カンヌを震わせた“日本の新世代”…黒崎煌代×木竜麻生が語る『見はらし世代』という映画体験
執筆者: ライター/黒川すい
まるで本物の姉弟のような表情・空気感から目が離せない
──映画を拝見して、おふたりが本当の姉弟みたいだなと感じる瞬間が多々ありました。お互いに「姉っぽいな」「弟っぽいな」と感じたことはありましたか?それぞれに対する印象などをお聞かせください。
木竜 まずおそらく顔の系統が似ているんですよね。煌代と一緒に写った写真を、私の家族に送ってみたら「似てるね~!」ってすごく言われました。あと彼はすごく素直です。最初から気さくに話しかけてくれたので、すぐに私もフランクに打ち解けることができました。私はそういう(打ち解ける)のはあんまり上手じゃないんですけど、あっという間でしたね。
黒崎 へ~!そうなんですか?僕の木竜さんへの第一印象は「初対面からすごく心を開いてくれる人だな!」でした。
木竜 それでいうと、私、初対面で煌代に笑われたんですよ。
──何かエピソードがあるんですか?
木竜 この作品への出演が決まった後、何人かでご飯会を開いたんです。「撮影より前に黒崎くんに会える!」って嬉しくて、お店に走って向かったら汗だくになっちゃって。その姿を見て、笑われました。最初にこういうカッコ悪い姿を見られてるし、それを煌代が面白がってくれたから、すぐに馴染めたのかもしれませんね。割とシーンに関する相談なんかもしたように思います。
黒崎 いっぱいアドバイスしました。
木竜 ドヤ顔するな(笑)。煌代は「主演らしいことは何もしていない」ってさっき言ってましたけど、彼が迷わずに蓮を演じていた姿にすごく励まされました。座長としてあるべき姿を無意識的にやっていたんだろうなって、素敵だなって思いました。
黒崎 ここ太字でお願いできますか?(笑)。
木竜 カットしていただいても大丈夫です。
──(笑)。黒崎さんは、木竜さんに対して「姉っぽいな」と感じた部分はありましたか?
黒崎 何でも話せる感じがお姉ちゃんっぽかったです。年上の俳優さんで、こんなにラフに話せる人はなかなかいないんですよね。そういう空気感を出してくれたことがありがたかったです。
木竜 結構ずっとお話してたよね。何を喋ったかは覚えてないくらい、とにかく些細なことで盛り上がってました。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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