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コンビニなのにレコードがバカ売れ中? 浜町で話題の“レコードコンビニ”が世界中から注目されるワケ

執筆者: ライター・コラムニスト/ミクニシオリ

若者もレコードにハマる、今らしい理由

ヤマザキショップ上総屋の店内はまるでコンビニとは思えない

進藤 DJイベントや教室には、近所のレコード好きだけじゃなく、若い方も来てくれています。僕も若い頃からレコード界隈に顔を出していますが、最近は若年化が進んでいる印象です

イベントやショップを訪れるお客さんには、レコードの全盛期に生まれていない高校生や、20代前半くらいの世代も多いそう。レコードは若い世代にとって、どんな魅力があるのかを聞いてみました。

進藤 現代は、サブスクリプションで音楽を聞くことが当たり前。音楽が手軽に聴ける時代になった一方で、若い世代からは『アナログなものとして持っておきたい』というニーズが高まっていますね。レコードジャケットの大きさも魅力の一つで、コレクションとして飾って所有欲を満たす目的で購入する人も多いです。中にはプレイヤーを持っていなくても、ダウンロードコードが付いているため、デジタルの音源は持ちつつ、物理的なレコードを所有する人もいるほどです。

それだけではなく、“ディグる”楽しさに宝探しのような体験を求めている人もいます。 安価で見つけられたときの喜びも格別ですし、インターネットで簡単に相場で買える時代だからこそ、リアル店舗での偶発的な出会いや発見が価値を持っていると思います。それになんと言っても、アナログならではの音の良さや音の鳴り方に、知らない時代の温かさを感じるという若い子もいます。

レコードコンビニでは、1枚100円からレコードが購入可能

レコード店では、店主や店員、他のお客さんとのコミュニケーションが生まれます。好きな音楽の話で盛り上がったり、知識がない人でも店員におすすめのレコードを選んでもらったりと、人との繋がりを通じて新たな音楽やジャンルに出会えることも大きな魅力です。レコードコンビニも、若者が気軽に入りやすいレコード店の一つ。昔のレコード店のような敷居の高さはなく、気軽に話せる雰囲気の店が増えていることも、若者が入りやすい理由、と進藤さん。

進藤 デジタル音源とは異なる、レコードならではの音の温かさは、一度その音を体験すると“人生が変わった”と感じる人もいるほどです。デジタルが主流の現代だからこそ、アナログならではの音質が改めて評価されていると思いますね。

この記事を書いた人

ファッション誌や週刊誌、WEBメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。

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