「ラブトラ3」ミク&イッセイが語る“実家住まい→同棲”の決断…“譲れなかった2人”が再び惹かれ合ったワケ【全話ネタバレあり】
執筆者: ライター/石野志帆
すれ違いの先に見えた、“もう一度つながる”瞬間

――1度目の別れからホカンス(ホテルでの共同生活)に参加するまで、他の恋愛はされましたか?
ミク 私は他の恋愛もしました。ただ、私は誰かと別れたらすぐ「はい、終わり!」となるんですけど、イッセイ君はずっと頭の片隅にいたんです。そういう相手は初めてでした。
イッセイ 僕も「次に踏み込もう」と何度か別の女性とごはんに行ったことはありましたが、結局発展はしませんでした。友人と会うたびに「ミクさんとはどう?」「最近会ってないの?」と聞かれていたんですけど、周りから見ても俺とミクさんは仲が良いカップルだったんだと思いますし、自分でもそう思っていました。ただ、ミクさんにすでに別の相手がいたのを知っていたので、僕はもう関わってはいけないなと思いながら過ごしていました。

――『ラブ トランジット』へ誘ったのはイッセイさんのほうでしたよね。
イッセイ 復縁したいと思ってはいたんですけど、そんなときに友人からミクさんが別の方とお別れしたと聞かされたんです。それなら、「誘ったら来てくれる……かな?」と。
――少しの期待を募らせながら誘われたんですね。ミクさんは誘われてどう思いましたか?
ミク 彼の性格的に、「復縁じゃなきゃこの番組に参加しようと思わないだろう」と思いました。誘われて嬉しい気持ちはあったんですが、お互い「譲れない」と言って別れた部分については、変わることはないのではないか、とも思っていて……。なので、ホカンスでしっかり向き合ってもなお「本当に譲れない」となるなら、きっぱりと諦められるなと思いました。
――復縁を希望されていたイッセイさんでしたが、ミクさんは別の方々とのデートを重ねていました。
イッセイ ミクさんがあまり振り向いてくれないと感じて、一度かなり落ち込んだ時期がありました。「新しい恋を望んでいるんだろうな」という思いと、「振り向かせたい」という葛藤のはざまで、正直自信がどんどんなくなっていきましたね。


――積極的に想いを告げるチャンスを逃していたという感じだったのでしょうか?
イッセイ 最初のほうは(元恋人であるミクさんを)堂々と呼び出してしまうと、みんなとの輪を崩してしまうのではないかと意識しすぎていて、想いを告げる場面も少なかったです。そうしているうちに「みんなは結構チャンスがあったのに、僕にはチャンスが巡ってこない」と思ってしまったこともあったのですが、途中からは「周りのことを考えすぎずに、思い切りぶつかろう!」と思考が変わりました。
――当時のイッセイさんの気持ちには気づいていましたか?
ミク イッセイ君を見て、「ストレスを感じているのかも」とは思っていたんです。でも、(格闘技の)練習時間が限られていたので「運動できないからストレスが溜まっているのだろう」と思っていました。私とのことで葛藤しているとは考えてもいなかったです(苦笑)。

――お2人が話し合うシーンは何度もありましたが、妥協点を探り続けていたという感じなのでしょうか?
ミク それがしたかったんですけど、話していても、かみ合わないと感じることが多くて……(笑)。
イッセイ かみ合わないって感じたこと、僕もあったよ(笑)。
――お互いに「歩み寄れるかもしれない」と思ったのは、いつぐらいですか?
ミク ホカンスがかなり終盤になってからです。
イッセイ そのあたりまでは(復縁は)無理だと思っていたんですが、(ホカンス後の)バカンスへ行ってからは一緒にいる時間が増えました。一緒にカヤックへ行ったりカフェに行ったりして、そこで話がやっとまとまっていったかなという感じでした。



ミク 私もカヤックのデートのときにちゃんと話せたことで、「やっとかみ合って、つながった」と思ったかも。あのデートは本当に楽しかった。
イッセイ ずっと真面目に話し合おうとしていたんですけど、やっぱり僕たちって楽しくやらないとお互いの良いところを発揮できないんだと思います。暗い気持ちで別れた理由を突き詰めていこうとすると、逆に上手くいきませんでした。バカンスでのデートが心の底から楽しかったからこそ、これからのことを前向きに考えられるようになっていきましたね。
ミク X(元恋人)同士だと、昔のことを話して向き合う時間がどうしても長くなってしまうんですよね。ホカンスの最初のほうでは、昼のデートよりも夜にしっかり話すことに重きを置いていたので、空気も重くなりがちでした。でもデートに行って楽しいことをすると、流れる空気感がガラッと変わっていったことが大きかったと思います。
この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
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