【実録】恋愛偏差値35の僕が、AIと二人三脚でマッチングアプリを攻略してみた。
執筆者: ライター・コラムニスト/ミクニシオリ
④お悩みベースの恋愛相談
今まではデートプランやファッションなど、ウェブ上に正解とされる情報源がありそうなことをAIにサポートしてもらってきた。しかし、情緒的な「恋愛相談」はどうだろうか。AIは恋愛感情そのものを理解できるわけではないので、本当に適切な回答を得ることができるのか、気になるところだ。
上記の女性とのメッセージが、自分から送った下記のLINEを最後に止まっています。彼女にもう一度メッセージを送ってもいいですか?
「コーヒーはラテ派なんだっけ?もらったコーヒー豆で、この間白バラ牛乳でカフェラテ作ったらめちゃ美味しかった👍 ちなみに今週の土曜日は空いてる?前に言ってたカフェ一緒に行けたらと思ってるんだけど」
デートのときには楽しそうにしていた(ように見えた)のに、その後いきなり連絡が来なくなるという、典型的なシチュエーションでの相談だ。
AIからは「送ってもいいだろう」という回答があり、追撃するメッセージの例文やアドバイスも返ってきた。しかし、彼女との関係性を考えながら、吐き出されたメッセージを推敲して追撃したにも関わらず、相手から返信はなかった。
さらに追撃を無視されたことを相談すると「関係の継続は難しい可能性がある」との回答。AIの言う通りに行動してみたものの、やはり相手の感情が分からない以上、AIの筋書き通りにはいかないことはある。
さらに、こんな恋愛相談も投げてみた。
付き合いたての彼女から下記のような束縛を受けています。 彼女に束縛させない方法はありますか?
- 位置情報を共有し続けていなければいけない
- 女性のいる飲み会に参加してはいけない
- メッセージアプリを彼女が確認できるようにしておかないといけない
AIからは「今の彼女の心理」とともに、束縛させないために話し合いをする際の、伝え方のアドバイスがあった。
「冷静に話し合い、それでも変わらないなら関係を見直す覚悟も持つべき」と言われたが、素人目でも、合理的に伝えることで彼女が怒り出す可能性がある恐怖を感じた。
やはり、AIは人間の感情を理解しているわけではない。恋愛相談に対して、具体的な行動のアドバイスはしてくれるものの、その通りに行動すれば何もかもが上手くいくわけではない。特に相手の気持ちが重要なファクターとなりそうな相談事は、AIに相談しても解決可能性が高いとはいえなそうだ。
この記事を書いた人
ファッション誌や週刊誌、WEBメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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