【きょう発売】GU×エンジニアド ガーメンツの激推しは?9,990円の多機能シェルパーカは「冒険の鎧」…争奪戦必至コラボをプロが徹底レビュー
執筆者: スタイリスト/牧田悟志
秋の紅葉も真っ盛りな一方、冬本番も近いと感じさせる寒さになってきた今日この頃。注目のコラボニュースが入りまして、早速調査してきました。注目コラボ、今回はGU × ENGINEERED GARMENTS(ジーユー × エンジニアド ガーメンツ)。スタイリスト目線でレビューします!
目次
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バッグ不要、出番激増間違いなしの多機能「パデッドシェルパーカ」
まずはアウターのパデッドシェルパーカから。
パデッドシェルパーカ¥9,990
カラー展開はオリーブとネイビー。
デザインは、19世紀に「Barn(納屋)」で農作業に従事する人たちが着用していたことから名前が付いた「バーンジャケット」をベースにして作られているそうなのですが、そこからポケットやギミックが効いたデザインをプラスし、高機能現代素材へのアップデートなどの要素が盛りだくさん過ぎて、冒険に出る際の装備完璧な鎧状態です。
胸元のポケットに加え、ハンティング(狩猟)ジャケットで見られる、フロントの左右につく縦に重ねたポケット。
上のポケットは斜めに口が付いているため手を入れやすく、中が起毛素材なのでアームウォーマーとしても活躍しそうです。
重ねるように下につくポケットはマチもつく容量で、上のポケットをフラップ(蓋)にしてスナップボタンで留められるので落ちるのが怖いモノを入れておくにも安心。
背面のポケットは、ハンティングジャケットのゲームポケット(捕った獲物を入れるポケット)をデザインソースにしたと思われますが、もはや公式でも「バッグを縫い付けた」と表現しているほどのマチも付いた大きさ。
スーパーで買ったモノを袋でまとめてこの背面ポケットに入れる……などと考えてみたり。
これらの数、大小、形の違うポケットの実用度が高すぎます。
しかもポケットを単純にいっぱい付けました、ではなく、ちゃんとクラシックなハンティングジャケットのポケットをアップデートしながらデザインに組み込んでいるので違和感ない機能美です。
パンツのポケットに財布、携帯、AirPods……と入れてシルエットを崩すのは野暮ったいです。
そして素材は、ポリエステルリップストップという引き裂き強度が強い丈夫な生地が表面、肌に当たる裏面が薄中綿が入るキルト生地、さらにその二つをボンディング(張り合わせ)しているので撥水、防風機能もありながら保温性も高いという嬉しい機能を網羅しています。
裾は折り曲げて内側のスナップボタンで留め、短丈にもできます。
短丈の位置にはドローコードがつき、絞って風の侵入を防げます。
フロントを開けてがばっと羽織ったり、上だけ開けて肩を落として着てみたりといろいろな着こなしができそうですが、そこまで中に着こまずにトップまで閉めて着こなすと、下の画像のようにシルエットが裾に向かってやや広がるAラインのようなシルエットになります。
このシルエット、形も好きです。
身長179㎝、体重77kgでLサイズを着用してこのサイズ感です。
全然Lサイズでいけそうでしたが、中にたくさん着込むのであればその状態で一度XLサイズも試してみたいところです。
この記事を書いた人
メンズファッション誌、モノ誌を中心に活動するスタイリスト。機能性やリアルクロージングを意識したスタイリング、モノ選びを担当することが多い。プライベートではヴィンテージからレギュラーまでの幅広い古着を愛する。休日は“グッドレギュラー”を発掘すべく、古着をディグる日々を過ごす。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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