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JO1豆原一成が語る“家族”と“夢”のあたたかい関係――主演映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で見つけた幸せのかたち

執筆者: エディター・ライター/奥住 楓

中学校以来?の祖母が運転する車に乗ってのドライブ

JO1豆原一成が10月24日公開の映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で市毛良枝とW主演を務める

――家族というものの温かさが描かれている本作ですが、豆原さんご自身はご家族との関係や距離感で大切にしていることはありますか?

豆原 家族とはすごく仲が良いです。ただ、僕は連絡をマメに取るのが苦手なので、LINEとかの返事はつい適当になってしまいます(笑)。例えば体調を気遣う連絡をもらっても「大丈夫だよ〜」だけとか。でも家族のことは大好きですし、母とは一度電話をすると5〜6時間は喋り続けちゃう。たまにしか話さない分、お互い喋り出すと止まらないんです。おもしろいですよね(笑)。母も聞きたいことがいっぱいあるんだろうなと。なので電話をするときは必ずお風呂に入ってから。じゃないと入るタイミングを失ってしまうので(笑)。

――豆原さんの活動について、お母さまから感想をもらうことも多かったり?

豆原 とても言ってきます。でも、指摘というよりは「よかったよ」とかが多いですね。仕事について「こうしたら」というアドバイス的なことはあまり。というのも、昔はそう言われると「何がわかるんだよ」とつい反発してしまって、喧嘩になることが多かったんです。なので今は気を遣って言わないようにしてくれているのかなと(笑)。今は別にそういう感想をもらっても「そっか」で済むと思うんですけど(笑)。

JO1豆原一成が10月24日公開の映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で市毛良枝とW主演を務める

JO1豆原一成が10月24日公開の映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で市毛良枝とW主演を務める

――ご両親と似ているなと感じる部分はありますか?

豆原 負けず嫌いなところや曲がったことが嫌いなところは母に似ていて、ハマるとのめり込むところは父に似ている気がします。結構半々ですね。学生の頃は、何事にも父は「やってみたらいいやん」と言うんですけど、母はただ「やりたい」だけではダメで、なぜやりたいのか理由がないとやらせてもらえなかった。そこをクリアするのが難しかったです。

――お祖母さまやお祖父さまとの忘れられない思い出はありますか?

豆原 僕、本当におばあちゃん子なんですよ。小さい頃から一緒に過ごして、習い事の送り迎えもだいたいしてもらっていました。忘れられない、というと少し違うかもしれないんですけど、そういえばこのあいだ地元に帰ったときに、家の外でランニングをしていたらおばあちゃんに会いたくなって。そのまま家まで走って向かったら、おばあちゃんがちょうど車で出かけようとしていたところで、そのままお出かけに付き合って、一緒におばあちゃんの家に帰って、おじいちゃんも交えて3人で2時間くらいお喋りしました。2人は僕の活動を基本的にすべてチェックしてくれていて、カレンダーに音楽番組などの予定を書いているんですけど、それを見ながら「あれはどうやったん」「あぁ、あれはね……」とか話をしていたらあっという間でしたね。

帰りはおばあちゃんに車で家まで送ってもらったんですけど、助手席に乗るのが中学生以来で、懐かしかったしなんだか嬉しかったです。僕、おばあちゃんのことを「ばぁば」と呼んでいるんですけど、「ばぁばまだ運転できんの?」「できるよ!」とか言い合ったり、「映画も観に行ってね」と伝えました。久々にたくさん喋ることができて楽しかったです。

――素敵なエピソードをありがとうございます! 最後に、smart読者に向けて映画の見どころをお願いします。

豆原 読者のみなさんの中には、僕と同じ世代の方も多いと思います。新社会人になって働き始めたり、自立して生活するようになると、改めて家族の大切さを実感することってありますよね。僕自身もデビューのために17歳で上京したとき、それをすごく感じました。この映画では、“夢”や“家族”との向き合い方について、いろいろな角度から考えさせられるシーンがたくさんあります。この作品をきっかけに、家族への感謝の気持ちを伝えてみたり、普段は当たり前だと思っていることに目を向ける時間を持ってもらえたら嬉しいです。

Profile/豆原一成(まめはら・いっせい)
2002年5月30日生まれ、岡山県出身。サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」から誕生した11人組グローバルボーイズグループJO1のメンバー。2020年にシングル『PROTOSTAR』でデビュー。2025年4月にリリースされたベストアルバム『BE CLASSIC』は、日本国内のさまざまな主要音楽チャートで1位を獲得。同月には初の単独東京ドーム公演を成功させた。10月22日(水)には10thシングル『Handz In My Pocket』をリリース。近年は日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(24/TBS)、映画『BADBOYS -THE MOVIE-』(25)などに出演し、俳優としても活躍の場を広げている。
JO1公式X(旧Twitter):@official_jo1
JO1公式Instagram:@official_jo1

この記事を書いた人

メンズファッション誌の編集を経てフリーランスのエディター&ライターに。最近の趣味はアジア圏へふらっと旅行に行くこと、Bリーグ観戦、バレーボール。最近読んでよかった本は恩田陸さんの「spring」、観てよかったライブはタイラー・ザ・クリエイターでした!

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