[Alexandros]川上洋平が「死」を意識して綴った2ndエッセイ『次幕』 40代を迎え、今こそ“自分をさらけ出す”理由
執筆者: ライター/黒川すい

2025年12月25日(木)に、2冊目となるエッセイ本『次幕』をリリースした[Alexandros]・川上洋平さん。自身の半生をテーマにした前作『余拍』から3年――、満を持して登場する今作では、“現在(いま)”にフォーカスが当てられているのだとか。この記事では、そんな今作への想いをはじめ、たっぷりとお話を伺いました。本書内の気になるエピソードをさらに深掘った質問も多数……!既に『次幕』を読んだ人は、副音声的に楽しめること間違いなし!もちろんまだ『次幕』を手に取っていない人も要チェックです。
目次
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“現在”の川上洋平を映し出した取扱説明書的1冊
──まずは、今作『次幕』の執筆依頼が来たときのお気持ちについて伺えると嬉しいです。
川上洋平(以下、川上) 実は、「次書きましょうよ」って話は、僕から切り出したんです(笑)。前作『余拍』は依頼をいただいた形でしたが、そのときに“文章を書くことがすごく楽しいな”って気づいて。「またいつか書けたらいいですね」みたいな話はしていたので、その流れもあって、今作が実現しました。
──そうだったんですね!再びエッセイ本を執筆することに対する思いはいかがでしたか?
川上 前作は自分の半生をテーマにしていて、僕の軌跡を中心に書きました。そこからさらに、“現在(いま)”を切り取りたいなって気持ちが強くなってきて。だから今回は、とにかく今自分が思ってること、そして自分でも思ってるかどうか分からないようなことを、もっと掘り下げていきたいと考えました。さらけ出すような形で書き綴りたいなっていう思いがあったので、結構セラピーに近いかもしれません。
──前作の執筆をはじめ、「“現在(いま)”を切り取りたい」と思うようになったきっかけは他にもあったんでしょうか?
川上 音楽雑誌などでインタビューを受ける機会がよくあるんですけど、そこでは作品のことを中心に聞いていただくんです。歌詞の意味であったり、曲の雰囲気であったり、それを聞かれるのは当たり前のことではあるんですけど、一曲一曲にフォーカスするんじゃなくて、もっと幅広く掘り下げてほしいなという思いがずっとあったんです。
例えば、作曲の方法や歌詞の書き方、CDのジャケット、アートワーク周り……そういった全般的な自分の曲制作スタイルや、僕の内面まで掘り下げられたら、そこから何か見えてくるものもあるんだろうな、と思っていました。そういう気持ちが爆発して、「“現在(いま)”を切り取りたい」に繋がったように感じます。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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