ニオイで嫌われる前に…「頭・体・足」3大ホットスポットの夏スメハラ対策、最終警告!
執筆者: ライター・エディター/鈴木恵理子
#02 ニオイの新たな原因として注目されている「皮膚ガス」とは?
ニオイ対策というと「汗」や「皮脂」ばかりに目がいきがちですが、実は最近注目されている“見えないニオイの正体”があるのをご存じですか? アンファーの「SCALP D」商品開発担当の桜庭 翔さんに「皮膚ガス」について聞いてみました。
教えてくれたのは……アンファー「SCALP D」商品開発担当の桜庭 翔さん
「近年、スメハラ要因としてじわじわと注目を集めているのが“皮膚ガス”です。皮膚ガスとは、皮膚から自然に放出される揮発性有機化合物(VOCs)の総称で、アンモニアや脂肪酸、アルデヒド類、硫黄化合物などが含まれます。汗や皮脂が皮膚の常在菌によって分解されることで発生し、『体の中から自然とにじみ出るニオイ』とも言えます。
当社の調査によると、皮膚ガスの存在を知っている人はわずか約14%。対策が広まっていないのが現状です。特に夏場は、皮脂分泌の増加・汗腺の不安定さ・衣服による密閉環境などが重なり、皮膚ガスが放出されやすくなります。
また、食生活(油っこいものやアルコール中心)やストレス、睡眠不足などが影響して、より不快なニオイの皮膚ガスが発生するリスクも。つまり、皮膚ガスはただの汗臭とは違い、体の内側からのニオイ信号。外側からどれだけ洗ってもケアしきれない場合もあるため、生活習慣の見直しや食事改善といった内側からの対策も不可欠なのです」
これまでの「汗対策」に加え、「皮膚ガス」という視点を持つことが、夏のスメハラ対策を一段レベルアップさせるカギになることが分かります。
この記事を書いた人
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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