「エイプの魅力はデザインだけじゃない」COIN PARKING DELIVERYが語る“人と人をつなぐカルチャー”
執筆者: エディター・ライター/齊藤美穂子
INTERVIEW「服をきっかけに、カルチャーが人と人をつなぐ。エイプを通して多くの方と出会いました」
――エイプとの出会いについて教えてください。
COIN PARKING DELIVERY 一番最初で言うと、洋服好きの兄がエイプのTシャツを着ているのを見たことです。僕自身は最初からエイプにハマったというより、〈ICECREAM〉が好きで、そこから調べていくうちにNIGO®さんが関わっていたすごいブランドなんだとわかった感じでした。
――どんなところに惹かれましたか?
COIN PARKING DELIVERY エイプのことをちゃんと調べていくと、スケシンさんに行き着いたんです。僕はそこまでマニアってわけじゃないんですけど、純粋にグラフィックとしてかっこいいって感じたのが大きかったですね。とにかくデザインの強さに惹かれました。
――最初に買ったのはどんなアイテムでしたか?
COIN PARKING DELIVERY 古着屋さんでシャークパーカを買いました。そこからコツコツ古着屋さんで買い集めたんですけど、美容師時代の家がボロすぎて全部かびてしまい、泣く泣く処分してしまったんです。すごくもったいないことをしたなって今でも思います。
――エイプとの思い出はありますか?
COIN PARKING DELIVERY 僕にとってエイプは人と人とのつながりがある場所でもあって、ブランドそのものというより、エイプを通して出会った方々との思い出が大きいです。僕は道で誰かに会ってつながっていくっていう文化を先輩たちから受け継げたギリギリの世代かもしれません。昔はショップに行けば必ず誰かに会えて、そこで友達ができたり情報をもらえたりして。今の若い子たちにとっては、外に出る理由がわかりづらい時代かもしれないけど、そういう感覚を、今の人たちにも少しでも伝えられたらいいなって思っています。
この記事を書いた人
出版社でファッション誌の編集を経て、フリーエディター兼ライターに。現在は雑誌や書籍、Webなどをメインに、幅広いジャンルで記事を制作。 趣味は陶芸と金継ぎ、料理、旅。2020年に移住し、湘南暮らしを満喫中。
Instagram:@hana0910
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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