令和一泣ける純愛映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』主演・齋藤潤が語る、“恋が愛に変わる瞬間”
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
ちゃんと想いを伝えることの大切さを知りました
――13年後の日向くんを杉野遥亮さんが演じられておりますが、杉野さんとはお会いになりましたか?
齋藤「事前にお会いする機会はなかったのですが、撮影の序盤に日向くんの醤油工場のシーンがありまして。その撮影の前日に醤油を作る攪拌(かくはん)作業の練習の時間を作ってもらったときにお会いすることができました」
――杉野さんの印象は?
齋藤「背が高くてかっこいいって思いました。大人になった日向くんを杉野さんが演じると聞いたときは、ちゃんとバトンが渡せるように頑張りたいなと思いました」
――映画のタイトルの「ストロベリームーン」は“6月の満月”を指す言葉だそうですね。この言葉は知っていましたか?
齋藤「原作を読むまでは知りませんでした」
――見ると恋の願い事が叶うと言われていますが、今、齋藤さんが願い事をするとしたらどんなことを願いますか?
齋藤「この作品がたくさんの人に観ていただけますように」
――二人の絆をつなぐものとして手紙がありましたが、現代だとなかなか手紙をやりとりすることはないと思います。齋藤さん自身の手紙に対する想いを教えていただきたいです。
齋藤「僕も普段、手紙をやりとりすることはないので、この作品をきっかけに大切にしたいなと思いました。今回の作品ではクランクアップのときにスタッフのみなさんやキャストのみんなに手紙を書いてお渡しすることができたんです」
――手紙を送ったみなさんからの反応はいかがでしたか?
齋藤「あとで感想を送っていただいたりしました。実際に手紙を書いてみて、やっぱり(手書きの)文字でしか伝わらないものもあるんじゃないかなと感じましたね。でも、最近はなかなか書く機会がないので、この大切さを見失わないように、自分でもちょっと頑張りたいなと思いました」
――作品の中では限られた時間の中で精一杯思い合う姿が描かれていましたが、ご自身の恋愛観に影響はありましたか?
齋藤「好きな人が半年の命ということもあって、自分の恋愛と重ねるということはありませんでしたが、演じてみて“ちゃんと想いを伝える”ことは大事だなというのはすごく感じました。それは恋愛だけでなく人間関係全体に対して言えることだと思います。自分一人で生きているわけではないので、周りにいる方たちを見失わないようにしたいなと思いました」
――smartは10代、20代を中心に幅広い世代の方に支持を受ける雑誌なのですが、この作品をどのように楽しんでほしいですか?
齋藤「世代を問わずに楽しんでいただける作品だと思います。原作では2人の恋愛をメインに描かれていましたが、映画では家族や友情、そして恋愛を描いていて、誰かが誰かに向かって持つ愛や想いが詰まった作品になっているので、さまざまな方に楽しんでいただけたら嬉しいです」
Profile/齋藤潤(さいとう・じゅん)
2007年6月11日生まれ。神奈川県出身。2019年デビュー以降トリリオンゲーム」(23/TBS)、「生理のおじさんとその娘」(23/NHK)、「9ボーダー」(24/TBS)ほか多数のテレビドラマに出演。映画作品では『カラオケ行こ!』(24/山下敦弘監督)、映画『室井慎次』二部作(24/本広克行監督)、などに出演し注目を集める。また、第16回TAMA映画賞 『最優秀新進男優賞』、第48回日本アカデミー賞『新人俳優賞』、第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞に史上最年少で受賞するなど2024年度だけで計5本の新人賞を獲得。さらに、2025年7月からは連続ドラマ「ちはやふるーめぐりー」(NTV)に出演。
Profile/熊谷隆志(くまがい・たかし)
1994年スタイリストとして活動を開始。1998年フォトグラファーとしての活動もスタート。 広告・雑誌等で活動するかたわら、様々なファッションブランドのブランディングやショップ内装、植栽のディレクションなど、幅広い分野で活動。
公式Instagram@takashikumagai_official
令和一泣けると話題の純愛小説を実写化した映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』が現在公開中
【STORY】
桜井萌(當真あみ)は、小さい頃から病弱で学校に通えず、友達もいないまま、毎日ひとり家の中で過ごす日々。そんな彼女の密かな夢は、自分の誕生日に、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという6月の満月 「ストロベリームーン」を見ることだった。しかし15歳の冬、萌はついに自身の余命が残りわずかであることを宣告される……。
原作:芥川なお「ストロベリームーン」(すばる舎)
脚本:岡田惠和
監督:酒井麻衣
出演:當真あみ 齋藤潤 杉野遥亮 中条あやみ 他
配給:松竹
©︎2025「ストロベリームーン」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/stmoon-movie/
公式SNS:stmoon_movie
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Photography&Styling_TAKASHI KUMAGAI
Text_REMI SATO
(齋藤 潤さん衣装クレジット)
シャツ¥32,900、パンツ¥32,900/ともにGDC、キャスケット¥15,900/CA4LA×GDC(すべてGDC 代官山店☎️080-4153-2623)、その他スタイリスト私物
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
Instagram:@remisatoh
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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