前田敦子「花嫁以上に肌を出しています」 累計5.3万部突破の写真集『Beste』で見せた、30代の“最高”と覚悟

執筆者: 音楽家・記者/小池直也

芸能活動20周年を記念した最後の写真集『Beste』を発売した前田敦子

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前田敦子の写真集『Beste』がオリコン週間フォトブック・写真集ランキングで1位を獲得し、Amazonタレント写真集ランキングでも連日首位を記録。売上も紙・電子合わせて累計5.3万部を突破する人気となっている。タイトルはドイツ語で「ベスト=最高」を意味する。“最後にして最高”――。その言葉通りの覚悟で挑んだ1冊について、話を聞いた。

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女性が一番きれいになる方法は……

芸能活動20周年を記念した最後の写真集『Beste』を発売した前田敦子

――写真集のテーマを「30代女性の大人の恋」とした理由は?

前田敦子(以下、前田):きれいで静かなウィーンは、大人になってこそ価値がわかる街だなと思いました。特に夜は街灯がちょっとオレンジがかって、すごくムーディーになるんですよ。

撮影中に「こんな素敵な場所に好きな人と来たら、もっと好きになっちゃうね」と言っていたんですよ。そこから「大人の恋」というテーマが出てきたのかなと。

――前田さんにとって「大人の恋」とは何でしょう?

前田:やっぱり「海外に一緒に行きたい」と思えることが、大人だなって。私はまだ経験がないんですけど、妄想しながら撮影していました。

簡単に女性がきれいになれる方法は、恋をすること。今は自分が恋から遠のいていると感じるんです。だから準備の期間に「好きな人がいたらどれだけ楽だろう?」「これで好きな人がいたら最高なのに!」「もっときれいになれるのに!」と考えながら、ひとりで自分を奮い立たせて頑張りました(笑)。

――準備期間はどのようなボディを目指しましたか?

前田:私は痩せやすいタイプで、落とそうと思えばいくらでも落とせるんです。でも、そうしたら棒みたいな体になってしまう。だから残す部分は残すと決めて、きちんと食べながらトレーニングしていきました。

やっぱりランジェリーに多少お肉が乗るくらいがセクシーだと男女問わず思うんじゃないかな。もちろん細い体もきれいですが、セクシーを前に出すなら、そういうことかなって。少し乗っかる角度を探して撮ったりもしました。

――スタッフからも「セレクトも構成も最後の最後まで、より良い作品にしたいという熱意と愛情を感じた」という声があったそうですが。

前田:Instagramなどで見せる姿と同じだと意味がないじゃないですか。だから普段は見せていない自分を見せる作品として世に残せたらと考えていました。自分がいいと感じるものはSNSで見せられる。写真集では、自分以外の人に客観的な私のよさ、私も知らない私を選んでほしいなと。

スタッフさんとは1万枚以上の写真を一緒に見て、何度も何度も話し合いを重ねました。撮影も含め、みんなで戦った感じ。チームのみなさんとは戦友みたいな絆ができました。

――潔い脱ぎっぷりも話題になっていましたね。

前田:久しぶりに人前で肌を出すから躊躇(ちゅうちょ)するかなとも思ったんです。でも楽しかったです。10代からそういう環境だったので、根付いてるものがあるのかもしれません(笑)。女性スタッフも多く、みんなで「この角度がいい」「こっちじゃない?」と相談しながら進められたのも心強かったです。

――お気に入りだという自転車のカットについても聞きたいです。

前田:どうしても入れたかったんですよ。カットする話も出たんですけど、「入れてください」と押し通しました(笑)。誰にも見られていないドキドキした自分をそこに映したかったんです。個人的な願望があのカットに出ているはず。

この記事を書いた人

音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。

X:@naoyakoike

Website:https://smartmag.jp/

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