【1分でわかる!】那須川天心vs武尊戦 実現までの軌跡を写真と動画で振り返る
“世紀の一戦”と謳(うた)われる那須川天心vs武尊は、どのように実現への歩を進めていったのか。2015年11月に天心が武尊に対戦を直訴したところから始まった両雄の交わりと軌跡を改めて振り返る。
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2015年11月21日
武尊初防衛戦の試合後に
天心がリングサイドで対戦直訴
自身初の防衛戦となったK-1 WORLD GP-55kgタイトルマッチで、無敗のフランス人選手を相手にKO 勝ちを果たした武尊。直後、退場する際にリングサイド席で観戦していた天心が接触し対戦を直訴するも、武尊はファンと勘違いし、天心を認識するには至らず。これが両者の初めての接触となった。
2020年12月31日
天心が5年連続で大晦日RIZINに参戦!
来場した武尊に天心がメッセージ
年末恒例のRIZIN のさいたまスーパーアリーナ大会は、コロナ禍で来日外国人選手の出場が難航する中、タイのムエタイ選手と対戦した天心。3-0の判定勝ちを収めた直後のリング上で「まだ何も決まってないんですけど、これからも一緒に格闘技を盛り上げましょう」と武尊にメッセージ。
2021年3月28日
天心の目の前で武尊が
“最強の挑戦者”を撃破
石の拳を持つ“最強の挑戦者”レオナ・ぺタスを相手にスーパー・フェザー級王座2度目の防衛戦に臨んだ武尊。1Rから壮絶な打ち合いとなる中、2Rに右フックでKO勝ち。会場にも天心来場がアナウンスされる異様な雰囲気の中、衝撃のKO勝利で天心との対戦への機運を高めた。
2021年12月24日
クリスマス・イブに
ファン待望の対戦発表
イブ直前の12月21日に天心が「きっとサンタクロースってこんな気持ちなんだろうなぁ」とSNS上に投稿すれば、武尊も23日に「I can’t wait」と投稿。そうしてファンがざわつく中、遂に24日に記者会見で対戦を正式に発表。
2022年4月7日
ルール発表記者会見。
“中立の”リングでの対戦に
RISEでもK-1でもRIZINでもない「中立の舞台」で行われることに。また、「THE MATCH 2022」はRISE vs K-1の対抗戦の様相も呈している。この日発表されたチケット金額に、会見場がどよめく一幕も。
大会概要
メインは天心vs武尊!
RISE vs K-1の
対抗戦の色合いも
THE MATCH 2022
日時:6月19日(日)12:00開場、14:00開始
会場:東京ドーム
配信:ABEMA PPVにて全試合完全生配信(6~8時間予定)
一般発売開始早々に5万を超える席が完売。チケット料金もVVI P1列席が300万円という史上最高価格に設定されるなど、格闘技界、スポーツ界だけでなくエンタメ史上でも類を見ない一大イベントだ。PPVでの完全生配信と、現地に来られない人にも開かれた観戦環境が整っている。
対戦ルール
ドローなしの“完全決着ルール”
契約体重:58.0kg(当日の戻しは4.0kgまで)
ルール:キックボクシングルール(ワンキャッチ、ワンアタックあり)
ラウンド数:3分3ラウンド+延長1ラウンド(3分3ラウンドで決着がつかない場合、延長ラウンドへ。延長ラウンドは延長ラウンドの内容のみをマストでジャッジし、どちらかの優劣をつける)武尊が昨年12月の会見で語った「僕は正直この試合に判定とか、ドローとかそういう結果はいらないと思う」との思いはファンの総意でもある。序盤での決着になるか、はたまた激闘の末の終盤決着か。いずれにしても一瞬たりとも目が離せない一戦であることは間違いない。
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※この記事は2022年smart7月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
文_熊谷洋平
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