【地上波では絶対無理】 MEGUMIが「ヤンキーの恋リア」を企画したワケ AK-69と永野も絶賛する“良い意味で問題作”Netflix『ラヴ上等』の魅力

執筆者: ライター/石野志帆

Netflixリアリティシリーズ『ラヴ上等』スタジオMCのMEGUMI、AK-69、永野

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12月9日(火)よりNetflixで独占配信が開始される『ラヴ上等』。“ヤンキー×恋リア”という異端の組み合わせが、恋愛リアリティ番組の常識を一気に塗り替えている。怖いのに可愛い、荒っぽいのに誰より優しい――そんなギャップと本音むき出しのぶつかり合いから伝わる面白さに、MCのMEGUMIAK-69永野も太鼓判を押す。スリル、スピード感、胸キュンが怒涛のように押し寄せる、新時代の恋愛リアリティの魅力を3人に聞いた。

Netflix「ラヴ上等」参加メンバー11人プロフィール紹介 “ヤンキー×恋リア” で何が起きる?地上波では絶対に放送できない究極の恋リアが爆誕

恋リアの常識を壊す。“ヤンキー×恋愛”の化学反応

Netflixリアリティシリーズ『ラヴ上等』スタジオMCのMEGUMI

――MEGUMIさんが企画・プロデュースされたということですが、どんな番組にしたいと思って制作されましたか?

MEGUMI 「誰も見たことがないようなエンターテインメントを作りたい」と思っていました。最近、周囲の若い子だけでなく、私と同世代の人たちからも「恋愛はもういいや」とか「恋愛は面倒くさい」とかいうような声を聞くことが多かったんです。個人的にそれはあまり良いことではないなと感じていて、どうやったら「恋愛ってやっぱりいいよね」ということをお伝えできるだろうと考えていました。

そんなときに、たまたま千鳥の大悟さんとロケすることがあったんです。大悟さんを見ていると、かつてヤンキーだった私の周りにいた“良い男たち”を思い出しました。

――どんなところが魅力だと感じたのでしょうか?

MEGUMI ヤンキーならではの独特のレディーファースト感と、不器用だけど愛情深いみたいな感じが「やっぱりすごくカッコいいわー」と思ったんです。ロケが終わってからマネージャーに「ヤンキーの恋リアってどう思う?」と相談したら、「いいっすね~!」って言われたので、そこからNetflixに企画を出して、実際に走り出していきました。

――『ラヴ上等』では、“ヤンキー”の定義が広いですよね。

MEGUMI 私が中学生くらいのときのヤンキーっていうのは、いわゆる特攻服や単ラン、長ランを着ているみたいな世界線だったんですけど、今のヤンキーはやはり時代と共にアップデートされているんですよね。「世の中になんとなくハマりきれない」みたいな子たちもカテゴライズされていると思いましたので、ラップや地下格闘技をやっている子など、従来の定義よりも少し広げました。

――AK-69さんと永野さんは、番組について初めて聞いたとき、どう思いましたか?

AK-69 まずはヤンキーの恋リアじゃなかったら、俺にキャスティングオファーは来なかっただろうなっていうのは思いました。

Netflixリアリティシリーズ『ラヴ上等』スタジオMCのAK-69

MEGUMI そんなことないです(笑)。

永野 わからないですよ、それは(笑)!

AK-69 「そんなことないです」と「わからないですよ」に、ちょっと気持ちが入ってない(笑)!

永野  確かに!気持ちはなかったですね(笑)!

AK-69 その界隈に足をかすった人間としては「ヤンキーの子たちのぶつかり合いが見られるんだろうな」というのが想像できてすごく面白そうだと思いましたし、新しいとも思いました。

永野 自分も普通の恋リアだったら呼ばれないと思うんですけど(笑)。

Netflixリアリティシリーズ『ラヴ上等』スタジオMCの永野

AK-69 そんなことないです(笑)!

永野 MEGUMIさんプロデュースで、AK-69さんともご一緒できると聞いて、飛び乗りましたね。この企画には乗るしかないでしょ!絶対面白いでしょ!と。

MEGUMI 嬉しい!永野さんは「恋リアが苦手」とおっしゃっていたので、もし面白くなかったら態度や言葉に出るだろうなと思っていたんですよ。

永野 この番組を観て、恋愛リアリティ番組のイメージが変わりましたね。「これこそが恋リアなんだ!」と思いました。個人的に恋リアは「食が細い男がまっすぐ育った女と出会う」みたいな話だという偏見があったんですよ。

MEGUMI それはすごい偏見(笑)。

永野 それに、恋愛のセオリーを押しつけられそうだなと勝手に思っていて。「男はこういう場面でこう動け」とか、「こうやったら女性は喜ぶ」とか……。そんな感じだったら観ていられないなと思っていたんですけど、「ラヴ上等」では、そうしたセオリーに縛られない恋愛のリアリティが見られたので、面白かったっすね。

MEGUMI 永野さんは本当に前のめりに楽しんでいただけた様子が見えたので、私も嬉しかったです。AK-69さんはMCとしてこういう番組に参加されたことがないと聞いていたので、「どういうトークをしてくださるんだろう」と思っていました。恋愛リアリティ番組も普段ご覧になってないとおっしゃっていたのに、実際の現場では“ヤンキー解説者”として使命をまっとういただくことができまして。

永野 初回からはっきりしたポジションが確立されてね(笑)。

AK-69 まっとうさせていただきました(笑)。

永野 たとえば座り方とか、ヤンキーがやりがちな所作が本編で出てくるんですけど「これはどういうことなんですか?」というのを聞いて、1個1個細かく教えてもらいましたよ。

AK-69 骨格に良くない座り方をしていた子がいたからね(笑)。

MEGUMI ありましたね(笑)。

永野 初めて耳にした言葉がいっぱいありましたもんね。「釈迦寝(しゃかね)」とか。“釈迦”と“寝る”を足すんだ……って。

AK-69 (笑)

MEGUMI 顔のことは「ツラ」とか。

AK-69 「ツラ」は、言うでしょ(笑)?

永野 普通の会話では言わないですよ(笑)!

Netflixリアリティシリーズ『ラヴ上等』スタジオMCのMEGUMI、AK-69、永野

――AK-69さんが解説してくれたことで初めて理解できたこともあったのでしょうか?

MEGUMI 私は撮影中からずっと出演者を見ていますけど、「何でこんなことで揉めるの?」とわからなかったことが結構あったんです。それについてAK-69さんに聞くと、「最初に揉めることによってバイブスをすり合わせて、そこから仲間になっていくんだよ」と解説していただいたことがあって。スタジオ収録で初めて、「あぁ、なるほど」と理解できましたね。

AK-69 初めての恋リアMCで、どうなるか本当に想像できなかったんで、「感じたままを話そう」と思っていただけだったんですけどね。

MEGUMI 時には、「これはいけないよね」とか「こういう場面はちゃんと謝ったほうがいいよね」とか、人としての行いについても言っていただけましたよね。言葉の重みがあって、勉強になる部分が多かったです。

この記事を書いた人

TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。

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