山田杏奈、“新時代の人魚姫”に変身!笑って泣ける映画『ChaO』で見せた可愛すぎる擬音アフレコ秘話
執筆者: ライター/黒川すい
演じる上で大切にしたのは可愛く魅せること♡
──ここからはチャオをはじめ、キャラクターたちの魅力を深堀りしていけたらと思います。改めて、チャオを演じる上で意識した点などはありますか?
山田 とにかくチャオを可愛く魅せることを大切にしました。声のトーンは高めにして、擬音なども多用しています。例えば、電気うなぎを食べるシーンで「ちゅるん」と入れてみたり、覗き込むときに「ちらっ」と発してみたり……。最初はこの擬音がどう効いてくるのかな?と思っていたのですが、映像を観るとしっかり可愛らしさに繋がっているように感じました。
──擬音はご自身で考えられたんですか?それとも台本にもともと指示書きなどはあったんでしょうか?
山田 台本には全然書かれていませんでした。監督たちと相談しながら、可愛らしい擬音をはめていきました。
──また、チャオといえば、魚の姿と人魚の姿、両方が作中で描かれているのが印象的でした。姿の変化に合わせて、魅せ方に違いを出す等はされたのでしょうか?
山田 人魚の姿のときは、ちょっと大人っぽく、落ち着いた印象で話すようにしていました。
──役との共通点もあれば教えてください。
山田 チャオはかなりパッとした明るさを持つキャラクターなので、あんまり自分とは似ていない気がしています(笑)。ただ、明るさの中にも心を許した人の前では人魚の姿になる、心配な部分があると魚の姿に戻る……など、チャオの中にある複雑な感情の機微が垣間見える場面がいくつもあって。そういった繊細なところや葛藤を拾い上げながら、演じていきたいなと思っていました。
──今、お話を伺っていると、山田さんは人魚の姿のときのチャオに似ている印象を受けました。落ち着いている雰囲気が共通しているような……。
山田 ほんとですか?でも確かに喋り方なんかは、人魚のチャオのほうが、素に近いかもしれないです。
──ステファンへの印象も伺いたいです。
山田 チャオに出会っていきなり結婚するということで、振り回されている印象や戸惑っている印象が最初は強かったですね。ですが、しっかりチャオと向き合おうとする姿勢を持っていて、“ずるくない人だな”と感じました。そこがすごく魅力的です。
──山田さんご自身の好きなタイプとも重なったりはしますか?
山田 ステファンみたいな人がいたら、一生懸命で可愛げがあっていいなと思います。嘘をつかなくて、何を考えているかちゃんと分かる人がタイプです。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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