EXILE NAOTOは「お父さん的存在」D.LEAGUEの超新星LDH SCREAM・笑大郎×來夢が胸に秘める“反骨心”と、王者Legitへの挑戦状
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
レジェンド・Zeebraからの祝福

――平均年齢17歳という若いチームとして新規参戦し、開幕前にはいろいろな前評判があったと思います。見事に勝利を収めたショーケース「NICE TO MEET YOU」は見事でした。
來夢:「アイドル感がある」など、いろいろな声があるのは僕たち自身もSNSで感じていました。でもそういう反応を見て萎縮するのではなく、「全員でひっくり返してやろうぜ」という勢いに繋がりました。
若さやフレッシュさも僕たちの武器ですから。オーディション後の3カ月は怖いもの知らずの精神で練習を積んできました。辛いときもありましたが、勝利したときはHIROさんを始め、みんなが喜んでくれて嬉しかったです。「自分たちもD.LEAGUEで戦えるんだ」と思えたので、さらにダンスに熱が入る瞬間でしたね。
笑大郎:ROUND.1は緊張しました……。シンクロの精度を高めることに重点を置いて練習したので、結果が出せて嬉しかったです。でも次の日からはROUND.2に向けたマインドセットで練習に励みました。
――楽曲「The Dynasty feat. Zeebra」には、日本語ラップ界のレジェンドの一人であるキングギドラのZeebraさんが参加されていました。
來夢:音楽はチームの強みのひとつです。あの曲を最初に聴いたときは「俺がZBR」というイントロだけで「ヤベえ!」ってなりました。Zeebraさんは開幕戦を現地で観てくださり、「よくやったよ」と声をかけてもらいました。
笑大郎:いまだにプライベートでよく聴きますね。楽曲に足してほしい音をみんなで話し合って、プロデュースしてくれたDJ DARUMAさんに伝えてもらったり、僕たちの意見も反映されて完成した曲なんですよ。

――ROUND.2では敗戦も経験されましたが、そのときのことも聞きたいです。
笑大郎:僕はサポートメンバーとして見ていましたが、率直に悔しかったです。でもオーディションのときから辛い経験はしてきたので、次の日からは切り替えて次戦のことを考えていました。
來夢:家で配信を観ながら、初めて負けを味わったメンバーの顔と、その場にいられなかった罪悪感はありましたね。でも「次は負けたくない」という反骨心に繋がったので、ROUND.3は勝つ僕らを見せたいです。
笑大郎:僕たちの一番の課題は「テクニック」の項目です。経験もないですし、練習と実戦を重ねながら補っていけたらと思っています。ただ平均年齢17歳なので、フレッシュな若さのエネルギーを一番持っているチームでもあるんですよ。だから最初から最後まで全員で踊っている作品が多いので、そこは武器ですね。
來夢:シンクロの場面は録った映像をスロー再生しながら、SHIGEさんにズレている人を指摘してもらう、という流れで細かくチェックしています。ただシンクロするだけでなく、「これをシンクロするのか!」という部分を狙っています。苦戦はしますが、確実に成長できていると感じます。
――注目しているチームやライバルはいますか?
笑大郎:一番は同じブロックのCyberAgent Legitさんです。正直、悪いところがなくて全部がパーフェクトなチームなので、カッコよくて大好きですが、対戦するROUND.7では必ず勝ちにいきたいです。
來夢:自分も同じLDH所属のTAKUMIさん、地獄さんがいるLegitさんです。バックステージでは優しい先輩ですが、ラウンドでは謙虚さを捨てて、とにかく僕たちらしくぶつかりにいこうと思っています。
――注目しているDリーガーは?
笑大郎:SEGA SAMMY LUXのTAKIさんは、僕にない人間離れしたダンスをされる人だなと思って見ています。エネルギーも爆発しているし、勉強させてもらっています。
來夢:僕はLegitのAROE君です。昔から大好きで全部がカッコいいですね。尊敬しています。
この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ
関連記事








