号

低身長代表
船橋翔大さん(36歳)
スタイリスト
身長165cm 体重57kg

弊誌をはじめとしたファッション誌や広告からタレントのスタイリングまで多忙を極める人気スタイリスト。ストリート&ファッションカルチャーに精通し、知識とセンスに定評あり。
船橋さんのインスタグラムはコチラ

ガチムチ代表
NAOさん(32歳)
HOMEDICT表参道ディレクター
身長164cm 体重80kg

国内外を問わず、“作り手の立場から敬愛できるブランド”を基準に展開するセレクトショップ「HOMEDICT表参道」の顔役。その丁寧な接客と独自のセンスが光る着こなしにはファンも多い。
NAOさんのインスタグラムはコチラ

痩せ型代表
ISANAさん(29歳)
モデル
身長183cm 体重62kg

日本人とエチオピア人の両親のもとに生まれ、学生時代は野球部に所属。某セレクトショップで販売員→プレスを経験した後、モデルに転向。人当たりのよい性格と10頭身を武器に活躍中。
ISANAさんのインスタグラムはコチラ

体型=コンプレックスではなく、
キャラクター(個性)として捉える

――まずは皆さんの、体型によるお悩みについて教えてください。

船橋 正直、僕はあんまり気にしてないかも……。ただサッカーをずっとやっていたので、若い頃は“脚がゴツイ”のがコンプレックスで、シルエットが出ないボトムスを選ぶことは多かったですね。あと、“被りの浅い帽子が似合わない”っていうのもあるかなぁ。耳の位置が平均よりも低いらしく、帽子を被る際は、高い位置にボリュームを持たせるようバランスに気をつけています。そういう意味でもヘアバンドは一石二鳥。視線も上に集まるので、視覚的に低身長をごまかせますし。

ISANA 僕は“袖・丈の長さが足りない”問題ですかね。なのでインポート物や古着を選ぶことが多いです。もちろん、体の細さも悩みで、今だに“ひ弱に見られがち”。トップスのボリュームを出しすぎると相対的に華奢(きゃしゃ)に見えてしまうので、ボトムスはベルトでギュッと締めてX形のシルエットを構築。上下のバランス感は意識しています。

――NAOさんも、数年前まではかなり痩せていたとお聞きしました。

NAO はい!  今年32歳で164cm 80kg。それが25歳までは50kg台のガリガリでした。

船橋 えっ! 何があって、そんなに太ったんですか?

NAO 海外に買い付けに行った際に、こちらが若いこともあってベテランのディーラーに舐められるんですよね。それで、その対抗策としてパワーフォルムに持っていくしかないなということで、食べまくって5年間で30kg増量!

ISANA すごいですね。シルエット以外に変化ってありましたか?

NAO ファッションに対する意識はさらに上がったように感じますね。「一歩間違えたら、ただのデブのオッサンになってしまう」という危機感が根底にあるので、どうすればファッション的なガチムチになれるかを逆算してスタイリングを考えるようになったし。それに、痩せていた頃に比べると体型だけでなく性格もすごく丸くなりました(笑)。

オリジナリティで勝負する。
相手の土俵で勝負しない(笑)

――服選びに関しては変わりましたか?

NAO 以前はSサイズでも大きかったり服選びが難しい体型だったんですが、一気にサイズアップしたことで好きな服が着られるようになりました。

――皆さん、今日のスタイリングで体型カバーのポイントになっている部分を教えてください。

ISANA 夏はTシャツ一枚だとどうしても弱々しく見えてしまうので、タンクトップとゆるめシルエットのシャツを重ねることで、上半身にボリュームを出しつつ、下半身はフレアデニムで
バランスを取りました。

船橋 さりげなく全身のトーンをまとめることで、縦のラインを強調したところですかね。足元もリカバリーサンダルといった、身長が盛れるアイテムを取り入れていたりとか。

NAO 僕はシューズですかね。人気の定番モデルは、スタイルがよくて格好いい人と被った際に敵(かな)わないので、なるべく周囲と被らないモデルを選んで、オリジナリティで勝負する。相手の土俵で勝負をしないっていうね(笑)。

船橋 それにしても、お洒落を楽しむために戦略的に太るというフィジカルのアプローチって相当ストイックですよね。完全にファッション・アスリートじゃないですか。

NAO 恐縮です(笑)。

船橋 服好きってみんなそうだと思うんですが、たとえどんなアイテムであろうと「これをどう着こなしてやろうか」って考えるじゃないですか。僕はその姿勢こそが重要だと思っています。

自分のキャラに合ったアイテムや
着こなしが必ず見つかるはず

――そうしていろいろと経験した上で辿り着いた答えってことですね。ISANAさんの、服を着こなすプロとしてのこだわりも教えてください。

ISANA 僕らのような痩せ型は胸板や鎖骨付近に肉が付いていないことが多いのですが、そこをあえて見せることで色気を演出するとか。これは痩せ型だからこそかなって。なので、夏は
あえてタンクトップでボディラインをしっかり見せて、「こいつに服を着せたら絶対に似合うだろうな」とクライアントに思ってもらえるように、セルフブランディングもしています。

――服を売る側のプロであるNAOさんは、お客さんに対して体型別の接客をされたりするんでしょうか?

