「なんだかんだチームが残ると思っている」チーム存亡の危機を乗り越える、LIFULL ALT-RHYTHMの“楽観”と“平常心”【D.LEAGUE 25-26 SEASON】
たった6秒のエースパフォーマンス

――開幕戦の『HERO』は「生誕戦隊ベイビーレンジャー」が登場する型破りなショーケースでした。これについては?
calin:あれは妊婦さんを救う戦隊なんです。最初はディレクター・永井直也さんが、昨シーズンのROUND.6で披露した『Secret』みたいな方向性で行くと言っていて。後から閃いた戦隊もののアイデアをミックスして完成しました。
最終的に産まれた赤ちゃんが宇宙人で『Secret』のエピソード0的な位置付けの内容になってます。これまでも明るい作品がアルトリ的な開幕戦の勝ち筋でしたが、チーム正念場のシーズンですし、いきなり度肝を抜くしかないと。これを最初からできるのはアルトリだけじゃないですかね。
Karim:僕がアルトリに入りたかった理由は作品の幅が広くて、次に何が来るかわからない部分でした。僕が入ってから4年目の今季も新しい世界を提示し続けていきたいです。
――結果は惜しくも負けてしまいましたが、calinさんが担当したエースパフォーマンスの項目は勝っていましたね。
calin:あの作品だと自分の立ち位置はアンサンブルで、主役はあくまで(浜田)純平さん。でもエースはエースの説得力がないと、全体が際立たない。どういう内容にするかは悩みましたね。しかも楽曲「HENSHIN (feat. TAKUMA THE GREAT) 」のテンポが速いから、エースパフォーマンスの尺である2×8(ツーエイト・16小節)が約6秒しかないんですよ(笑)。過去のショーケースでも最短に近い。
対するCHANGE RAPTURESのエース尺は約12秒。この短い時間でどうすんねんって(笑)。でもディレクターが「もうコーディネイトできる尺ではないから、勢いのある『ダダダダ!』という踊りをしていてください」と言ってくれたので、その方向性でやってみました。
Karim:この無茶振りに応えられるのもすごいですけどね(笑)。

――ROUND.2の『Live(s) in me.』での勝利はいかがでした?
Karim:久々の勝利が嬉しすぎました。昨シーズンのROUND.7以降、勝利がなかったんですよ。最後のあの畳みかけるシンクロパフォーマンスはcalinさんが考えてくれました。
calin:直也君と一緒にですけどね。ただ久しぶりの勝ちに繋がってよかったです。自分たちはステージングやコレオグラフィーの部分が強みだと思っているんですけど、獲れるときもあれば、ダメなときもある。もちろん対戦相手のショーケースの内容にもよりますが、いまだに審査基準は掴めないです。
Karim:今季から導入されたパーセンテージ制のジャッジは、どれだけ競ったのか見やすい反面、差が開くと露骨にわかってしまうので厳しい面もある印象。ただ自分の故郷・徳島の知人にまで知られていたり、シーズン毎にリーグの進化を感じます。
calin:海外のダンサー友達も観てるらしい。大会や企画が他にあったとしても、ひとつひとつのチームに企業が付いて、ちゃんとオーガナイズされているリーグは日本でしかできないと感じるみたいですね。
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