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連載スタイリスト服部昌孝のマシン沼。

iriが語る“クルマと音楽”の意外な関係。愛車GolfⅡと共に歩む創作の日々

執筆者: インタビュアー・ライター・編集者/本田圭佑

“沼”にハマった男たちの偏愛談義「スタイリスト服部昌孝のマシン沼。」

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スタイリスト服部昌孝のマシン沼。VOL.14 服部昌孝とiriとマシン沼。

あいみょん、Awich、RADWIMPS、米津玄師などの人気アーティストや有名俳優のスタイリングを多数手がけ、ファッション業界にその名を轟(とどろ)かす男、服部昌孝。この連載企画「スタイリスト服部昌孝のマシン沼。」では、免許取得直後からどっぷりと“マシン沼”にハマってしまった彼が、乗り物に対して深い愛情を注ぐ方々に話を聞いていきます。

免許を取得してからまだ3年ほどしか経っていない彼ですが、興味があることをとことん追求したくなる性格も相まって、あっという間に所有マシンも増えに増え……(下記所有リスト参照)、もちろん現在も更新中です。沼にハマった人間の行動力がすごいのか、それともマシンが持つ魅力がすごいのか――。

第14回のゲストはiriさん。旧車好き?車で曲作り?彼女の新たな一面をキャッチ!

さて第14回のお相手は、シンガーソングライターのiriさん。あまり知られていないが、実は服部氏と同じくiriさんも免許取得後からマシン沼にハマった人!「iri Hall Tour 2025“Seek”」を終えたタイミングに、彼女のゆかりの地である逗子・鎌倉エリアで旧知の2人による対談が実現した。

iriが語る“クルマと音楽”の意外な関係。愛車GolfⅡと共に歩む創作の日々

【服部昌孝の所有マシンリスト】

自動車
・マツダ・サバンナRX-7(1983年式)
・フォード・エクスプローラー(2011年式)
・スズキ・ジムニー(2022年式)
・ルノー・ルノー4(1973年式)
・トヨタ・マークⅡワゴン(1990年式)
・ダットサン・240Z(1971年式)
・米国トヨタ・タコマ(1995年式)
・マツダ・ロードスター(2023年式)
・ボルボ・240 GL Limited(1990年式)
・ニッサン・キャラバン(2023年式)

バイク
・スズキ・GSX400インパルス タイプS(1996年式)
・スズキ・GSX750S3カタナ(1984年式)
・ハーレーダビッドソンXLCR(1977年式)
・ホンダ・スペーシー125 ストライカー(198?年式)
・ハーレーダビッドソンXL1200Sカスタム(紫電モデル)

心境の変化を迎えたタイミング

服部昌孝(以下、服部) 今日会ったら聞こうと思ってたんだけど、なんで俺のLINE知ってるのにいつもインスタのDMから連絡してくるの?

iri これといった理由はなくて。服部さんへの連絡はDMで慣れちゃってるだけだと思います(笑)。

服部 なんだ。俺とLINEするのが嫌なのかと思ってたから、とりあえずよかったわ(笑)。ツアーお疲れ様。どうだった?

iri すごく楽しかったです!

服部 なんか、最近のiriの曲を聴いてると、少し変わったよなって思うところがあって。

iri どういうところですか?

服部 以前までの曲は夜のイメージだったけど、最近は割と昼間の雰囲気が増えたからさ。

iriが語る“クルマと音楽”の意外な関係。愛車GolfⅡと共に歩む創作の日々

iri たしかに、サウンド的にどこか夜っぽい感じが強かったと思います。声も低めで爽やかにならないっていうのもあるし。

服部 いい声じゃん。今日来るときにさ、iriの曲を聴いてきたんだよ。

iri 珍しいですね!

服部 珍しくはないだろ(笑)。ドライブ中にかけるiriの曲、めっちゃいいなと改めて思った。なにか変わるきっかけとかはあったの?

iri シンプルにいろんな時間帯の曲を作ってみたい気持ちはあったし、永積(ハナレグミの永積崇)さんと一緒に作らせてもらった『雨上がりのGood Day』も真っ昼間のことだったことや、昨年の武道館公演を終えてから、肩の力が少し抜けたような気もしていて。

服部 気持ちに余裕が生まれたってこと?

iri そうですね。もうちょっと気楽に構えていいんじゃないかなって。

服部 俺もちょうど今iriと似たような感覚があるな。iriは31歳だっけ?

iri そうです。

服部 俺は今年で40代に突入するけど、iriも30代に入ったタイミングでなにか変化があったのかもしれないね。

iri かもしれません。って、全然車の話をしないじゃないですか(笑)。

iriが語る“クルマと音楽”の意外な関係。愛車GolfⅡと共に歩む創作の日々

服部 そう慌てるなって(笑)。ここからだから。というかね、俺はiriのスタイリングを担当するいちスタイリストだけど、親父心というか兄貴心というか、そういうのも混ざってるんだよ。最初に会ったときのこと覚えてる?

iri なにかの企画で初めて一緒になって、その後が『24-25』の撮影でしたっけ?

服部 そう。俺はめっちゃ覚えてて。というのも、これが正しい表現かわかんないけど、その頃のiriって思うことがあるけど周りには言えずにもがいているように見えてたのね。

iri 思い当たることはありますね(笑)。

服部 でも、そんなiriが俺に「私、売れたいんです」ってはっきりと言ってきたことが忘れられなくて。当時、そういうマインドの若いアーティストは俺の周りにいなかったから、「こいつ面白いな。仕事したいな」って思えた。それから俺は俺で、iriになにをしてあげられるだろうって考えながら仕事してきたつもりでさ。

iri そうだったんですね!なんか10年以上は一緒にいる気がするけど、服部さんと仕事するようになってからまだ5年くらいしか経ってないんですよね。

服部 めちゃくちゃ濃い時間だったんだと思うよ。で、環境と言えば、車を持つとライフスタイルも変わるよねっていう……。

iriが語る“クルマと音楽”の意外な関係。愛車GolfⅡと共に歩む創作の日々

iri ここで急に!?(笑)

服部 物語の冒頭はここまで。ここからが本番ですから(笑)。

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