NAO もちろん!  体型とその人のキャラクター性に合わせて接客しています。例えばISANAさんなら、痩せ型+陽気な印象を受けるので、それを生かすように茶目っ気のあるアイテムをチョイス。逆に痩せ型をコンプレックスに感じて悩んでいる方に対しては、太って見えるような服をオススメしたりとか。

船橋 僕の場合だと、どんなアイテムをオススメしてもらえるんですか?

NAO 自分の中で確固たるこだわりがあって、個性的な着こなしをされる方だと思うので、ここはあえて、キメキメのセットアップはどうでしょうか。「自分に似合うのはコレ!」というこだわりを持っている方には、その人が着ている服と逆のテイストを、客観的目線で選んであげる。そうやって、自身では気づかなかった新たな発見があるような提案を心がけています。

船橋 なるほど。それでいうと僕自身も、キャラクター作りの一環でキャッチーなアイテムを選びがちというのはありますね。むしろ最近では積極的に取り入れているかも。“自分の体型=キャ
ラクターを理解した上で、どうお洒落に見せるか”という点は、常に意識するようにしています。

――本企画の前半ページ(後日smart webにて掲載)で行った“短所を隠してお洒落に見せる”の次のステップは、“短所を長所として生かして見せる”ということですね。

NAO みんな絶対に短所も長所もありますからね。正直、完璧な体型の人なんて、なかなかお目にかかれませんよ。痩せ型だけど肩幅はガッシリしている人もいるだろうし、低身長だけど顔がすごく小さくて脚も長いなんて人もいたりしますし。

ISANA なので、誰かにとってNGのアイテムや着こなしが、別の誰かにとってはOKだったりしますもんね。ひと昔前に比べるとデザインもサイズもシルエットも選択肢がすごく増えているので、いろんな服を見て、実際に着て試してもらいたいですね。そうしているうちに、自分のキャラクターに合ったアイテムや着こなし方が、必ずや見つかるはずです。

船橋 結局そこですよね。通常だと「低身長は顔が大きく見えるとバランスが悪くなる」というのが定説ですが、僕なんかの場合は、あえて頭部をボリュームアップさせることでキャラクター
性を強調する方向にシフトしちゃっていますし(笑)。そうやって自分の体型を生かすために、服の力を借りるというのが今の時代には合っていると思います。体型=コンプレックスではなく、体型=キャラクター(個性)としてポジティブに捉えることができるようになればファッションの幅も広がるし、絶対にそのほうが楽しいので!

衣装はすべて本人私物

低身長・船橋翔大さんのお悩み
被りの浅い帽子が似合わない
これまでなかなか自分に似合う帽子が見つからないと思っていたら、実は両耳の位置が世の中の平均値に比べると低いと判明。被りが浅めの帽子は据わりも悪くてノーサンキュー。

お悩み解消テクニック
パーマヘアと
ヘアバンドで
視線を上に集める
帽子は被りの深いモノをチョイスし、高い位置にボリュームを持たせるようバランスを考慮。ヘアバンドで髪を上げることで縦長に見せたりと、視覚効果も期待できて一石二鳥だ。

衣装はすべて本人私物

ガチムチ・NAOさんのお悩み
気を抜くとオッサン感が出る
やや低身長気味なのに体重80kg! トップスを脱げばお腹もポッコリまん丸。そんな体型もあってか、適当な格好をしていると、ただの太ったオッサン感が出てしまうのがお悩み。

お悩み解消テクニック
キャッチーでアクの
強いアイテムを
とにかく掛け算
派手だったり個性が強すぎたりとアクの強いアイテムも、そのキャッチーな体型=キャラクターが優しく包み込む。しかも一点投入ではなく、これでもかと掛け算して個性を主張。

衣装はすべて本人私物

痩せ型・ISANA さんのお悩み
頼りなく見られてしまいがち
モデルという仕事柄、痩せているほうが何かと都合がいいのだが、こと女性目線となると頼りない感じに映ってしまう様子。体型は変えることなくいい感じに見せる方法を模索中!

お悩み解消テクニック
締める・抜くの
ポイントを作って
X形シルエットに
トップスのボリュームを出しすぎると相対的に華奢に見えてしまうので、フレアシルエットのデニムのウエストをベルトでギュッと締め、X型のシルエットを構築するのがコツ。

本記事が掲載されたsmart8月号は全国の書店、コンビニはもちろん、宝島チャンネルはじめ、Amazonセブンネットショッピングなど各インターネット書店でも好評発売中です。

写真_田中利幸
インタビュー&文_TOMMY
編集_熊谷洋平

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08:00

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